ChatGPTには、有料版というのがあって20ドル払うとGPT-4という、無料版より精度の高いものがあります。
これにはプラグインといって、日本語を生成して質問に答えてくれる以外に動画を作ってくれたり、専門的な論文を書いてくれたりという拡張機能が付いています。
例えば、コピーライティングに特化したものや、図形やグラフなどを書いてくれたり、財務ウィザードといって株価相場を予想してくれたりします。
すべてのプラグインを使い慣れていないので、これから徐々に使いながらそれらの得意とする作業を説明していきますが、今回は、原題写真をアップすると、その写真を漫画にしてくれるプラグインを使ってみることにします。
写真からイラストにしてとか、メルヘンぽくとか、いろいろと指示を出すとそのような画像を作ってくれます。
ちなみに指示を出すように質問することをプロンプトと言うのですが、ChatGPTがうまいように機能するには、プロンプトの質問の仕方で大いに変わってきます。
このプロンプトが、的確な指示であればこちらが望むようなものを作ってくれるので、指示の仕方で作品がいかようにも変化することが、ChatGPTの面白いところです。
自分の写真を漫画化してみる
今回はこの「Cartoonize Yourself(自分を漫画化してみる)」というプラグインを使ってストーリー漫画を作ることにします。
そこで、このサイトにも載っている私のプロフィール画像を、ディズニー映画のアニメ風にしてほしいとプロンプトとして指示を出しました。
すると生成AIはこのようなアニメのキャラクターを作ってきたのです。
なんだか私の写真には似ても似つかわしくないキャラクターを仕上げたのです。
私の写真を見ると、頭の毛などに気を使ってくれたのだと思いますが、ディズニー漫画に出てくるような研究者のようなイラストています。
この研究員のキャラクターを主人公に、仕事場に迷い込んだ実験用のウサギとの愛情物語をアニメ化したいとChatGPTに指示を出しました。
すると、ChatGPTはアニメのストーリーを考えることをくれたのです。
タイトルは、『研究室の奇跡』というものでした。
『研究室の奇跡』
第1話:運び込まれたウサギ
- 主人公、研究員の渡辺博士は、医学研究の世界で知られた科学者です。
- ある日、研究実験のウサギが持ち込まれました。
- 博士はウサギをケージから出そうとして、捕まえ損ねて研究室の中をウサギは自在に逃げ回るのです。
第2話:意外な仲間
- ウサギは博士が開発した新薬の実験に使われようとして運び込まれたのです。
- 捕まえてケージに入れられたウサギを見ながら、研究を続けるるのですが、なかなか研究が進まない中、博士はその一匹のウサギが愛おしくなってしまいました。
- 愛らしいウサギに、博士は「ロック」と名前を付けて、可愛がるようになり公式に研究室の一員とするのです。
第3話:新しい発見
- ロックは博士の実験を研究室の片隅で見ています。
- 博士とロックの絆は深まり、いつしかウサギは研究室のマスコットになりました。
- さらに、ロックが来てから博士の研究にも熱が入り、新たな発見を掴む事ができたのです。
第4話:危機一髪
- ある晩、研究室に火災が発生します。研究室にはケージの中にロックが残されていました。
- ロックを救い出すために、博士は研究室に駆け戻ります。
- 二人は辛くも脱出するのですが、博士の研究データは失われてしまいます。
第5話:心の絆
- 研究のやり直しを余儀なくされる博士ですが、ロックがそばにいるおかげで頑張ることができました。
- 博士はロックとの日々が、最も大切な「発見」だったことに気づくのでした。
- ロックがいつも見守ってくれていたおかげで、博士は新たな研究成果を発表する事ができたのです。
最終話:未来への約束
- 博士はロックと共に、科学と心の絆の重要性を世に広めるための講演を開始します。
- それは、人間の幸せのために小さな命を実験台にして掴む栄光より、命あるものが思いやる気持ちこそ大事であるという事がわかったのです。
- ロックと博士の絆は、命あるものすべての共生こそ大事であるということを教えてくれています。
これは、科学の厳しさとウサギとの優しい絆を描いた心温まる物語で、科学的な進歩と同時に、人と動物との関係性の深さも探究することで、視聴者に多角的なメッセージを投げかけます。
ChatGPTは、このようにこの物語のストーリーを結んでいます。
博士に寄り添うウサギのイラスト
博士と一緒に登場するウサギのイラストを描いてもらうようにChatGPTに頼みます。
するとChatGPTは、ウサギの写真があればキャラクターデザインを考えますと返事してきました。
そこで、わが家で飼っているウサギの写真をChatGPTのチャットウインドウに写真を貼り付けました。
ウサギの写真を送ると、次のようなディズニー風のキャラクターのウサギが出来上がりました。
それがこのようなウサギのキャラクターのディズニーアニメ風のイラストです。
このキャラクターで絵本を作る
写真からこのようなディズニー調のキャラクター漫画ができたので、この主人公を使って絵本を作ることにします。
博士である私のイラストとウサギのキャラクターデザインで、ストーリーに合わせて画像を生成してください。
するとChatGPTは、博士とウサギのキャラクターの二人の絆が感じられる、暖かい雰囲気の研究室の中での一コマを表現しましたと、次のような画像を生成してきました。
次に私は、
火事からウサギを助け出す画像を作ってもらえますか。
すると、博士がウサギを燃える研究室から勇敢に救出する緊迫した瞬間を描いたイラストが完成しましたと、次のような画像を生成してきました。
このように、ChatGPTによってあなたが気に入ったストーリーの絵本を作る事ができるのです。
ChatGPTを使うことで、あなたの創造力が発揮できる絵本を作って、読者である子どもに感動させてください。