記事内に広告が含まれています。

高齢者とキャッシュレス決済

今日のニュースで、埼玉県の運転免許の更新に、印紙などの支払いは現金払いをやめて、すべて電子マネーかクレジットカード払いということになったということが取り上げられていました。

政府のデジタル化の方針を後押しするためということですが、電子決済などクレジットカードやスマートフォンを持たない高齢者は切り捨てられたのと同じです。

私たちの生活は、デジタル化の波によって大きく変化しています。

使ってみると便利なものなのですが、電子マネーの使い方など分からない高齢者にとって、最初から学び直すのは大変な労力を必要とします。

長年、現金支払いだけで生きてきた高齢者は、デジタル決済の導入は馴染みにくいものかもしれませんが、子供の頃からデジタルに慣れ親しんできた今の子供たちが大人になった時は、世の中は大きく変わるかもしれません。

ただ、現在では高齢者だけでなく、デジタル化に慣れていないすべての世代にとっては馴れるまで時間がかかるのと、世の中すべてがカード決済に対応していないことから、普及するには時間がかかるのではないでしょうか。

今回のこのブログでは、デジタル社会に対応するキャッシュレス決済について、高齢者の立場から考えてみることにします。

政府がキャッシュレス決済を押し進めるのは、お金の流れが全て分かることから、脱税などできない世の中になることを狙ってのことです。

現金だとどうしても誤魔化したり、お金を隠し持ったりすることから、政府はデジタル化を推し進めることでお金の透明性を考えているのです。

日本経済においても、お金の動きから経済社会が見えてくるからです。

しかし、長年にわたり、多くの高齢者は現金決済に慣れ親しんできたことから、手元に現金があるということは安心感につながるのです。

この現金に対する親しみや信頼感は、具体的な紙幣や硬貨を手に取ることで支出を実感できるという点に起因しています。

現金を使うことで、支払いを直感的に把握し、金銭管理を行うことができるのです。

デジタル決済は数字が動くだけで、お金に対する実感が沸かないということも事実です。

スマートフォンやカードを使った電子マネーサービスなどは、利便性や効率性を大幅に向上させているのですが、高齢者にとってはいくら使ったか実感が沸かないのです。

電子的な方法での支出は、現金を使うときのように直接的な「支払いをした」という感覚が得られないため、お金に対する信頼が生まれないということです。

しかし、スマートフォンの普及が高齢者まで浸透してきたことから、慣れれば電子決算も手軽で便利ということが分かれば普及すると思うのですが、ハードルはなかなか高いのではないでしょうか。

しかし、交通機関を利用するときのSuicaをはじめ、セブンイレブンでの電子決済は、高齢者でも便利に使っていることから、なれればキャッシュレス決済は簡単で便利であると思うはずです。

このような背景から、高齢者がデジタル決済に適応するためには、少しづつ浸透していくことと適切な対応とサポートが必要になってきます。

現代がデジタル決済への移行期であるために、高齢者が新しい決済方法に慣れることを手助けすることで、電子決済は一気に広まっていくのではないでしょうか。

あるスーパーマーケットでは、レジを無人化にしてクレジットカード払いに統一しました。

品物のバーコードを自分でかざして清算をして買い物をするのです。

最初は戸惑っていた高齢者もやっていくうちに、今では簡単にできるようになっています。

無人化によりスーパーは人件費の削減につながり、その分、商品が安くしたことからカード払いのお得感が浸透して高齢者でも無人対応レジを使うようになったのです。

それにお金の集計などの事務作業が簡単にできるようになったことで、スーパーとしてもキャッシュレス決済のメリットは大いにあったのです。

見ていると、かなりの年配な人でも、スムーズにバーコードをかざしているのは驚きです。

ここのスーパーでは、カード払いだと使いすぎるという意見から、先に現金をチャージしてから使う前払い形式の楽天Edyのようなプリペードカードを使えるようにしています。

慣れれば現金よりも使い勝手の良いキャッシュレス決済は、高齢者の味方でもあるのです。

このキャッシュレス決済の普及は、高齢者にとって複数の意味を持ちます。

現金を携帯する必要がなくなることで、安全性が高まるとともに、財布から現金を取り出す手間が省けることから高齢者にとっては大きな利点となります。

また、キャッシュレス決済の多くは、支払い履歴をデジタルで管理できるため、家計管理が容易になります。

しかし、多くの高齢者が、新しい技術に対してなじみが薄く、デジタル化の操作に不安を感じるのは、オンライン詐欺や個人情報の安全性に関する懸念があるからです。

特に高齢者においては、操作一つの間違いから大金が騙し取られる可能性があるのではないかと思うからです。

キャッシュレス決済が簡単で便利であることから、詐欺にも狙われやすいのではないかと安全性に疑問が残るのです。

銀行の引き下ろしについても、現金引き出しのために窓口に並んで待た無くなった便利さはあっても、犯罪で騙し取られるというようなことが起こります。

カード会社ではいろいろなセキュリティ対策が施されているのですが、高齢者の口からパスワードなどが漏れてしまった場合、カード会社としてはどうすることもできないのです。

これはカードの使いやすさも必要であることから、パスワードだけで使えるようになっていることが原因としています。

そこで、最近では、クレジットカードには番号が書かれていないものや、顔認証でないとスマホの画面が開けないことから、高いセキュリティを保てるシステムも開発されています。

しかし、セキュリティを追求すると使いづらくなり、高齢者にとっては分かりづらいいのです。

簡単な操作性を求めると安全対策が保てなくなるといった矛盾があるのは致しかないのかもしれません。。

これらの点を踏まえると、高齢者に使いやすいキャッシュレス決済システムは、操作の容易さ、セキュリティの強化性、そして財務管理のしやすさを兼ね備えている必要があります。

そこで、現段階では高齢者にとって使いやすいキャッシュレス決済の方法の一例としては、事前にチャージするプリペイド式の電子マネーが良いかもしれません。

これは、使用する金額を事前に決めることができ、余計な支払いの心配がないため、騙されてカードを盗まれても一定額しか使えないからです。

今後、技術の進化や市場の変化に伴い、さらに便利で安全なキャッシュレス決済方法が登場することが期待され、より安全で使いやすいキャッシュレスの実現に向けて進んでいくことが求められているのです。

日本では数多くのキャッシュレス決済が使われていますが、その種類を大きく分けて5つあるので書いてみることにします。

クレジットカード決済: クレジット会社に登録してクレジットカードを作ります。そのクレジットカードがあれば、店舗でのカード差し込みやタッチ決済、オンラインでのカード情報入力など複数の支払いに対応しています。クレジットカードは、後払い方式で利用した金額が後日引き落とされます。

QRコード決済: スマートフォンに表示されたバーコードを店舗側が読み取るか、または店舗が提示されるQRコードをスマートフォンで読み取って支払う方法です。代表的なものがPayPayやLINE Pay、楽天payなどです。

電子マネー決済: SuicaやPASMOなどの交通系、またはWAONやnanacoなどの流通系の電子マネーがあります。チャージしてからその金額分を使う、前払い方式のプリペードカードのことを言います。

スマートフォン決済: スマートフォンにインストールされた専用アプリを利用して支払いを行います。Apple PayやGoogle Payなどが代表的です。クレジットカードをスマートフォンに紐づけしておいて、タッチ決済として使うことができるのです。

デビットカード決済: クレジットカードに似ていますが、利用した金額が即時に銀行口座から引き落とされるのが特徴です。使い過ぎを防ぐのに適していて、銀行口座にある残高分しか使うことができません。

ここにあるように、キャッシュレス決済は大別して5つの種類があり、これらに加えて、各企業から様々な種類に合わせたサービスが提供されています。

相当数のキャッシュレス決済サービスが世の中に出回っていることから、高齢者は何が何だか分からないというようなことが起こります。

それぞれのやり方が違うこともあって、複雑すぎて分からないから使わないというのが高齢者の本音でもあるのです。

しかし、キャッシュレス決済の中でも、特にQRコード決済は、その手軽さから田舎町の小さなお店や縁日の屋台、さらには神社のお賽銭などにも使えることができるのです。

スマートフォンさえあれば認証端末が不要であるために、導入の敷居が低く、小規模な商店や個人経営の店舗でも容易にキャッシュレス化を図ることができています。

このように、キャッシュレス決済の普及は、消費者と事業者双方にとって多くのメリットをもたらしていることから、これから進化と共にますます普及していくと思われます。