ブログで収益を上げたいシニアにとって、Google検索で上位に表示されることは非常に重要です。
検索の上位に載れば、検索したい人にとっていやおうなく目につくからです。
しかし、検索上位に載るためには、ブログが読者から価値のあるものであると思われることが重要で、ブログがしっかりできているものをGoogleが判断して検索上位に載せるのです。
では、なぜGoogleは直接記事の内容を読まずに、どのブログが良いブログかどうかを判断できるのでしょうか。
その答えは「ユーザーデータ」にあります。
具体的には、読者があなたの記事をどれだけの時間をかけて読んでいるか、どれくらいの速さで他の記事に移動するかなどのデータを分析しています。
もし読者が記事からすぐに離れるなら、そのブログの記事内容はその人にとって役に立たなかったと見なされたということです。
反対に長い間ブログ内に留まるのなら、そのブログは読者にとって有意義な記事内容が書かれていると判断します。
また、同じ読者が何度もそのサイトを訪れることは、その読者はそのブログ記事を評価しているということになります。
このようなユーザーの行動に基づいて、Googleは記事の価値を評価しているのです。
GoogleのSEO対策
SEO（検索エンジン最適化）対策は、ウェブサイトやブログが、Googleなどの検索エンジンの、より高い位置に表示されるようにするための技術的なプロセスのことです。
ブログ内で他の関連記事へのリンクを提供することを内部リンクというのですが、内部リンクを貼ることで、読者がサイト内に長く留まるようにすることに意味があって、SEO対策として内部リンクを貼ることを勧めるのは少しでもサイト内に読者をいさせることに意味があります。
スーパーマーケットで例えてみることにします。
お客様が醤油を買いに来たとします。
もしそのお客様が醤油だけを見つけてすぐに帰ってしまうなら、それはスーパーマーケットとしての商品陳列戦略が十分でないことを意味します。
効果的な商品陳列は、お客様が醤油を探しに来たついでに、お酒や他の関連商品を気軽に手に取るように誘導することで、お客様にさらに購入してもらう機会を増やすことが繁盛するスーパーマーケットの戦略なのです。
醤油を探しに来て店内に入ったと同時に何も買わずに帰っていくお客様については、醤油を見つけても高すぎるか気に入らなかったから、何も買わないで出て行ってしまったということになります。
このお客様は、二度とこのお店には商品を買いに来ないかもしれません。
このように、人の行動にはそれぞれ意味があります。
このことをGoogleは、ブログ記事を読まなくても行動データーとして判断するのです。
内部リンクを貼るということは、スーパーマーケットのお客様のついで買いに似ています。
訪問者が特定の記事を読みに来て、そのページに関連する他の記事へ誘導できれば、訪問者がサイト上でさらに時間を過ごし、サイトの滞在時間が長くなればGoogleの評価が上がるのです。
また、他のウェブサイトから多くのリンクが貼られることを外部リンクというのですが、外部リンクが多くあるブログは、他の人がこのブログは価値あって面白いと評価したからであって、外部からのリンクはそのブログの信頼性や必要性を示しています。
さらに、読者はサイト内をスクロールしながら記事を読むのですが、そのスクロールが最後まで行かないうちに離脱したかどうかということも判断できます。
このように、すべてはデーターと共に、読者の行動で有意義なブログ記事であるかどうかをGoogleは見分けるのです。
Googleがサイトをどのように評価するか
このように、SEO対策はただのテクニックではなく、読者や他のサイトからの評価をデータを通して解析し、それに基づいてGoogleが検索結果を形成しているのです。
この点を理解することが、効果的なSEO対策を行うポイントとなるので見過ごすことができません。
検索の上位に表示されることで、より多くの訪問者がサイトを訪れる可能性を高めるためには、SEO対策をしっかり行うことが重要なのです。
Googleとしても、検索上位に載せるには、良質な記事としての価値を判断したからで、読者の動きのデーターを基に評価したのですが、ウェブサイト自体の内容を評価する場合もあります。
これは、キーワードの適切な選定と使用がなされていて、キーワードに見合う内容の記事が書かれているかどうかを判断します。
つまり、記事の内容が検索意図をどれだけ満たしているかということも判断基準になるのです。
SEO対策でキーワード選定が重要だということで、記事とは関係ないキーワードで質の低い記事を上げた場合、読者のためにならないとGoogleは記事内容を判断します。
さらに、記事内容がどこかの記事から持ってきたものであるとか、他のサイトの内容と似ているかどうかも判断できます。
サイト自体が信頼できる情報源かどうかも含めサイトの権威性や、読者の安全性なども判断するので、単に検索エンジンでのランキングを高めることだけでブログを作るのではなく、良質な記事として読者のためになるかどうかをGoogleは判断しているのです。
SEO対策のまとめ
このように、SEO対策はGoogleに評価してもらうものですが、Googleとしても検索エンジンとして長く地位を保ち続けるためのものであって、質の高いコンテンツのブログ記事を多く書いてもらいたいということで、いろいろな方法で評価をするということになるのです。
SEO対策には他にも多くの技術的要素を考えなければなりません。
ページを開けたときの速度もその一つで、サイトを開くのに時間がかかるブログは減点の対象です。
なぜなら、読者はすべて開くまで待っていられないからです。
他にはモバイル端末におけるデザイン性とか、見出しと記事内容が同期して、読者がスラスラと読むことが出来て、適宜に写真やイラストが散りばめられていて、読者にとって読みやすく分かりやすいブログ記事になっているかどうかということも判断の材料になります。
良質なブログ記事はこれらの技術的要素も組み合わせることで、検索エンジンはあなたのサイトを高く評価し、より多くの訪問者が訪れるように検索上位に載せてくれるのです。
そして、ブログ記事は一度作ったら終わりではなく常に新しいデーターのもとで書き続けて進化させていかなければなりません。
長い間更新がない記事は、休眠サイトとして、検索上位にあったとしてもランクが下がっていってしまいます。
このようにブログを書くことは、常に新鮮でブログを育てていかなければならないのです。
シニアが収益の上がるブログを書くのは大変な作業かもしれないのですが、定年退職してやることがないと嘆くのであえば、資本のかからない新規事業を立ち上げた経営者と同じ心境でいられます。
老後の生きがいとしてブログを書く面白さを知れば、人生やることや考えることが多くじっとしていられないのです。
