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シニアのセカンドキャリアの挑戦として保育士資格を取得する

定年退職で仕事からリタイヤしたシニアや、子育てを終えた主婦の多くが新たな生活の目的を見失い、日々の生活に退屈を感じることがあります。

長年の責任から解放された一方で、仕事をしていた時や子育てをしていた時の明確な目標や役割が失われると、生活に方向性を見いだせなくなることがあるからです。

子育てという目標や家族を養うという目標が、ある程度達成されるとなんのために働いているのかというようなことが感じられず、日々惰性で過ごしていたのです。

それでも会社で働いていた時は、仕事に対する責任感などといったことで社会とのつながりあったのですが、定年退職をして仕事から離れてみると、毎日が退屈であるということになってしまうのです。

主婦においても同じで、何もやることがなくいつも家でゴロゴロしている夫を見るとうんざりするという毎日でした。

シニアの日常が退屈の原因

定年退職を迎えたシニアや、子育てを終えた主婦の多くが、新たな生活の目的を見失っていると言えます。

定年退職や子育ての終了は、長年続けてきた役割や活動からの解放を意味しますが、これらの役割が終わると、生活の軸を失い日々の行動が変わってしまうからです。

自由な時間が増えたものの、何をして過ごせばよいのか分からなくなっていることが原因です。

また、退職や子育ての終了とともに、自分の存在価値や社会との繋がりを感じにくくなることもあります。

仕事や育児をしている時は、周囲との関係や責任感が日常を支えていたのですが、それがなくなることで自分の価値や役割が見えにくくなって孤独や無力感を感じることになるのです。

このように、定年退職や子育ての終了後に退屈な日常を感じるのは、生活の中心が変わり、自分の役割や目的が不明確になったためなので、新たな目標や興味を見つけることができれば、再び充実感を味わうことができます。

新しい挑戦や活動を見つけることで、豊かで意味のある生活を取り戻すことができることから、定年を迎えるシニアや子育てから解放された主婦は、セカンドキャリアとして何かに挑戦する意欲を見つけることが必要です。

ユーキャンで見つけるセカンドキャリア

ある朝、新聞の折り込み広告を眺めながら、妻が見つけたのはユーキャンの「保育士講座」という資格でした。

短大を卒業して銀行に勤めて、そこから結婚して二人の子供を育て、二人とも成人したことから子育てから手が離れたのです。

子育てを終えた今、新たな生活の目的を見つけたいと考えていた彼女が、若い時に保母さんになりたいと思ったことがありました。

しかし、普通の短大を卒業して普通のOL になって結婚したことは後悔はしていなくても、保育士というものに憧れがあります。

そこで、58歳という年齢ではあるのですが、一度閉ざした夢をもう一度見たいといった意欲と情熱に挑戦してみることにしたのです。

挑戦

彼女はまず、ユーキャンの保育士講座の内容や学習スケジュールをじっくりと確認し、計画的に学習を進める準備を整えました。

保育士資格を取得することで、子どもたちに愛情をもって接する喜びを感じたいと思っても、果たして自分にできるものかと思いを巡らせたのです。

ユーキャンでは資格取得講座で、人々の生きがいや挑戦を応援しています。

短大を卒業していることから、保育士の国家試験に合格すれば資格を得ることができます。

試験の日程など調べて、一年かかりで資格をとる計画を作りました。

分からないことや不安に感じたことは、ユーキャンのサポートセンターに電話して問い合わせることができます。

この挑戦を成功させるためには健康を維持し、ストレスを管理しながら、日々の学びを楽しむ事で、シニアのセカンドキャリアとしての挑戦です。

実際に保育の現場を体験するためのボランティア活動や、資格取得後のキャリアについても考えながら前向きに取り組むことにしました。

周囲からのサポート

知り合いのツテを頼って、体験的に保育園で働くことができました。

保育士の資格がない人は、保育補助要員として園内の掃除とか、おもちゃの片付け消毒など、保育士さんのサポートとして働くことができます。

しかし、資格の有無によって仕事の内容や責任感が変わってきます。

保育士資格を持っている人は、法的に保育士として保育の現場で専門的な業務を正式に行うことができるのですが、資格がないとあくまでも補助としてしか働けません。

この資格は、保育の理論や子どもの発達、教育技術などの知識とスキルを身につけていることを証明しており、子どもたちの個々のニーズに応じた適切な対応が可能となるからです。

資格がないと保育士としての法的な職務を行うことができず、子どもたちに最適なサポートを提供するのが難しい場合があります。

したがって、保育士資格を取得することで、子どもの保育や教育に加え、保護者とのコミュニケーションや、保育計画の立案、記録管理など、幅広い業務を担当することができます。

そのことによって保護者や職場からの信頼を得やすく、プロフェッショナルとして評価されるということになります。

このことから保育園で働くには、保育士としての国家資格が必要になるのです。

家族の応援

一見無謀に思える挑戦も、真剣に取り組む姿を見せることで、周囲からの応援を得ることができるようになります。

58歳という年齢で「保育士講座」に挑戦しようと決心した妻を見て、できるわけがないと冷ややかな目で見ていた家族も、真剣に取り組んで勉強している姿を見れば、みんなで応援しようという思いになってきます。

年を重ねることで社会経験や生活の中で培った知識を生かし、新たな資格に挑戦する姿は、一見すると大胆に感じるかもしれませんが、その夢の実現のために真剣に努力する姿は周囲を感動させることになるのです。

夢を諦めないで困難な挑戦に立ち向かう姿は、周りの人に刺激を与えます。

挑戦することは誰でもできるのですが、それを実行に移して諦めないで努力する姿を見ることは、周囲の人々になんらかの影響を与えることになり、周囲を巻き込んで応援したくなるのです。

周囲への影響

そして、このような妻の姿を見ていた夫も、家でダラダラしている自分が情けなくなり、自分も何かに挑戦してみたいという気持ちになりました。

妻の挑戦する姿は、その勇気と努力が、人々に新たな挑戦への勇気というきっかけを与えたのです。

贅沢はしなければ年金である程度は食べていけることは幸せです。

その結果、働かないで老後は悠々自適に暮らしていけると考える人はいるかもしれません。

しかし、家でダラダラして過ごすということは辛く耐えられないものです。

セカンドキャリアについて

定年退職後やキャリアの転換期において、新たに始める職業や活動のことをセカンドキャリアというのですが、毎日を何もしないで過ごすことは、セカンドキャリアを築くということにはなりません。

人生の後半を豊かに過ごすには、自分から何かに挑戦していかなければならないのです。

妻は保育士という資格に挑戦して、資格が取れたら保育園で働く決断をしました。

自分から夢という目標の第一歩を踏み出したのです。

セカンドキャリアの中で学ぶことの楽しさを取り入れることで、日常生活に新たな喜びと感動を見つけることができました。

年齢やライフステージに関わらず、学びは心を豊かにし充実感をもたらしてくれるのです。

そこで、夫もユーキャンの折り込み広告を見て、新たな学びに挑戦してみようと思い立ちました。

それは、「初めての家庭料理」という講座で、家庭料理のレシピを色々と学びます。

夫としては、妻が勉強に励んでいる間に家庭料理の勉強をして、料理を作ることで妻を応援しようと考えたからです。