現代社会ではクレジットカードが提供する利便性は、シニア世代にとっても大きな魅力となっています。
特にシニア世代にとって、かつては現金主義が主流でしたが、ネットショッピングの普及や公共料金の支払い、さらには役所関連の手続きまで、クレジットカードでの支払いが増えてきました。
さらに、病院や薬局などでもクレジットカードが使える場所が増え、毎月の診療費や薬代も現金よりクレジット払いで管理する方が便利だからです。
しかし、クレジット払いに慣れていない人にとっては、クレジットはいくら使ったか分からなくなるという意見や、借金しているようで後から請求が来るので不安を感じるといった人がいるのも事実です。
だからといって、クレジットカードを使いこなせれば非常に便利で、ポイントが貯まるなど節約にも大いに役立つメリットがあります。
今回のこのブログでは、シニアでも簡単に利用できるクレジットカードの活用法について紹介していきます。
シニア世代でも安心して利用できるクレジットカードの使い方やその便利さ、節約生活への有効活用方法についてなど、シニア世代にとっても1枚は持っておくのが望ましいのではないでしょうか。
目次
高齢者でもクレジットカードを作ることができるのか
高齢者でもクレジットカードを作ることは、今の世の中にとっては必要なことから可能ですがいくつかの注意が必要です。
例えば、会社員時代から長年使い続けていたカードには、それ相応の信用が築かれていますが、新たにクレジットカードを作ろうとすると、年齢が高くなると新しいカードを作る際に審査が厳しくなることがあります。
クレジットカード会社としては、カードは信用取引であるために、収入が限られてしまう高齢者にとっては、以前は会社勤めをしていて信用があっても、シニアとして無職ということになれば審査が通りにくくなる傾向があります。
しかし、年金などの安定収入や貯蓄などがあれば、高齢者でも新しくクレジットカードを作ることができないわけではありません。
三井住友カード(NL)や楽天カードは比較的簡単に作成可能で、流通系のイオンカードも、イオンでの買い物に特化していて高齢者にも作ることができて人気です。
また、セブンイレブンなどコンビニでの買い物でポイント還元率が高い三菱UFJ カードは、特定のスーパーマーケットでも15%のポイントが付くために高齢者においてとても人気があってお得感があります。
さらに、クレジットカードにおいては、現金を持ち歩くよりは盗難リスクが軽減され、万が一カードが盗まれても取引をすぐに停止できるため安全面も高まっています。
今の時代は、高齢者でも便利にクレジットカードを使うことが求められているのです。
クレジットカードを作る際の注意点
クレジットカードを選ぶ際は年会費無料やポイント還元率が高いものを選ぶと、少しでも家計が潤うことになります。
お店によってクレジットカードを使い分けることで、上手にポイントを活用することは、シニアにとっても節約の基本でもあるのです。
最近のクレジットカードは、カード番号が券面に表示されていないタイプもあり、セキュリティ面でもしっかりされています。
使いすぎが不安な人の場合は、一定金額以上使えないように設定ができるクレジットカードや、家計簿と連動して管理できるカードを選ぶこともできます。
このように、クレジットカードはシニアにとって、便利で安心なものとして、上手に活用することが望まれます。
高齢者におすすめのデビットカード
デビットカードは、銀行口座と直接連携しているカードです。
デビットカードで買い物をすると、その利用金額が即座に指定の銀行口座から引き落とされます。
これは一般的なクレジットカードと異なり、後払いではなく使ったその瞬間にお金が口座から支払われるために、使いすぎの心配がないのです。
自分がどれだけ使ったかを常に把握でき、後から驚くほどに請求されることがないため使いすぎを防ぐことができるということになります。
銀行口座に支払い分の金額が入っていない場合は、引き落としができないことから、カードでの買い物ができないようになっています。
そのため、クレジットカードは審査が必要ですが、デビットカードは銀行口座に現金が入っていれば、18歳以上であれば誰でもデビットカードを発行することができるのです。
デビットカードのメリットとデメリット
残高がなければ利用できないデビットカードは、使いすぎで嫌という人にも安心して使うことができます。
また、即時決済されるため、使った金額がすぐに確認でき口座の残高も常に把握できるために、犯罪に巻き込まれるような不正使用があってもすぐに判明します。
デメリットとしては、クレジットカードと比べてポイント還元率や特典が少ないことが一般的で、大きな買い物をする際は銀行口座に十分な残高がないと利用できないことになります。
デビットカードは使いすぎを防ぎたい人や、後から請求が来るクレジットカードは嫌だという人に対しては安心して買い物ができる便利なカードです。
各銀行から発行されているデビットカード
楽天銀行デビットカードは、ポイント還元率が1%で、楽天市場や楽天グループのサービスで使えば、ポイント還元率が高く現金払いよりもお得です。
ソニー銀行デビットカードは、毎月買い物で支払いをした分の0,3%が金額として口座に振り込まれます。
三井住友銀行デビットカードはVポイントとして広く使うことができ、イオン銀行デビットカードはイオンでの買い物のポイントとして便利に使うことができます。
デビットカードはシニアにも手軽に利用でき、現金を持たない生活として従来のクレジットカードが嫌だという人にとっては、シニアライフをより豊かで便利にするカードとして活用できます。
クレジットカードを使った節約術
節約生活を意識している高齢者にとっては、クレジットカードのポイント還元は魅力的です。
クレジットカードの使い方を工夫すれば、家計の管理や節約に大いに役立つと言えるからです。
クレジットカードを上手に使って、日頃の買い物でも使い方次第でポイントを効率的に貯めることができます。
また、クレジット会社が発行する特典を活用したりすることで、ポイントを還元することができれば生活費を削減することに役立ちます。
年会費無料のカードを選ぶ
年会費がかかるクレジットカードも多いですが、シニアには年会費が無料のカードを選ぶと、無駄なコストをかけずにカードを使うことができます。
特に、年金生活をしているシニアにとっては、余計な支出を避けることが重要です。
年会費無料でもポイント還元率や優待サービスが充実しているカードも多いので、比較してカードを選ぶようにしましょう。
光熱費や公共料金もカード払いにする
ガスや電気、水道などの光熱費や、携帯電話の料金を銀行引き落としにするのではなくクレジットカードで支払うと効率的にポイントが貯まります。
クレジットカードは公共料金や病院での診療費の支払いにも対応しているところが多く、現金での支払いに比べて手間がかからないのと、支払額に応じてポイントが貯める事ができて便利です。
毎月、必ず発生する固定費をカード払いにすることは、いつのまにかポイントが貯まり、貯まったポイントを別の支払いに充てることが可能なので、クレジットカード払いを上手に使うことがシニアにとっても節約生活ということになります。
特典や優待を活用する
クレジットカードには、様々な特典や優待サービスが付帯しています。
たとえば、飲食店の割引や、旅行保険、ショッピング保険が含まれているカードも多く、これらのサービスを上手に利用することで日常生活の支出を抑えられます。
特に、旅行や外食を楽しむ際に特典を使えば、通常よりもお得に使うことが可能です。
また、キャンペーンといって、季節によって優待割引などのお得情報があるので、常にクレジットカードの情報をチェックすることを忘れないようにしてください。
クレジットカードは、使い方次第で大きな節約効果を発揮する優れものです。
シニアライフを豊かにするクレジットカード
シニアにとって、クレジットカードは節約生活をサポートする便利なツールなのです。
ポイント還元や年会費無料のカードを選び、適切に管理することで、日常の生活をより豊かで快適にできます。
クレジットカードの安全性や便利さを活用しながら、無理なく節約生活を楽しむことができるのです。
外出する際にも、クレジットカード一枚あれば、多額の現金を持ち歩くリスクを避けられます。
特に旅行時には、クレジットカードがあれば、予期せぬトラブルにも対応しやすくなります。
例えば、急な病気や怪我をした時に必要な医療費の支払い、失くした荷物のトラブルなど旅行保険がカバーしてくれる場合があります。
また、クレジットカードはネットショッピングをより身近なものにします。
自宅にいながらにして、日用品から趣味のアイテムまで、あらゆるものを手に入れることができるのです。
利用限度額や支払い条件をよく理解し、無理のない範囲で利用することが大切で、手持ちの現金がなくても使えるからと必要ないものまで買ってしまうのは、資産管理ができていないからで、クレジットカードを上手に使うことで、日常生活に彩りを加え、より充実した時間を過ごすことができるものとなります。
シニアライフをより楽しくそして快適にするための強力なツールとして、クレジットカードを上手に使って豊かな老後の生活を生きることにしましょう。