
AIと話す時、もっと自分のことをわかってくれる相手であったり、専門性に特化したGPTであったらいいと思ったことはありませんか。
そんな、自分だけの専門生を持つChatGPTの機能のひとつがMyGPTです。
一般的なChatGPTは、使っていくうちにこちらのことを学習してきて、普通の会話の中にこちらの意図を覚えてくれるようになります。
しかし、MyGPTは、専門性や口調などを設定して自分用のChatGPTを作ることができます。
今回のこの記事では、専門的なChatGPTをいくつも作ることで、ChatGPTsについてその魅力と使い方を説明します。
目次
MyGPTとは
MyGPTは、ChatGPTの中で自由にカスタマイズしたAIのことです。
ChatGPTには、ChatGPTsという仕組みがあり、ここではさまざまな専門知識をもったAIを自分で作ったり、他の人が作ったものを使ったりと共有することができます。
イメージとしては、音楽に詳しい友達や、映画や語学にくわしい友達がいて、その人たちと話すような感覚で使うのと同じです。
必要なときに、その分野の詳しい友達を呼び出して、会話を楽しむように使います。
その中で、自分で作った専用のGPTがMyGPTなのです。
たとえば、MyGPTはこのような設定で使い方ができます。
- 子育てに詳しく相談ができる「やさしいママ友」のようなGPT
- ビジネスの相談ができる「頼れる先輩パートナー」のようなGPT
- 語学学習を手伝ってくれる「親しみやすい先生」のようなGPT
自分の目的や好みに合わせて、「性格」「専門性」「話し方」まで自由に設定することができるのです。
用途に応じたGPTを何人も作って、その時に応じてまるで信頼できる何人もの専門の友達と会話するように使えるのが、マイGPTの大きな魅力です。
MyGPTを使うメリット
MyGPTを使うメリットは、 自分が望むようなぴったりしたAIを作れることができることです。
目的、性格、口調を設定することでAIとの会話が格段にスムーズになります。
毎回、こちらの目的などを説明しなくても、背景や意思を理解した状態で会話がスタートします。
いつものあの人と話しているというような、安心感があります。
特定の知識を最初から持たせておけるので、学習や相談が効率的に進むことができるのです。
MyGPTの設定の仕方
- ChatGPTの公式サイトにアクセス https://chat.openai.com にアクセスします。
- 左側メニューの「Explore GPTs(GPTを探す)」もしくは「GPT」をクリックします。
- 右上の「Create(作成)」ボタンを押す
- 新しいGPTの作成として構成のシートを開く
- 案内に沿って質問に答えます。
- どんなことに使いたい
- どんな性格にする
- どんな知識を持たせたい
- MyGPTの性格や専門性を書いたら、左上の作成するをクリックして、自分だけのものにするか共有するかをチェックして完成です。
- 名前やアイコンなど付けることもできます。
- すぐにチャットを開始できるので、右ページの下の「質問してみましょう」に、聞きたいことを書きます。
- MyGPTが最初に指示した様に答えてくれます。
関西人の設定に
話し方を関西弁で話すように設定すると、関西弁で話してくれるようになります。
そこで、次のように質問したところ、関西弁で答えてくれました。

どのような人におすすめ
MyGPTは、あなたのためだけにカスタマイズできる、まさに専門性をもったAIの友達です。
設定によっていろいろな性格や口調などを設定して、 AIとの会話がもっと身近でもっと楽しくもっと頼れる存在に変わります。
My GPTは、以下のような人に特におすすめです。
専門的な会話をしたい人
目的別にAIを使い分けたい人
性格や口調にこだわりたい人
学習や研究をサポートしてほしい人
創作活動や発想力を広げたい人
ビジネス業務を効率化したい人
法律、医療、プログラミングなどの専門性や、仕事では商品開発や営業など業務の効率化など、それぞれに最適化されたAIとして使うことができます。
ChatGPTとMyGPTの違い
ChatGPTとMyGPTの違いは、自由にカスタマイズできるかできないかの違いですが、ChatGPTにも使いやすくするためのカスタマイズ方法はあります。
「やさしく」「フレンドリーに」など、自分好み指定するのですが、基本は、あくまで通常のChatGPTの話し方を調整するだけで、動作や知識、役割などは変わりません。
通常のChatGPTのカスタマイズは、話し方やふるまいを少しだけ変える設定のことで、決められた一つのAIが対応します。
MyGPTのように、完全に自分専門のGPT(AI)を一から作って、自分だけのキャラクターをいくつも作ることとは異なっています。
項目 | ChatGPT(通常) | MyGPT |
---|---|---|
話す相手 | 決まった1つのAI | 自分で作れるAI(複数可) |
設定 | 自分で変えられない | 名前・性格・目的など自由に設定可能 |
専門性 | 何でも答えるけど、浅め | ある分野に特化した内容を深く学ばせられる |
会話の個性 | 一律で共通 | 話し方・雰囲気も自分好みにカスタマイズ可 |
よくある質問
「ChatGPTs」と「MyGPT」ってどう違うんですかと聞かれることがありますので説明します。
この2つの関係は、全体とその中の一部の関係で同じものです。
たとえるな、ChatGPTsという、いろいろあるキャラクター商品の総称で、MyGPTはあなたが作って並べた専用のお気に入りのキャラクターであると言えます。
したがって、専門的なGPTを集めたものがChatGPTsで、その中にいろいろなMyGPTがたくさんあるということです。
MyGPTをたくさん作ることで、あなたが疑問に思ったことなどを、立場や専門性を分けてMyGPTに質問することで適切な答えを引き出しすことができます。
あなたもAIの仲間を作ってみよう
MyGPTは、あなたの知識や目的、好みにぴったり寄り添ってくれる、頼もしいAIのパートナーとして、特色を生かすことができます。
性格も話し方も専門知識も自由に設定できるので、まるで信頼できる友達やアドバイザーが何人もいる感覚です。
日常の相談、勉強、創作活動、仕事のサポートまで、使い方はあなた次第で、それぞれのMyGPTが協力してくれます。
さあ、あなたも今日から、特別な性格などを持ったMyGPTを作って、ChatGPTを使ってみませんか。
※MyGPTを利用できるのは、ChatGPT Plusの有料プランに加入しているユーザーのみです。
MyGPTの作成や使用は、Plusプランの特典の一部として提供されています。