年齢を重ねると、どうしても体力や気力の衰えを感じることがあります。
特に気になるのが、物忘れや新しいことが覚えられないといった認知機能の低下です。
「もしかして認知症の始まりかも…」と不安になることがあるかもしれませんが、実際には認知症の症状と加齢による物忘れとは異なるものです。
認知症は病気としての側面が強く、脳の神経細胞が死滅することで起こります。
一方で、加齢による脳の老化は、誰にでも起こる自然な現象で、認知症と加齢から起こる物忘れや判断力の遅れはまったくといって違うのです。
しかし、適度に脳に刺激を与えていないと、老化のスピードと共に脳の退化が進んでいってしまいます。
考えることや毎日何かをすることは、脳にとっても身体にとっても有意義なことです。
あの人いつも元気で若々しいと思われるためには、脳や体に刺激を与えることが大事で、それには50代の頃から何かに熱中するように生きることにあるのです。
シニアにおすすめの脳トレ習慣
日常生活に無理のない範囲で脳トレを取り入れる方法として効果的なやり方があります。
そこで、脳トレの方法としていくつかを書き出してみることにしました。
- パズルゲームや脳トレアプリの活用
- スマホがあれば、簡単に脳トレアプリを使うことができます。
- 日記を書いたりブログを発信したりする
- 毎日の出来事を振り返ることで記憶力の維持に役立ち、ブログなどは誰かに伝えるという構成力を考えることが出来ます。
- 本を読だり音読や暗記をする
- 新聞など隅々まで読んだり映画を観たりすることも良いトレーニングとなり、情報を入れることで脳の活性化ができます。
- 趣味の再発見
- ピアノや絵画、手芸なども脳への良い刺激となり、何かをやるということは、考えるという能力が上がることになります。
これらのことを脳トレ習慣として行うことで、脳が活性化することができるのです。
本屋の店先に並んだパズル本
本屋に行くと店先にたくさんのパズルやクイズなど脳トレの本が並べられています。
つまり、脳トレで脳を刺激して考える習慣を持つことが、脳の衰えを防ぐことだと考える人が多いために本が多く出版されているのです。
このブログでも、脳トレの数独について書いた記事がありますのでそれを参考にしてみてください。
この本は、昭和に起こった出来事などをクイズ形式で解きます。
脳は新しい刺激だけでなく、昔の思い出を呼び起こすことで脳を活性化する力を持っています。
普段は意識していない記憶も、脳の中で再びよみがえり、新しい情報処理と同じくらいの刺激を与えることができるのです。
脳トレといっても数独やパズルを解くだけでなく、過去に見た映画や懐かしの音楽などが脳にとって刺激となることがあります。
懐かしの音楽のメロディや歌詞を聴くことで、当時の情景や感情が鮮明に蘇えってくるからです。
つまり、昔よく聴いていた曲が、忘れていた思い出を引き出すきっかけを作ってくれるのです。
YouTubeを検索すると、子供の頃や若かりし頃に聞いた曲など昭和歌謡や和製ポップスも含め数多く配信されています。
これらを懐かしく聞くだけでなく、その時の自分の人生の1コマを振り返ることで、その時の感情を甦らすことができるのです。
脳の健康管理
脳の健康管理とは、私たちは健康診断で血圧や体重、コレステロール値をチェックして、それに合わせて予防のために運動や食事制限などを行います。
それと同じように脳においてもセルフチェックすることで、年だからと諦めていたことを治すための努力が必要です。
例えば、人や物の名前が思い出せなかったり、少し忘れっぽくなったと自分で気づいたら、脳のエクササイズを毎日のように習慣化して行うようにしてください。
スーパーなどでお金の計算でまごついていたり、新しいことが分からないからとあきらめるのではなく、ジムで体を鍛えるのと同じように脳を鍛えることをします。
趣味や友達との会話など積極的に行うことで、元気で豊かな老後を過ごすことにつながってくるのです。
体と同じように脳は使えば使うほど機能が活性化してきます。
脳トレ習慣は自分の体を鍛えるのと同じように、日常の行動から意識して行うことで脳を蘇らせることができるのです。
脳トレ習慣をすることで、いつでも若々しいシニアでいてください。
このブログでは、「趣味と脳トレ」というカテゴリーで、いろいろな脳トレ習慣を提案しています。
その中でも、計算能力の脳の活性化を働かせるために、脳トレとしての算盤について書いた記事がありますので読んでみてください。