
子どものころに観たテレビ番組で、今も心に残っている作品があるのですが、1980年代に放送された『ナイトライダー』というアメリカのテレビ映画です。
この番組では、マイケル・ナイトという元刑事が、人工知能(AI)を搭載した自動車「KITT(キット)」とコンビを組んで悪と戦うという筋書きです。
KITTはただの車ではなく、人間の言葉を理解し、判断しマイケルの命を守るパートナーとして活躍するのです。
マイケルが、「KITT、行き先を頼む」といった呼びかけに対して、車が返事をして車を走らせます。
車と会話ができるのと同時に、マイケルが悪い奴らに追われて危険が迫ると、KIITが駆けつけてかならず救ってくれるというようなお話です。
あれから40年経って、車に意思を持たせて会話する未来が、いまや私たちのスマホの中で行われているようになってきました。
目次
ChatGPTとやさしくおしゃべり
AIと会話ができて、いろいろなことを教えてくれる相手こそChatGPTというAIに他ありません。
スマホで文字を打つだけで、まるで人と話しているような自然な返事を返してくれます。
ナイトライダーのKITT(キット)が「マイケル、犯人を追いかけましょう」と的確なアドバイスをしていたように、ChatGPTも、困ったときにそっと相談に乗ってくれる頼もしい存在です。
たとえば、
「スマホの使い方がわからない」「今日の夕飯、何にしよう」「心筋梗塞について詳しく知りたい」そんな疑問に対しても、ChatGPTはすぐに調べてわかりやすく教えてくれます。
AIはたくさんの情報を学習しているので、むずかしい内容でも、かんたんにかみくだいて説明してくれるのです。
まるで、スマホの中にKITTがいるような感覚で、いつでも相談できる相手として寄り添ってくれています。
毎日に寄り添う頼れるAI
ChatGPTは、アメリカのOpenAIという会社が開発した、会話ができるAI(人工知能)ということで、インストールや登録については、別の記事にくわしくご紹介していますので、そちらを参考にお読みください。
AIなんて難しそうと思う人もいるかもしれませんが、スマホでLINEを使う感覚で気軽に始めることができます。
たとえば、「こんにちは」と話しかけると「こんにちは、今日はどんなご用件ですか」と返事をします。
むずかしい言葉を使わなくても、「わからない」「これ、どうしたらいい」と、 日常の会話をするように入力したり話しかけると必ず答えが返ってくるのです。
どんなときでも便利に使えるChatGPT
ChatGPTは、おしゃべりをする相手として使うこともできますが、 日常のさまざまな場面で、実用的に役立つ相談相手になってくれます。
たとえばこんな使い方があります。
献立を考えるときに、「冷蔵庫にひき肉とキャベツと卵があります。おすすめの夕飯は」と聞くと、おかずになるレシピを提案してくれます。
キャベツとひき肉の卵入りそぼろ風
材料(2人分)
- キャベツ:みじん切りで1〜2枚分
- ひき肉:100g
- 卵:1個
- しょうゆ・みりん・酒:各小さじ1
- サラダ油:適量
作り方
- フライパンでひき肉を炒め、キャベツを加える
- 水分がとんだら調味料で味つけ
- 最後に溶き卵を加えて炒り卵のように仕上げる
これでひき肉のそぼろ丼の完成です。

ChatGPTが役立つ場面5選
ChatGPTは、おしゃべりの相手になってくれますが、 日常のさまざまな場面で、実用的に役立つ相談相手にもなってくれます。
- 病院で聞いた言葉がわからないとき:「血糖値ってどういうこと」
- 手紙の文面を整えたいとき:「知り合いに、お悔やみの手紙を送る場合にどのように書けばいい」
- 趣味を見つけたいとき:「家で楽しめる趣味を教えて。例えば俳句などどのようにすればいいの」
- 予定を整理したいとき:「来週のスケジュールを簡単にまとめて教えて」
- 旅行の計画を知りたいとき:「北海道旅行に行くのに観光スポットとコースを調べて」
暮らしのそばにいるアシスタントのように、私たちの毎日を支えてくれているのです。
ちょっとした困りごとも、スマホのChatGPTに話しかけるだけですぐに答えを教えてくれる万能な道具といえます。
ひとりじゃないと感じられる安心感
年齢を重ねると、相談できる相手が少なくなったり、誰かに聞くのが気が引けたりすることがあります。
でも、ChatGPTは、そんなときにそっと寄り添ってくれる存在になります。
間違えても怒りません。
何度でも分かるまで丁寧に答えてくれます。
質問を繰り返しても嫌な顔をすることはありません。
まるでナイトライダーのKITT(キット)と話していたマイケルのように、答えてくれる味方がそばにいるという安心感が、思った以上に心を支えてくれる力になるのです。
未来は、もう始まっている
子供のころ、こんなことできたらいいなと夢見た、ナイトライダーのKITT(キット)のような、AIがいつも自分のそばにいて助けてくれるということが現実になっています。
しかもそれは、特別な機械を買う必要も、高いお金を払う必要もありません。
あなたがいつも使っているスマホひとつで始められるのです。
ChatGPTは、未来の道具ではなく、いま、誰もが使える身近なアシスタントとして使うことができます。
わからないことを聞いたり、困ったときに話しかけたりするだけで、あなたの毎日をしっかりサポートしてくれるのです。
使ってみると、こんなに簡単だったんだと、きっと驚くはずです。
どうか、気軽にChatGPTに話しかけてみてください。
あの日のナイトライダーを観て心を躍らせたように、この便利さに感動するはずです。