
ブログで収益を得るには、PV(ページビュー)を増やすことが大事だと言われています。
確かに、多くの人に見てもらえれば、商品が売れる確率も上がります。
たくさんの人が行き交う渋谷や新宿のような繁華街にお店を出せば、自然と多くの人の目に触れます。
中には興味を持ってふらりと立ち寄り、商品を購入してくれる人も出てきます。
このことは、ブログも同じです。
SEO対策をして検索順位を上げたり、SNSで拡散したりして大量のアクセスを集めれば、一定数の商品が売れる仕組みが作れます。
つまり、母数が多ければ売れるというのが繁華街モデルの考え方です。
しかし、PV数が少なくても商品を売る方法が存在します。
それは、まるで人通りのない山奥にあっても、繁盛しているレストランのようなスタイルです。
この記事では、PV数に頼らず収益を生む、「山奥繁盛店モデル」をブログ運営にどう活かすかを詳しく解説していきます。
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アクセス数が多くても安心できない理由
ブログ運営では、PV数(ページビュー数)を増やせば収益につながるとよく言われます。
しかし、アクセス数が多ければ必ず商品が売れるかというと、そこには大きな落とし穴があります。
例えば、若者が多く集まる繁華街に八百屋を出店しても、必ずしも商品が売れるとは限りません。
ターゲット層に合っていなければ、人通りが多くても売上には結びつかないのです。
これはブログにもそのまま当てはまります。
いくらPV数が多くても、記事内容とアフィリエイト商品が一致していなければ、読者は商品に興味を持たないのです。
さらに、収益単価が低い商品ばかり紹介していれば、いくら売れても思うような収益にはつながりません。
つまり、PV数だけを追いかけても収益に結びつくわけでもないのは、そこにはマーケティングという視点が不可欠になるからです。
ブログにおけるマーケティングとは
PV数が多く読者が集まれば、確かにアクセス数が少ないブログより、商品が売れる確率は増えます。
そのことは、間違いないのですが、だからと言って、PV数が多ければ安心というのは幻想であり、数字だけを追い続ける運営スタイルは、常に不安定さがつきまとうということになります。
なぜなら、アクセスしてくる人すべてが商品を買う気のある読者とは限らないからです。
たとえ1日に1,000人が訪れても、その多くはなんとなく来ただけかもしれません。
情報だけ得てすぐに去っていく人であって、ただの通りすがりの人かもしれないのです。
だから、しっかりとマーケティングをして、売れるものを調べる必要があります。
ターゲットをしっかり掴む
一方で、PV数は少なくても、そのブログに必要な情報を探しにきたとか、記事に対して共感して読み込んでいるような読者は、商品にも強い関心を持ってくれます。
収益ブログは、PV数だけではなく、その中の見込み客を多く集めることが重要になってくるのです。
見込み客とは、悩みを解決したいと本気で考えてくる読者のことであって、そのために紹介された商品が必要であれば購入をしてくれます。
最初から購入するつもりがなく、通りすがりに立ち寄っただけの人は、商品が売れることには結びつかないのと同じです。
だから、いくらPV数が多くても、なんとなく情報を探しに来ただけの人や、興味が浅くすぐ離脱する人ばかりでは商品は売れないということなのです。
収益ブログで本当に大切なのは、何かを求めに来た見込み客を多く集めることであって、つまり、アクセスの数ではなく、アクセスの質がブログ収益化には欠かせないということになります。
PV数が少なくても売れる方法「山奥繁盛店モデル」とは
山奥のレストランや小さなお店にも関わらず、口コミだけでお客が絶えない人気店があります。
わざわざ車を走らせてでも行きたいといった特別感や、他では味わえないこだわりと価値といったものがあるからです。
だから、山奥にあるレストランでも、美味しいという評判があって名物メニューがあれば、人は迷わず食べに来たり買いに来たりします。
場所が不便でも、価値があると伝わることで、お客を呼び込むことができて繁盛することになります。
このことは、ブログにも通じる発想で、ブログを読んで納得できる記事であり、そこで紹介された商品であると認められれば、PV数が少なくても収益のあるブログになるのです。
山奥繁盛店型ブログの成功パターン
実際に、PV数が1日100にも満たないのに、しっかり収益を上げているブログはたくさんあります。
ニッチな分野で濃い読者を集め、商品紹介やアフィリエイトで成果を出しています。
そのためにはいくつかの成功するパターンがあるのです。
① 読者がわざわざ読みに来る理由がある
読者が「このブログは自分にとって必要だ」と感じ、わざわざ訪れてくれるようになると、そこに自然とファンが生まれます。
こうした読者は、ただ情報を探しているだけでなく、自分の悩みを解決したい、誰かの体験を参考にしたいという明確な目的を持って訪れています。
本当に信頼できる情報を求めているからこそ、たとえPV数が少なくても、そこで紹介された商品に対して高い成約率で商品が売れるのです。
つまり、重要なのは「アクセス数の多さ」ではなく、「アクセスの質」が重要になります。
わざわざ読みに来てくれる読者がいるブログは、まさに山奥の繁盛店のように、そのお店に確かな価値を見出しているから、わざわざ訪れるのと一緒なのです。
② ファンを作る記事設計をしている
リピーターが絶えないブログには共通点があります。
それは、読者がまた読みたいと思える、共感・信頼・親しみを感じられる記事があるからです。
ファンを作るブログは、ただ情報を並べるだけではなく、書き手自身の体験や感情を交えて、読者に語りかけるように丁寧に書かれているのが特徴です。
悩みに寄り添う導入や、リアルな体験談、そして役立つ解決策があることで、読者はこの人の記事は信頼できると感じるのです。
読者が、ブログに対して信頼を寄せるようになると、そこで紹介された商品も信頼できるだろうと感じて収益に結び付けることができます。
山奥の繁盛店も、美味しいからまた来ようと思ってもらえるように、一度来てくれたお客を裏切らない価値があるからです。
③ 商品紹介が自然な流れにある
ブログには、集客を目的とした記事と、そこから読者を収益記事へ自然に導き、商品購入へとつなげる記事があります。
これは、山奥の店に似ています。
「ここでしか買えない名物商品」や「限定メニュー」があると、人はわざわざ足を運び、迷わず購入や飲食をしに来ます。
ブログでも同じで、たとえPVが少なくても、読者が納得できる導線と魅力があれば商品は売れるのです。
記事の内容と商品が自然につながっていて、なるほど、だからこの商品なのかと読者が納得できれば、違和感なく購入につながってきます。
また、山奥の繁盛店には美味しい料理だけでなく、自然の景観など店そのものの魅力があるから人が集まるのです。
ブログも同様に、価値ある情報や心惹かれる内容があれば、読者は商品紹介へスムーズに進んでいきます。
こうした自然な流れと違和感のない導線設計こそが信頼の連鎖を生み出し、結果として、PV数が少なくても成約率が高まり、収益に結びついていくのです。
④ 読者と関係性を築いている
山奥繁盛店の店主が、常連客と名前で呼び合ったり、会話を楽しんだりするように、ブログでも読者との関係性を意識することで信頼は積み重なることができます。
たとえば、ブログを読んだ読者が、自分と同じであると感じて、コメントを寄せたら、丁寧な対応を心掛けるようにします。
メルマガやLINEとも読者とつながることで、小さな“読者との接点”の積み重ねが、ファンを育て、購入行動につながっていくのです。
だから、最初のころはPV数が多い少ないを気にするのではなく、読者に必要とされる記事を書くことで、読者から信頼されるブログを目指すことです。
山奥繁盛店モデルから学ぶブログ収益化の考え方
ブログで収益を得るには、必ずしも大量のアクセス数が必要というわけではありません。
むしろ、アクセス数が少なくても商品が売れるブログには、「山奥の繁盛店」のような特徴があります。
山奥でもわざわざ来てくれて、リピートしてくれるお客様がいるからで、それで商売が成り立っているのです。
成功のカギは、アクセス数の多さではなく、読者との信頼関係のつながりと価値ある情報提供にあります。
そのために大切なのは、特定の悩みに深く寄り添い、自分の体験をもとに共感を呼ぶような内容を発信することです。
また、熱狂的な読者がいるニッチな趣味型ブログや、商品にスムーズに導く導線設計重視型ブログも、少ないPVでしっかり成果を上げていくことができます。
どちらも、PV数が少なくても確かな成果を生み出す運営方法ということになります。
これらはすべて、「山奥でもお客さんが集まる繁盛店」のような考え方に通じます。
つまり、このブログは自分にとって必要だと読者に思ってもらえる信頼と価値を届けることが何よりも重要なのです。
あなたのブログも、アクセス数の多さにとらわれるのではなく、少数でも深く響くブログを育てることを目指してみてください。
そうすれば、確実に収益につながるブログに育っていくはずです。