
自分が思い描いていた風景があるけれど、絵が描けないし、写真にも残せないと感じたことはありませんか。
しかし、絵を描くことが苦手な人でも、ChatGPTの画像生成機能を使うことで、心の中にあった風景を描くことができるのです。
水彩画のようなやわらかいタッチや、まるで本物のような写実風にまで形にすることができます。
今回は、ChatGPTにどのようにイメージを伝え、実際にどのような画像ができあがったのかをご紹介します。
絵を描くことが苦手な方でも、自分だけの思い出の風景を形にすることができるので、ChatGPTでの画像生成をやってみませんか。
心にあった風景
絵を描くことが得意なわけではない私にも、ずっと忘れられない絵に残したい風景がありました。
それは、横浜の港から見た夕暮れどきの富士山の風景です。
夜が訪れる少し前のビル群の間からシルエットのように見える富士山と、街の光がキラキラと輝いている風景が忘れられないのです。
ただ、私には絵心がないために、心に思い浮かべてもどうすることもできないのですが、ChatGPTなら作ることができるだろうと考えたのです。
風景を言葉で伝えるという発想
ChatGPTでは、こんな景色を描いてほしいと言葉で伝えるだけで、AIが画像を作ってくれます。
画像生成機能を使うと、こちらが思い描く風景を言葉にして作ることができます。
「横浜の港から見た風景で、薄暮の時間にビルの明かりが点き出し、遠くには赤く染まった空に富士山が見える絵を、水彩画風で描いてほしい」
そのように、私はAIに頼むことをしました。
私が心に残る風景は、横浜港の船から見たきらめくビルの明かりでした。
遠くに赤く染まった富士山が見えて、近代文明の中に夕暮れの哀愁が秘められているというイメージです。
それを水彩画風に描いてほしいと指示しました。

そこで出来上がったのが、水彩画風の上の絵です。
これだけでも上手く書かれているのですが、もう少し夜らしさを出してほしいために、ビルの明かりのきらめきを強調して、夕焼けの空ではなく薄暮というように書き直してと追加で注文を出しました。
注文を出して指示をするということをプロンプトと言うのですが、このプロンプトがはっきり的確であれば、こちらが求めるようなものをイメージとして作ってくれます。
一回でこちらが求めるようなものにならなければ、何度でも追加で修正していきます。
プロンプトについては、他に書いた記事がありますのでそちらを参考にしてください。
伝え方が正しければ、AIは思い通りに動いてくれる

言葉を重ねることで、自分の中にあるイメージに少しずつ近づけていくようにしたのですが、まだ、何か違うような気がします。
写真のようなリアルさがほしい
作品ができていくうちに、こちらも最初の指示したイメージからだんだんと変わってきました。
そして、ビル群のネオンが明るく輝き、水面に光りの反射が見えるような風景をイメージしてと調整したところ、出来上がったのが、「横浜の港の夜景の風景」という下の様な一枚の絵でした。

最初はAIで絵を作るということに興味があったのでしたが、やっていくうちに、自分の中のイメージした風景を形にするという面白味を見つけることができました。
ChatGPTを使えば、プロンプトという言葉さえあれば自分の想いを形にできるということであって、絵を書くことが苦手でも新しい創作のかたちとして、老後の趣味に大いになります。
ChatGPTと対話しながら絵をつくっていく時間は、まるで自分の心を見つめ直す時間でもありました。
もしあなたにも、描きたくても描けない風景があるとしたなら、AIとの対話からはじめてみませんか。
ChatGPTは、あなたの老後に生き甲斐を運んでくれます。