老後を楽しむためには、自分がやりたいと思った趣味を見つけることが大切です。
山登りやハイキング、ゴルフやテニスなど、外に出て自然と触れ合いながら楽しめるスポーツは、身体的なリフレッシュだけでなく、精神的にもリラックスできる効果があります。
頭を使った創造的な活動も老後生活に活力を与えてくれることから、私のようにブログを書くことや写真撮影、趣味の俳句など、自分の感性を表現する楽しみなど、新しいスキルを学びながら進められて楽しいものです。
特にブログは、自分の経験や知識を発信する場として、他者との交流のきっかけにもなります。
他には、YouTubeで動画を作成するのも、新しいチャレンジとして楽しい趣味となるでしょう。
高価な機材がなくてもスマホ一台あれば動画を撮ってYouTubeで配信することができます。
スマホの中にある編集機能を使えば、見慣れた近所の風景をタイトルなどを入れて編集すれば立派な動画配信となります。
脳トレとして数独やクロスワードパズルなどの知的ゲームは、脳を鍛えるだけでなく、集中力や記憶力の維持にも役立ちます。
「大人の算数やりなおしドリル 」という本が人気になっていて、小学生の算数をもう一度習うことで脳を活性化させるということです。
このように、本屋には大人の脳トレの本がたくさん出ています。
東北大学 川島隆太教授が監修した脳ドリルの本も人気です。
あなたが、何かに興味をもってやろうとすれば、それが老後をより楽しく過ごす時間として満喫することになるのです。
高齢者が脳トレにはまる理由
高齢者が脳トレにはまる理由はいろいろと考えられます。
高齢になると脳の機能が少しずつ低下することがあり、判断などが衰えてきます。
脳トレはその衰えを遅らせたり、改善したりする可能性があるとされています。
脳トレを行うことで、記憶力、注意力、問題解決能力などが向上し、日常生活がよりスムーズに過ごせるようになるため、高齢者にとっては魅力的な趣味といえるかもしれません。
脳トレのパズルやクイズに取り組むことは、自分に対する挑戦になり、問題を解いたときの達成感は忘れられません。
脳トレは、身体の運動と同じように「脳の運動」として捉えられており、日々の健康維持の一環として取り組むことができます。
このようなことから、脳トレは、単に楽しむためのゲームやパズルだけでなく、高齢者にとって日々の生活をより豊かにする手段として受け入れられているのです。
算盤を使った脳トレ
むかし小学生の頃やっていた算盤も、単なる計算道具ではなく、認知能力を総合的に高めるための有効な手段として、特にシニアにおすすめしたいアイテムの一つです。
算盤の魅力は、そのシンプルさにあります。
算盤を使った計算は、紙や電子計算機を使う計算とは異なり、珠を指で動かすことで数を視覚的、触覚的に捉え、そのことが脳を刺激することにつながります。
さらに、算盤の操作は記憶力と集中力を要求することから、これらの動作が認知機能の維持と向上につながるということで、定期的に算盤を使って計算をすることは、脳の老化に伴う認知機能の衰えを予防するという効果が生まれるのです。
算盤について
算盤は、数を計算するための伝統的な道具で、特にアジアの多くの国で長い間使用されています。
この道具は珠を動かすことにより、加算、減算、乗算、除算などの計算を行います。
特に日本の算盤は、それぞれ棒に4つの珠と区切られたところに一つの珠があり、この配置が計算の効率を高めています。
算盤の歴史は古く、その起源は中国に遡ることができます。
中国で発明された後、算盤はシルクロードを通じて日本を含む他のアジア諸国へと伝わりました。
日本には1570年頃の室町時代に伝わったとされ、その後、日本独自の改良が加えられ現在の形に進化しています。
日本の算盤は中国の丸型の珠ではなく、弾きやすい菱形に改良され、より迅速かつ正確な計算が可能となり、商業の発展に大いに貢献したのです。
昭和になって算盤は小学校の教育ツールの一つとなりました。
子供たちの算数教育において、計算能力や集中力、記憶力の向上に役立つとされたからです。
しかし、現代ではデジタル技術が発展したことにより計算機として使われなくなりましたが、今日でも、数字を記号と捉えるのではなく、数として認識することができる算盤は、脳のトレーニングに重要な役割を果たしているということで見直されるようになったのです。
算盤が脳に与える影響
算盤の使用は、脳にとって多くの利点があります。
算盤はただ珠を動かして計算するだけでなく、脳の多くの領域を活性化し、全体的な認知機能能力を向上させます。
算盤を操作する動作において、指と目を動かすことで神経系を刺激し集中力や記憶力を刺激します。
その結果、算盤を長期間にわたって使うことで、日常生活における記憶力や意志決定のプロセスを強化することになるのです。
これらの点から、算盤の操作は脳を刺激することで脳の健康を維持し、さまざまな認知能力を向上させるための効果的な手段として推奨されるようになりました。
このような理由から、算盤は単なる計算ツールではなく、脳を鍛えるツールとしても非常に価値があるものなのです。
算盤の練習
算盤の練習は効果的に進めるために、毎日少しずつ行うことが大切です。
特にシニアにとっては、脳の老化を遅らせ、認知症のリスクを低減する可能性があることから、日常的に算盤を使って計算問題に挑戦することが脳を刺激し健康を保つのに役立つのです。
このような利点を踏まえて、算盤の練習を日課として取り入れることをお勧めします。
その結果、集中力や記憶力も向上し、脳の健康と全体的な認知能力の向上につながるからです。
練習に慣れてきたら、タイマーを使って時間を計りながら計算をする方法も効果的です。
今からでも遅くないので、算盤を手に取り新たな学びを始めて、活動的で健康な脳を維持する第一歩を踏み出してみませんか。
あなた自身のため、算盤を用いた脳トレーニングを生活の一部にすることで、老後を活き活きと過ごすことができるのです。
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