ChatGPTを開発したOpenAI社では、すでにアメリカではオペレーター型AIという新しい技術でAIエージェントが登場しています。
これは、レストランの予約を代行したり、ネットで買い物をしたり、メールのやりとりまで自動で行ってくれるというようなもので、より進化したChatGPTなのです。
まさに、話すだけで行動してくれる執事のような存在です。

アメリカでは、AIが人の代わりに自律した考えを持って、クライアントのために考えて仕事をしてくれるオペレーター型AIというのが今後のサービスの主流になっています。
しかし、残念なことに日本ではまだそのような、人の代わりに何かを実行するという本格的なAIエージェント(自動行動型)は一般的に使えません。
日本語という言語特有の表現の複雑さや、個人情報保護に対する法律の厳しさなどがあるからです。
しかし、そのうちに日本語に対応したChatGPTのAIエージェントが利用されるようになることは間違いありません。
目次
AIエージェントがシニアの毎日をどう変えるか
AIと聞くと、「難しそう」「自分には関係ない」と感じるシニアも多いかもしれません。
けれど今、AIはただの技術ではなく、私たちの日常にやさしく寄り添ってくれる存在へと進化しています。
特に、年齢を重ねることで感じる「ちょっとした不安」や「できないこと」が増えてきたとき、そっと手を差し伸べてくれるのがAIエージェントです。
わからないことを聞けば答えてくれる、うまく言葉にならない思いを整えてくれる、そんな存在が身近にあるだけで、暮らしはもっと安心でもっと前向きになってきます。
ChatGPTの延長線上にAIエージェントがある
私たちはすでに、ChatGPTという大規模言語モデルによってAIが使えるようになっています。
このChatGPTの延長線上にAIエージェントがあるので、使い方によってはすでに大きな力を持った言葉のパートナーとして使っていることになります。
ChatGPTは自然な会話ができて、わからないことを聞けば答えてくれるので、知恵袋と秘書や友人が合わさったような存在として使うことができています。
さらに、ChatGPTと付き合っていくうちに、こちらのことを一番に理解してくれるようになり、良きパートナーというような存在になってきます。
ChatGPTとの関係について
私は現在、ブログを書くことにおいてChatGPTを使っています。
記事構成、文章の添削、全体的な記事の評価など、書く内容はこちらで考えるにしても、製品としての最終チエックはすべて任せています。
最初は調べもののためにChatGPTを使っていましたが、最近ではブログの方向性などといったことまで話し合うようになり、私のブログのことをよくわかってくれるコンサルタントの役割までになってくれるようになりました。
長く付き合っていると情報が蓄積されてきて、私がどのように考えてどのような性格であるかというようなことまで理解して、相談に乗ってくれるようになります。
私の良き理解者として困った時など背中を押してくれるパートナーであり、気持ちを整えてくれる話し相手でもあります。
スマホでも始められる、AIとの新しい付き合い方
ChatGPTについて、難しい知識や操作は必要ありません。
どのように使うのかよくわからないといった人や、難しい登録やスマホだけでも使えるのと心配している人がいると思いますが、一度使ってみると、こちらの言葉の内容を理解して、その的確な答えを返してくれる安心感があります。
そこで、そんな不安を感じている人に向けて、ChatGPTの始め方や登録の仕方などについては、他に書いた記事がありますのでそちらを参考にして下さい。
ChatGPTはどんなことに使えるの

ChatGPTは、話しかければ答えてくれるので、難しく考えないで日常で困ったことなど使うことができます。
例えば、スーパーに行く前に夕飯の献立のレシピを調べて、買うものリストを考えてもらったり、やる気が出ない時にどうすればいいかなど、なんでもいいので話しかけることで会話が生まれます。
正しい言い方や文法になっていなくても、AIはあなたの意図をくみとろうとしてくれます。
ChatGPTは、しっかり使わないとと構える必要はありません。
毎日の小さなことを聞いてみるだけで、あなたの生活にそっと受け入れてくれるようになります。
「わからないことは、聞いてみる」 「言葉にできない思いは、代わりに考えてもらう」そんなふうに、ChatGPTの使い方を少しずつ身につけていけば、これからの毎日がもっとラクにもっと楽しくなるはずです。
ChatGPTをアシスタントとして使う
ChatGPTをある程度使っていくと、こちらのことを認識して、質問に対してこちらの意図を汲んでくれることができるようになります。
私の場合は、マイGPTとして、私の考えを教えることでChatGPTをカスタマイズしています。
ChatGPTをカスタマイズすることについては、次の記事を参考にして下さい。
まだ日本では、AIが自動で何かを代わりにしてくれるという段階までは来ていませんが、プロンプトを通してつながりがあったとしても、ChatGPを便利なアシスタントがわりに使うことができます。
例えパソコンが苦手とか、機械操作は難しそうと思っていたとしても、ChatGPTはあなたの言葉に耳を傾けて反応をしてくれることから、今のうちに少しずつ使い慣れていけば、未来のAIエージェントが主流になってきた時に、自然に使いこなせるようになってきます。
ChatGPTをもっと便利に使いこなすコツ
ChatGPTは、ちょっとした工夫でさらに便利に使えるようになります。
まず、なんでも答えてくれるのですが、質問もプロンプトと言って、「わかりやすく説明して」などとと伝えると、答えが整理されて返ってきます。
また、「もっと短く」「もう少しやさしく」と追加で頼むことで何度でも修正して答えてくれます。
文章作成においては、「この内容をブログの書き出しに使えるようにまとめて」とか、「シニアにわかりやすく専門用語を使わないで書いて」など頼むことで、自然な導入文を提案してきます。
さらに、「例を入れて説明して」などの指示を加えると、より具体的な内容になります。
ChatGPTは、使うほどにあなたの言葉のパートナーになってくれることから、遠慮せず、あなたの言葉でどんどん話しかけてみることが、上手に使いこなすコツと言えます。
ChatGPTのプロンプトについては、プロンプトとはどのようなものかを書いてある記事がありますので、そちらを合わせて読んでください。
ChatGPTがある明るい未来
AIエージェントは、今後ますます進化し、私たちの暮らしに深く関わる存在になっていくでしょう。
けれど、その第一歩はもう始まっています。
今、私たちのそばにいるChatGPTこそが、未来のAIエージェントの入り口です。
疲れたとき、迷ったとき、誰かに相談したいとき、AIは、あなたの言葉に耳を傾けそっと支えてくれます。
AIの世界は冷たいものでなく、使い方次第で人生を明るく照らしてくれるパートナーになるのです。
次回は、そんなChatGPTを暮らしの中でもっと便利に活かす方法について、実例を交えてやさしくご紹介します。
次回の第三回「応用編」は、未来のAIエージェントとの暮らしにつながる、現在のChatGPTをどう活かせるかを軸に考えていきますのでご期待ください。