
ブログを始めたばかりの頃、記事を投稿するたびにアクセス数(PV)が気になって仕方ありませんでした。
「今日はどれくらいアクセスがあっただろうか」、そう思って何度もPV数を確認し、そのたびにほとんど数字が動いていないことに落ち込む毎日です。
「せっかく書いたのに、誰にも読まれていないかもしれない」
「このまま続けても、意味がないのでは…」
そんな不安ばかりが頭をよぎり、どんなに満足のいく記事が書けたとしても、アクセスが伸びないと自分の存在すら気づかれていないのではないかと感じてしまうことがあります。
けれども、1年ほど続けていると、毎日のPV数にある程度の安定感が出てきます。
大きな変化はなくても、一定の数が毎日続くようになると、この数字はきっと、いつも読みに来てくれている人たちだと思えるようになります。
そして自然と、この人たちのためにでも、書き続けようと思えるようになるのです。
今回の記事では、私自身が経験したPVに振り回される気持ちと、そこから少しずつ気づいたことを正直に書いてみました。
ブログを始めたばかりの人は、最初のうちはPV数に一喜一憂するのですが、それよりも、読者の心に届く記事を書くことを大切にしてほしいと願っています。
たとえ少しでも読んでくれる人がいるなら、その人たちのために、丁寧に記事を書き続けていくことが、自分のブログの未来のためだからです。
ブログは始めてすぐに読まれるわけじゃない
今だから言えることですが、1年たってもあまり読まれないということは決して珍しいことではありません。
「半年で1万円、1年で5万円の収益が出た」、という話を耳にすることがありますが、そうした成功例は一部にすぎません。
実際は、多くの人が思うように稼げず、アクセスも伸びずに悩んでいるのが現実です。
ブログを始めたばかりのころは、検索にも引っかからず、誰にも見つけてもらえない日々が続きます。
でも、それはあなたの努力が足りないからではありません。
むしろ、誰にも読まれない時期こそが、ブログの土台を作る大切な準備期間なのです。
この時期にあきらめずにコツコツ書き続けた記事は、後になって確実にあなたを助けてくれる財産になります。
SNSなどでバズることもありますが、たまたま運良く注目されたブログは、やがて必ず壁にぶつかります。
そして、その壁を乗り越えられるのは、時間をかけて悩みながら積み上げてきた人だけです。
なぜなら、一度苦労を経験した人は、その先でまた壁に出会っても、自分で乗り越える力を持っているからです。
だから、諦めずにブログは継続することが大事なことなのです。
PVだけを見ていて、書く意味を見失ってしまったあなたへ
「なんのためにブログを書いているのだろう」
PV(ページビュー)などの数字だけを見つめていると、ふとそんな疑問が頭をよぎることがあります。
でも、少し立ち止まって考えてみてください。
あなたがブログを書き始めた、最初のきっかけは何でしたか。
──収益を得るため。
──自分の思いを発信したかったから。
──誰かの役に立ちたいという気持ち。
──もう一度、自分らしさを見つめ直すため。
理由は人それぞれですが、どれも書くことに意味があるからこそ、ブログを始めたのではないでしょうか。
何もしなければ、そのまま時間は過ぎていきます。
でも、あなたは一歩踏み出し、ブログを始めるという行動を選んだのです。
そこには、確かな目的があったはずです。
それがいつの間にか、PV数や数字ばかりに目が行ってしまい、本来の目的を見失ってしまってはいませんか。
ときには原点に立ち返り、なぜ書いているのかをもう一度思い出してみることも、ブログを続けるうえでもっとも大切なことになります。
私が書き続けている理由
「誰にも読まれていないんじゃないか」と思っていたある日、ひとつのコメントが届きました。
「私も定年退職して、これからブログを始めてみることにしました」
そのたった一言に、胸が温かくなりました。
「ああ、続けていてよかった」と心から感じたのです。
誰にも届いていないと思っていた言葉が、ちゃんと誰かの心に届いていたということです。
その喜びは、何にも代えがたいものでした。
ブログにはいろいろな書き方がありますが、私はいつも「過去の自分」に向けて書いています。
あの頃の自分が悩んでいたこと、迷っていたこと、それを思い出しながら、あのときの私に伝えるつもりでブログを書いています。

ブログを書くときは、「誰に向けて書くか」を意識すると、不思議とテーマが自然に浮かんできます。
「こんなことで悩んでいたあの頃の自分へ、これを伝えたい」「こんなことを知っていたら、もっと楽になれた」といったことなど考えると、パソコンの手が自然と動いていくのです。
かつての私がそうだったように、きっと今も同じように立ち止まっている人は大勢いるはずです。
自分と同じように悩んでいる人が必ずいます。
その人のために書くことで、あなたの言葉がそっと届くのです。
もし、今あなたが悩んでいるなら
「全然読まれない…」
「このまま続けても意味がないのかも…」
もしあなたが、このようなことで悩んでいるなら、どうか一度深呼吸して、少しだけ立ち止まってみてください。
読まれない時期があるのは、実は当たり前なことです。
今、あなたが書いている記事は、たとえすぐには読まれなくても、きっと未来の誰かに届く力を持っています。
読まれない時期は、あなたの言葉が磨かれている時間でもあります。
その積み重ねが、やがて誰かの心に届く言葉となる日がやって来るのです。
だから、どうかあきらめないでください。
その結果がすぐに表れなくても、あなたの書く一行には、ちゃんと意味があるのです。
焦る必要はありません。
もし、疲れたときは、無理をせず休んでください。
そして、気持ちが落ち着いたら、またゆっくり書き始めればいいのです。
ブログを書くことで、救われるのは、もしかするとあなた自身かもしれません。
誰かを癒やす言葉は、実は自分自身の心も癒してくれるのです。
あなたには、書き続ける力があります。
PV数だけが、ブログの価値を決めるものではありません。
どうか、ブログを通して、自分の言葉を大切に育てながら、これからの誰かに届けていってください。
続けた先に見える未来のために
PVは、後からついてくるものです。
だからこそ、PVばかりを気にするのではなく、将来のために書き続けることに集中してください。
あなたが書いた言葉は、もしかしたら明日、来月、あるいは1年後に、誰かの心に届くかもしれません。
ブログには、書き続けた人だけが見ることのできる未来があります。
だからこそ、PVよりも大切なのは、誰かに届く記事を書き続けることです。
今はまだ成果が見えなくても、あなたが積み重ねた記事は、確実に言葉の力として育っていきます。
その一歩一歩が、あなた自身を支え、そしていつか、誰かの心にそっと寄り添うものとなるのです。
今はまだ成果が見えなくても、あなたが積み重ねている記事は、確実に言葉の力として育っています。
だからこそ、PV数で悩んでいるよりも、大切なのは誰かに届く記事を書きつづけることです。
今日もあなたのペースで、記事を重ねていくことに集中してPV数が伸びないからと、ブログを書くことを辞めるようなことはしないでください。
あなたしか書けない記事を、どこかで誰かが待っているのですから。