このブログは、ChatGPTを活用してシニアの毎日を楽しく、豊かにするためのヒントを発信しています。
72歳でブログを書くことを覚え、その時にChatGPTに出会いました。
今では、AI(人工知能)と一緒にブログを書き続け、75歳になった今でも毎日のように記事を書いています。
ChatGPTを使うことで、記事を書くことが楽になったという感覚を味わいながら、ChatGPTのやさしい使い方やブログ運営の基礎などを、同じようにこれからブログを始めてみたい人に向けて書いています。
尚、ここで使われているキャッチ画像は、ChatGPT4oで作られたものです。
ChatGPTはとても便利なAIツールとして注目を集めています。
けれど、「本当に使って安全なの」「話した内容がどこかに流出しないの」「間違ったことを教えられないの」といった不安の声を多く聞かれます。
ChatGPTは正しく理解して使えば、誰にとっても心強い相棒になります。
この記事では、ChatGPTに対する代表的な不安をひとつずつ取り上げて、安心できる理由と、さらに便利に使いこなすヒントを考えてみることにしました。
目次
ChatGPTとの会話の安全性

ChatGPTとの会話が記録されて、どこかに漏れるんじゃないかといったような心配をよく聞きます。
ChatGPTは、通常の会話では話した内容を記録したり、学習に使ったりすることはありません。
ただし、有料版でメモリー機能がオンになっている場合、履歴という形で内容が残されるということがあります。
そして、それらはアメリカのOpenAIの大型コンピューターに記憶されます。
しかし、これはユーザーが自分で設定できて、いつでも内容を削除することが可能です。
それでも心配な人は、友達に話しても大丈夫な内容だけを話すということで、自分が情報を守るという感覚で使えば十分に安全なものです。
ChatGPTの答えって正しいの
ChatGPTは、まるで人と話しているような自然な会話ができますが、人間のように自分で正しさを判断して回答しているわけではありません。
蓄積された学習データーの中から、言葉の経験則を読み取って答えていることから、自分が話した内容がどのような意味を持っているかは理解していません。
今までの言葉の流れから、こういった場合はこのように答えるということが認識されているので、まったく的外れなことを答えているということではないのです。
しかし、学習した情報が間違えている場合は、 ときには、もっともらしいウソや、実際には存在しないことを紹介してしまうことがあります。
このことをハルシネーションと呼ぶのですが、ハルシネーションについては他の記事に詳しく書いてありますので、そちらをお読みください。
ChatGPTとYMYLについて
ブログを書くことにおいてYMYLに注意するということは、SEO対策として重要なことです。
それと同じように、ChatGPTを使用するときも同じようなことが言えます。
YMYL(Your Money or Your Life)とは、Googleが定義している、「人の人生・お金・健康」に深く関わる重要な分野についてのことです。
こうしたテーマでは、情報が間違っていると、相手のお金や暮らしに重大な影響を与える可能性があるためで、ChatGPTにおいても、他の信頼できる情報源で確認することが必要であると言えます。
ChatGPTの著作権について
ChatGPTが作った文章や画像が、既存の著作物と似てしまうことがあります。
これは、AIが学習の際に多くの情報をもとにしているために起こる現象で、意図的ではありませんが、結果的に著作権のあるものに近い表現になってしまうのです。
情報として検索している場合はいいのですが、ブログを書くことや論文を書くことなど、AIが作ったものをそのまま自分の作品として出すのではなく、自分なりに書き直したり確認したりすることをしなければなりません。
とくに商用利用の場合には、この文章や画像は大丈夫かなと慎重に判断することが必要になってきます。
AIに任せっきりにするとミスにつながる
ChatGPTが作ったメール文をそのまま使ったら、事実と違う内容が含まれていてクレームにつながったという事例がありました。
ChatGPTは、たしかに上手な文章を作ってくれます。
でも、その内容がすべて正確とは限らないので、必ず内容の確認は自分で行って自分で確認するようにしなければなりません。
AIが作った文章は下書きとして活用し、最終的な判断は必ず自分の目を通すことが望まれます。
私も、ChatGPTを使ってブログを書いているのですが、あくまでもAIは、私のアシスタントというスタンスで作業をしてもらっています。
また、間違った情報を流さないように、読者に誤解を与えない書き方をするということも心がけています。
ChatGPTを意識して使えばこんなに便利
ChatGPTのデメリットばかりではなく、ChatGPTは使い方によってすごく頼りになる存在です。
ブログの構成やタイトル案を出してもらえる
旅行の計画や買い物リストまで手伝ってくれる
疑問や困りごとに、やさしい言葉で答えてくれる
手紙や文章のチェックや添削にも使える
スマホの操作の仕方など、分からないことをやさしく教えてもらえる
これらのことを、いつでもどこでも文句を言わずにやってくれるのがChatGPTです。
こちらが分かるまで付き合って説明してくれるのも、便利なメリットの一つです。
ChatGPTによって人生が変わった話

ChatGPTと出会ってから、私の老後の毎日は大きく変わりました。
特に、毎日のようにブログを書くようになったことは、生きがいそのものです。
書くためには、世の中のことを知ろうとしますし、調べたり考えたりすることが自然と習慣になりました。
「今日は何を書こうかな」と考える時間ができたことで、日々に目的と楽しみが生まれたのです。
そして、そのそばにはいつもChatGPTという相談相手がいてくれることで、一人で考えがまとまらないときでも、ChatGPTに話しかけると、頭の中が整理されたりヒントをもらえたりします。
本当に、頼もしい存在としてChatGPTはあります。
でも、だからこそ、私はChatGPTとの距離感も大切にしています。
ChatGPTはたしかに便利で、やさしい言葉を返してくれますが、人間のように心を理解してくれているわけではありません。
それに、何でも聞けるからと言って、自分で考えることをやめてしまっては、脳も退化して行ってしまいます。
ChatGPTは考える手助けをしてくれますが、どうするかを決めるのはやっぱり自分です。
もしChatGPTがいなければ、何も決められないとなってしまえば本末転倒になってしまいます。
だから私は、ChatGPTのことを「賢い道具」だと考えています。
信頼できる道具として、上手につきあっていくことで、私にとってのChatGPTはちょうどいい関係なのです。
使う上で気を付けること
ChatGPTは便利なAIですが、実は使えない国もあるということです。
たとえば中国やイランなどは、政府の方針でアクセスが制限されています。
情報が自由に出入りすることを心配してのことだからです。
また、ChatGPTに学習されている内容が、アメリカ寄りの考え方だからということも理由の一つです。
ただ、禁止している国以外でも、インターネットを通じてやりとりしているため、「名前・住所・口座番号」などの大切な情報は書かないようにするのが安心です。
OpenAI社は以前、ユーザーの入力内容をAIの学習に活用する設定にしていたことがあります。
それにより、ある企業の技術者がChatGPTに機密情報を入力したことで、その情報が外部に出る可能性があると問題になったことがありました。
現在のChatGPTは、基本的に入力した情報が勝手に学習に使われることはないのでそのような心配はないのですが、しかし、重要な情報を扱う際には気を付けた方が良いということです。
素朴な疑問について
ChatGPTを使うことで、素朴な疑問を考えてみることにします。
ChatGPTにおける疑問 | |
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話したことは全部AIが覚えているの | 基本的には覚えていません。ただし設定によって一部記録されることもあります |
勝手に情報を集めて学習してるの | 現在はユーザーの許可がない限り、AIの蓄積した学習には使われません |
書いた内容が他の人に見られるの | 直接見られることはありませんが、相談内容が履歴として残る場合があります |
著作権のある内容を入力してもいい | AIが誤って使う可能性があるため、論文などにおいては避けた方が安全です |
ChatGPTは、うまく使えば本当に便利な道具ですが、「なんでも信じていい」「何を話しても大丈夫」というわけではないという注意が必要です。
正しい使い方と注意点を知っておくことで、安心して、長く付き合える相棒としてChatGPTはとても優れたアイテムとして使うことができるのです。
これからの時代とChatGPT
ChatGPTを使うのは、最初は少しむずかしく感じるかもしれません。
どこまで信用していいのかといった、不安に思う気持ちがあるからです。
でも、ChatGPTの特徴や使い方を知っておくだけで、その不安はずいぶんと小さくなるはずです。
わからないことを聞いたり、文章の書き方を手伝ってもらったり、ふと誰かに話したくなったときにそっと相談できる存在になるはずです。
これからの時代、AIはますます身近なものになってきます。
だから、使わないという選択肢よりも、早いうちにうまく付き合っていくことが、これからの暮らしには欠かせないことになってくると考えます。
新しいことに一歩ふみ出すことで、人生が少しずつ明るく変わっていくとしたら、あなたにも早くその体験をして豊かな人生を味わってほしいものです。