
60代、70代になって、こんなふうに思ったことはありませんか。
「時間はある。でも、何をすればいいかわからない」「もう一度、何かに挑戦してみたい」
年齢を重ねるほどに、自由な時間は増えていきますが、その時間をどう使うかが、これからの人生を大きく左右します。
そのような考えの人においては、もういちど勉強にチャレンジしてみてはいかがですか。
目次
シニアにとって学び直しと学問のすすめ
「学び直し」は、いくつになっても遅いということはありません。
そして、学びは自分らしく生きる力にもなり、ときには副収入を生み出すきっかけにもなります。
この記事では、学び直しを通じて新しい生き方を見つけたいシニアの方へ、学びの意味と副収入につながる資格取得について考えてみることにします。
シニアこそ学ぶという選択を
現代は、世の中の変化がとても速くなりました。
AI、デジタル、キャッシュレス、ちょっと目を離すと、世の中が先に進んでいってしまいます。
だからこそ、学ぶことは、生きる知恵になるのです。
- 金融知識を学べば、資産を守ることができます。
- 栄養学を学べば、健康に役立つことができます。
- デジタルの知識を得れば、日々の生活が便利になることでしょう。
シニアにとっての学びは、自分を守る手段であり、周りの人を助ける力にもなります。
学びの手段を考える
✅ 大学聴講生制度
学位取得を目指さず、興味のある授業だけを受けられる聴講生制度は、自分の好きな科目を選んで授業に参加することで、専門的な知識を得ることができます。
✅ 社会人入学制度
本格的に大学で学びたい人には、社会人入学制度があります。
高校卒業の資格が必要で、一般学生と同じように、4年間の間で単位を取得することから、生涯学習の一環として注目されています。
✅ 通信制大学
自宅から、スマホやパソコンで受講することができます。
卒業すれば「大学卒業資格」も得られます。
✅ 市民大学講座
1日10分でもOK。興味のある講座を選んで、気軽に始められます。
東京都では、東京リカレントナビとして、いろいろなテーマでシニアにも学んでほしいと市民講座を開設しています。

各都道府県にも、市民大学などの講座があって、シニアに学ぶことにより生きがいを持ってもらうという取り組みをしています。

学び直しの中で資格取得という選択肢
シニアが、これからの目的のために学ぶということであるのですが、学ぶことで資格を取得して再就職したり副業として収益を得るということができます。
資格はたくさんあるので、続けやすく、活かしやすく、楽しめると言った自分に合った資格を選ぶことです。
① 興味・関心に合った資格を選ぶ
自分がワクワクする分野なら、学ぶ時間も楽しくなります。
たとえば、歴史が好きなら、博物館ガイドや全国通訳案内士などがぴったりかもしれません。
② 今までの経験を活かせる資格を選ぶ
これまでの仕事や趣味で身につけたスキルを活かせると、学びのハードルも下がりすぐに実践にもつながります。
たとえば、営業経験のある人なら、マーケティング関連の資格も活かすことができます。
③ 体力や生活スタイルに合った資格を選ぶ
長時間の移動や重労働が必要な仕事は、年齢とともにきつくなってきます。
体に無理のない働き方ができる資格を選ぶことや、在宅ワークやコンサル業など、柔軟な働き方ができる資格がおすすめです。
④ 将来の目標やライフスタイルに合った資格を選ぶ
「副収入を得たい」「人の役に立ちたい」「自分の生きがいを見つけたい」といった資格を選ぶことは、長く続けるモチベーションにもなります。
人に役立つことをしたいなら、講師系の資格や旅行や外国語が好きなら観光関連の資格もあります。
「全国通訳案内士」という資格について

外資系企業に勤めていたAさんは、英語を話すことが得意でした。
定年後に再雇用の道もありましたが、あえて新しい挑戦を選ぶことにしました。
それが、全国通訳案内士という資格です。
この資格は、外国人観光客に日本の文化や歴史を伝える国家資格です。
通訳だけでなく、日本の魅力を伝える語り手としての役割が求められています。
自分の特技を生かす「全国通訳案内士」という選択
全国通訳案内士という仕事は、誰かの役に立つことができる点や、「ありがとう」と言ってもらえることです。
それが何よりの喜びであり、今まで培ってきた経験などが、誰かのために使ってみることができる点も良かったからです。
この資格は、外国語を話せるだけでなく、日本の魅力を伝える仕事であることから、やりがいをすごく感じることができる資格になります。
語学力だけでなく人柄や知識が活きる仕事
全国通訳案内士は、語学が堪能なだけではつとまりません。
- 歴史や文化をわかりやすく説明できること
- 相手の気持ちを考え、親しみやすい対応ができること
- 何より、おもてなしの心を持っていること
こうした要素が、訪日観光客にとって、印象深い旅の思い出を作ることにつながるのです。
資格取得の要件
全国通訳案内士の資格を取得するためには、国家試験に合格する必要があります。
試験は日本語と外国語(英語、中国語、韓国語など)の両方で行われます。
特定の学歴や職歴は必要ないのですが、語学力と観光に関する知識が求められます。
試験内容は、外国語の通訳能力や日本の観光地に関する知識を問うような問題が出題されます。
口述試験として外国語での通訳能力を実際に試される試験が行われます。
全国通訳案内士の働き方
観光会社や旅行代理店に所属して働く場合や、フリーランスとして独立し、個別の観光客やグループに対してサービスを提供することができます。
せっかく資格を取っても、使い道がないのではもったいないことになります。
資格を得る場合は、次のことを考えておくことが大事です。
こうした視点で調べて資格を得ることを考えることも、後々のために大切です。
ChatGPTなら資格選びがもっとラクになる
ChatGPTに、こんなふうに質問してみてください。
「60代でもとれる資格を教えてください」
ChatGPTは、このように答えてくれました。
- ファイナンシャルプランナー(FP):暮らしやお金に関する知識を学べます
- 整理収納アドバイザー:家庭や施設での収納アドバイスに役立ちます
- 終活ガイド:高齢者支援や自分自身の備えにも活かせます
- 心理カウンセラー:人の話を聞き、支えになる仕事です
- 観光ガイド・文化財ガイド:地域の史跡や文化遺産を案内できます
- 整理収納アドバイザー:訪問でのアドバイスが中心になります
- 介護職員初任者研修:実務中心で、デジタルスキルは不要です
- 調理師・食育インストラクター:身体を動かしながら働ける職種です
- 傾聴ボランティア・カウンセラー:人の話を聞くことが主な活動です
このように、ChatGPTがいろいろな情報を教えてくれます。
ChatGPTと一緒に勉強する
資格を取ろうと思っても、勉強が難しく分からないということがあります。
そのような時には、ChatGPTを使えばこのようなことができます。
- 過去問の解説を教えてもらう
- 重要なポイントをまとめてもらう
- 例文や会話の練習相手になってもらう
- 模擬試験の問題を作ってもらう
ChatGPTがいると、わからないことをその場で聞けたりアドバイスをしてもらうことができます。
学び直しと資格が新しい人生のきっかけになる
時間がある今だからこそ、学び直しという選択をしてみてはいかがですか。
学びを通じて資格を取ることで、自分の特技を活かした働き方に踏み出すことができます。
ChatGPTは、その一歩をやさしく手伝ってくれることでしょう。
その一歩が、あなたの新しい人生の始まりになるかもしれません。