キャラクターを生み出すとき、それは単なる思いつきからかもしれません。
私の場合もそうでした。
私の場合は、ウサギを飼っていた経験から、このウサギを通して物語を描いてみたいと思ったことが最初の発想でした。

目次
イソップ物語との出会い
私の人生において、幼いころに親しんで読んでいたものに「イソップ寓話」があります。
動物たちのやり取りの中に、人生の真理がそっと込められているお話として、「ウサギとカメ」「北風と太陽」「アリとキリギリス」など、短い物語に強い教訓が含まれていました。
そして、次にちょっと大人になって、心を揺さぶられた漫画に「スヌーピー」があります。
スヌーピーに考えさせられた
世界的に有名な犬のキャラクターのスヌーピーは、ただかわいいだけでなく、人生の深い問いを投げかけてくれる存在でした。
犬小屋の上で夢を見る姿や、チャーリー・ブラウンとのやり取りなど、そこには、哲学や心理学に通じる言葉が散りばめられています。
「人生は必ずしも思い通りにならない」
「それでも、毎日は続いていく」
そのようなセリフを目にするたびに、私はハッとさせられたのです。
これらのセリフが哲学的であり、心理学や精神医学のような、孤独感や不安を和らげてくれるものだったからです。
私にとって、スヌーピーは憧れというより、考えるきっかけをくれる存在だったのです。
東洋の知恵に惹かれて
年齢を重ねるにつれ、私は東洋的な考え方にも惹かれるようになりました。
「人間万事塞翁が馬」といった話のように、良いことも悪いことも、後になってみればすべて関わり合って意味を持つているということでした。
仏教の「行雲流水」といった考えにしても、自然にまかせてありのままに生きるという、東洋思想としての因縁や無常に興味を持つようになったのです。
執着を手放し、流れに逆らわないことにより、心を軽くする知恵として安らげる生き方がそこにあったのです。
モフ子というキャラクターの誕生
こうして、イソップ、スヌーピー、東洋思想といった、それらが交わるところにモフ子が生まれました。
モフ子は、森の仲間と共に生きる小さなウサギです。
特別な力はありません。
けれど、日常の中で小さな気づきを見つけてくれることで、生きる知恵を授けてくれるのです。
- 失敗しても笑いに変える
- 仲間と助け合う
- 自然に感謝する
モフ子は、教訓じみたことを押しつけるのではなく、そっと読者の心に寄り添う存在として書くことを心がけています。
モフ子のイメージ
モフ子は、もふもふのウサギのイメージから名前が生まれ、ChatGPTによってイメージ画像が描かれました。
ChatGPTと話し合うことで、キャラクターの性格や口癖、世界観などを入力して、私が飼っているウサギの写真のオリジナル画像から、以下のようなイラストが完成しました。

全体のイメージ
項目 | 提案内容 |
---|---|
動物の種類 | ウサギ |
ベース色 | うす紫 × 白(優しい印象) |
耳の形 | 片耳がちょっと折れてる |
目のデザイン | たれ目気味+キラキラ目 |
表情 | 微笑+少し照れたような表情 |
ポーズ | 両手を胸の前でギュッとにぎる |
性格設定と世界観づくり
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | モフ子(やさしさと親しみを込めてモフモフ感から) |
性別 | 女の子(私の飼っているウサギが♀であるため) |
年齢 | 年齢不詳だが、人間で言うと「小学生ぐらい低学年」 |
性格 | おっとり・ちょっとドジ・人の話をよく聞く癒し系 |
特技 | やさしい言葉を見つけて慰めてくれる |
イメージ | のんびりとした口調でおしゃべりが得意 |
デザインの個性化
要素 | 差別化のポイント |
---|---|
目の大きさ | 大きすぎない、やや小ぶりでやさしい雰囲気に |
色合い | パステルカラー中心で和テイスト |
服装 | ちゃんちゃんこ風な和風ベストを着ている |
小物 | 背中に小さなリュック |
このようなキャラクターデザインを通して、ウサギの「モフ子」が生まれたのです。
読者と共に歩む物語
モフ子は仲間の動物たちに寄り添うことで、読者にもやさしく語りかけていきます。
森の四季を通じて、小さな出来事の積み重ねを通して、失敗しても大丈夫といったストーリーの中で、お互いを認め合い、支え合う場として展開していきます。
それは、物語を読むことによって、少しでも心が軽くなり、やがて静かにやさしい気持ちになってもらえれば嬉しいからです。
心がざわついているとき、わたしたちは外の喧騒ばかりに耳を奪われてしまいます。
けれど、森に足を踏み入れ静かに深呼吸をすると、不思議なことに小鳥のさえずりや風の音が聞こえてくるのです。
この物語も、そんな森のひとときに似ていて、ページをめくるたびに、心が少し軽くなり、見えなかったやさしさや小さな幸せに気づくようになるのです。

これからの、「モフ子と森の仲間たち」の話の展開にご期待ください。
【補足】ChatGPTにおける商用利用の注意点
キャラクターを販売やPRに使う場合には、いくつか気をつけなければならないポイントがあります。
✅ 著作権に注意
有名なキャラクターに似ていると、著作権や商標権の問題が出てくることがあります。
「なんとなく似ている」でもNGになることもあるので、自分だけのオリジナル性を大切にすることがポイントです。
✅ 商用利用ができる素材を使う
OpenAIの公式利用規約には、こう書かれています。
あなたが作成した画像は、合法的である場合について商用利用できます。
ChatGPTの利用に関するルールは、OpenAIが OpenAIの利用ポリシー(商用利用について)で正式に公開しています。
ChatGPTが作ったキャラクターデザインは、商用利用としてポスターなどにおいても使うことができるのですが、ネットにあった画像を利用したりする場合はNGということになります。
また、ディズニーやジブリなど、有名キャラの雰囲気を似せたものなどもオリジナルであっても使うことはできません。
これらの考えにおいて、モフ子というキャラクターを作ることができたことを付け加えておきます。