ブログは、日々の出来事や個人の経験などを自由に書き記すものであり、主な目的は自己表現や記録です。
しかし、ブログで収益を上げたいと考えるならば、収益を生むための明確な目標を持たなければなりません。
収益ブログでは、アフィリエイト広告や物品販売、会員制コンテンツなどに結びつけて、どのように訴求効果として収益を得ることができるかを戦略的に考えます。
そこが、一般的に考えられているブログと収益化を考えるブログとの違いであります。
単に情報を発信するだけでなく、ブログを「事業」として位置づけ、経済的な経営戦略を取り入れることで収益ブログとして価値を見出さなければならないのです。
今回、収益を上げるためのブログの始め方として、経営戦略の観点から考えてみることで、収益を生むためにはどのような方法が必要かといったことを考えてみることにしました。
目次
収益ブログの経営戦略
ブログを始めるにおいて、どのような方法でどのように収益を上げるかなど考えることを収益ブログにおける事業計画とします。
この事業計画では、ブログから収益を上げる方法として、何を販売して誰にどのように商品を買ってもらうかということを考えておかなければならないのです。
そして、そのような考えの基にブログジャンルの設計から考えておかないと、ブログをやみくもに書いてもそこから収益を得ることはできないのであって、このことを最初に考えるのが収益ブログにおける経営戦略ということになります。
私が書いているブログは、定年退職して何もやることがなくなったシニアが、老後のために何を目的に生きるべきかを書いています。
私と同じ年代の人が、趣味や学びを通じて充実した生活 を送れるように、役立つ情報を提供することを目指しています。
このように、ブログには何をどのような目的で書くかということがなくてはならなく、それを書くことで読者に対するブログの統一感とともに必要とされるブログとなるのです。
収益ブログの目標戦略
ブログが成功するためには、事業経営として目標戦略を考えることから始めます。
目標戦略として一年後に一日300PVを確保して、月に10000PVのアクセス数にするといった目標を立てます。
そのことによって月に5万円を稼ぐという目標を考えます。
そして、その目標のためにはどうすればいいかといったことを考えることで、実際にどのように動くかということが見えてきます。
つまり、目標を立てることによって何を行うかということが分かって、そのためにはどうすればいいかといったブログ運営の方向性を決めることができるのです。
そこで、私のとった行動としては、ブログと同時にXを同時に始めて、そこからいろいろな人に自分のブログを知ってもらうことを始めました。
目標は最初から大きなものにしないで達成可能なものから始めて、徐々に目標値を上げていきます。
あまりにも高すぎる目標は挫折につながりやすいため、段階的に達成可能な目標を設定しながら大きな目標へと上げていくのです。
目標設定は自分のモチベーション維持にもつながるからです。
読者の設定と市場調査
事業を始めるには、誰にどのようなものを販売するかを考えて市場調査を始めます。
市場調査とはマーケティング戦略のことで、何がどのように求められているかなどを調べるのです。
ターゲット層の年齢、性別、興味関心、抱える問題点などを具体的に設定しそのニーズを理解します。
この事をペルソナ設定と言って、このような想定した人に向けてブログを発信することで、何が求められているかということが絞りやすくなります。
ブログはあらゆる人に向かって書くのではなく、ターゲットを絞ることで、その人がどのように疑問に感じたり知りたいといったことを想定しやすくなるからです。
つまり、相手が求めていることを提供することを調べることをマーケティング戦略ということになるのです。
ターゲットが求めている情報や競合ブログの内容を分析して、独自の価値を見つけることは収益ブログにおいては重要なことで、ターゲットである読者を明確にすることは、その人のニーズを満たすコンテンツを提供することができるからです。
経営戦略における顧客満足
ターゲットに対して共感を呼び起こすために、読者の悩みや関心事に寄り添う姿勢が求められることから、SNSやフォーラムなどでターゲットの声を拾い、実際にどのような問題を抱えているかを理解することがマーケット戦略です。
つまり、読者が悩んだり疑問に感じていることを調べて、その答えを提供することができれば読者は満足します。
この事を、経営戦略における顧客満足と同じということになります。
マーケティング戦略における市場調査から、何を読者は求めているかを知り、そのことがブログで解決することができれば、読者はそのブログのファンになってくれるのです。
このように、読者が何を求めているかを知ることと、その求める答えを提供することがブログを書く目的といえます。
ブログのコンテンツ戦略
コンテンツ戦略とは良質なブログ記事を作成するための方針であり対策です。
コンテンツはターゲット設定を基に提供する情報のテーマであって、信頼性の高い情報として読者に提供するということです。
そのことを書くことで読者に愛されるブログを作ることができ、このブログで問題解決に繋がったとなれば、読者はそのブログに信頼を寄せてくることになります。
ブログを書くということは、このことができなければ意味がないことから、そのブログが何を読者に提供することができるかというブログの価値を考えることがコンテンツ戦略ということになります。
そして、コンテンツが一般的なものであれば、数多くの人がブログを読んでくれるのです。
さらに、その中でも特化したテーマを選ぶことで、ターゲットを絞り込むことができることになります。
「パソコン」というキーワードにおいて、パソコン全般なことは多くのブログに書かれていることから、その中でも「パソコン、修理」といった絞り込んだテーマにすることで競合が少なくなり、読者もパソコンの修理について知りたいと考える人にとっては、差別化戦略として調べやすくなります。
これらのことを考えることでターゲット読者を絞り込むことができれば、読者の求めに沿った記事を提供することができ、ブログの差別化ができるのです。
このことは、差別化戦略としての特化性と言えます。
ブログの記事は、問題提起から解決策の提示までの流れを意識し、読者が知りたい情報を提供することであり、その中でもテーマを絞り込むことで、読者の目に止まるようなブログを作ることができるのです。
SEO対策とキーワード設定
収益ブログでは、検索エンジンからの流入を増やすためにSEO対策が不可欠です。
これをしなければブログに読者が辿り着かないからです。
ターゲットとなる読者が検索しそうなキーワードを調べて、それを基に記事の内容やタイトルを決めます。
前にも書きましたが、キーワードとは読者が調べたい疑問に含まれる言葉のことです。
つまり読者が、「パソコン」のことを調べたい時に、ブログの題名に「パソコン」という言葉が入っていると、検索エンジンのキーワードが一致して読者がこちらのブログにたどり着くことができます。
したがって、題名にキーワードを含めることは重要で、読者が検索したいキーワードを想定して書くということが重要なことになるのです。
つまり、ブログの題名はブログへの案内板のようなもので、キーワードを含んだ題名によって読者はあなたのブログを見つけ出す事ができるということになります。
このような一連のことをSEO対策と言います。
検索エンジンに載るにはコツがいる
あなたがネットで何かを調べたいときには、Googleの検索エンジンに、あなたが知りたいワードを書きます。
その書いた文字から、Googleはいろいろなブログ記事を探し出してくれます。
そのきっかけになるのがブログに書かれた題名などにあるキーワードです。
したがって、あなたが書くブログは、検索意図が含まれたキーワードが含まれたタイトルでなければならないのです。
このことからブログのタイトルは思いつきではなく、検索のワードが入った題名にしなければなりません。
タイトルに検索されやすいワードを含める
Googleの検索エンジンに載るための方法をSEO対策と説明しましたが、その方法として題名にキーワードを含める事で検索エンジンのその項目に掲載することができます。
したがって、そのキーワードは読者が多く検索するようなキーワードを含めることが重要です。
読者がどのような方法でキーワードを調べているかを考えて、よく使われるキーワードにすることがあなたのブログが見つけやすくなるからです。
この見つけやすいキーワードを調べるのに、無料のキーワードツールとしてGoogleキーワードプランナーやラッコキーワードというものがあります。
ラッコキーワードやキーワードプランナーを使うことで読者が何をよく調べているかということを見つけます。
それを使うことで、自分が書こうとする文章の関連するキーワードを見つけ、ブログ内で効果的に使うことで、検索順位を上げてアクセスをしやすくします。
このように、SEOの基本を押さえた上で、コンテンツを更新する際にも検索エンジンのキーワードを意識して、常に適切な対策を講じることが大切です。
そして、Googleの検索エンジンに載せるために、SEO戦略はPDCAサイクルを回しながら、継続的に改善することで上位にいることが、ブログから収益を得る方法として重要であると考えておかなければならないのです。
SEO対策については、他の記事に詳しく書いてあるのでそれを参照にしてください。
分析と改善としてPDCAサイクル
ブログを始めた後は、アクセス解析ツールを使って、どのページがよく見られているか、どの収益化手段が効果的かを確認して、最も効果的な方法でブログが収益できるように考えます。
そして、分析結果を基にコンテンツを改善し、読者にとって価値のある情報を提供することで、ブログの収益化を最大限にするようにします。
これには、PDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)を回して、継続的にブログを成長させる取り組みが必要です。
例えば、人気の高い記事をさらに充実させたり、成果の出ていない記事をリライトして改善したりすることで、読者のニーズに応え続けることをするのです。
収益化の効果を分析する際には、どの収益手段が最も効果的かを把握し、その収益手段に注力することで収益の効率を高めることができます。
PDCAサイクルを効果的に活用することで継続的な改善が可能になり、このようなサイクルを繰り返すことで、ブログの収益性や顧客満足度を高めていくことができることになります。
競争と差別化戦略
収益ブログを運営する上で、他のブログとの差別化は不可欠です。
競合を分析し、自分のブログがどのようにユニークな価値を提供できるかを考える事をします。
差別化のためには、専門性のある分野での知識を深めることも有効で、例えば、特定の業界に関する知識や資格を活用して、他のブログとは一線を画す内容を提供することで読者の信頼を得ることができます。
また、ビジュアルコンテンツを積極的に活用し、読みやすく理解しやすいレイアウトを心がけることで、他のブログとの差別化を図ることが可能となるのです。
差別化戦略の一環として、顧客満足を意識したコンテンツ作りが重要です。
読者のニーズを満たすだけでなく、期待を超える価値を提供することで、リピーターを増やし競合との差を広げることができるからです。
事業は1日にしてならず
収益ブログで結果を出すためには時間がかかるということを覚えておいて下さい。
初めはアクセスが少ないのは、多くの人に知られていないからです。
継続して質の高いコンテンツを書き続けることで、Googleからも認識されるようになれば、あなたのブログの検索順位が上がってきます。
目標を見失わずに粘り強く運営を続けることで、徐々に読者が増え続け収益も生まれるようになってきます。
何事もすぐには結果が出ないのです。
ブログにおいては、継続こそ力であるので毎日続けることが大事で、そのためには行動計画を立てましょう。
たとえば、「毎日3時間はブログの執筆を行う」「週に2記事は投稿する」などの具体的な行動計画を立てることをします。
ほとんどの人は結果がでないからと諦めて辞めてしまうのですが、収益を得るのは時間がかかるというのは仕方ないことで、芽から花が咲くまでは時間がかかるのと一緒です。
収益ブログを始めるということは、育つまで待たなければならないことと、その間に経済的視点を持ちながらマーケティング、顧客満足、特化制と差別化、PDCA戦略といった経済的な視点を取り入れることで、ブログをじっくり育てながらやっと花を咲かせることができるのです。
収益ブログを始めるということは、単なる趣味として書くブログと違って、いろいろな事を考えながら見守り育てなければならないということです。
収益化の手法として経済の観点からブログを考える
収益化の手法を取り入れたブログ運営は、単なる趣味や日常的な記録と異なり、事業経営と同じ視点で捉える必要があります。
経済戦略の観点から見た場合、収益ブログはビジネス計画と同様の考え方が求められています。
例えば、アフィリエイトリンクを通じた商品やサービスの紹介、広告バナーの設置、独自の商品やオンライン講座の販売といったさまざまな収益手段を組み合わせることで、収益の多様化と安定化を図ることが出来ます。
このような多角的なアプローチは、経営戦略で言うリスク分散や持続可能性の確保にあたります。
さらに、収益化の手法を導入する際には、単に収益を得ることを目的とするのではなく、読者にとって価値のある情報や商品を提供し、顧客満足度を高めることが不可欠です。
読者の満足度が向上することで信頼関係が築かれリピート訪問がなされれば、購入に繋がり結果として収益が安定してきます。
このように、収益ブログを運営することは、単なる情報発信を超えて、ビジネス経営の一環として計画的に進めるべきものであると言えるのです。
ブログに経済的な視点を持つことで、収益ブログは日常的なブログとは異なり、しっかりと収益を生む「事業」として捉えることができます。
老後の挑戦として、資本があまりかからないブログで収益を得る事業を考えてみませんか。
これは、単なる趣味の延長ではなく、事業経営としての確固たるビジョンを持つことが、収益ブログの成功に繋がるポイントとなります。