
年金で生活しているシニアにとって、毎月かかる固定費は少しでも抑えたいものです。
その中でも見直したい出費として、スマホの利用料金が話題に上がることが増えてきました。
大手キャリアといわれる携帯電話会社は、長年の信頼がある一方で、毎月の利用料金が高いままという声も少なくありません。
最近では、格安SIMやサブブランドと呼ばれる会社が増え、スマホの利用料金も値下げ競争が始まっています。
そのような中、後発組ながら注目を集めているのが、楽天モバイルという通信キャリアです。
今回は、私自身の体験も交えて、楽天モバイルがシニアにとってどう役立つのか、わかりやすく紹介します。
目次
いろいろある携帯会社の種類
大手キャリアというのは、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの四社のことで、それぞれが独自の通信網を持っているからです。
サブブランドは、大手キャリアの携帯電話会社が持つ格安携帯電話会社で、NTTドコモのahamo、KDDIのUQモバイルやソフトバンクのYモバイルなどです。
これらは、親会社の回線を利用して低価格帯で勝負しています。
格安SIMは、大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているのですが、キャリアやサブブランドと比べて維持管理費がそれほどかからないために月額料金がものすごく安くなっています。
ただ、回線が混みあったときには大手キャリアが優先的に使うために、つながりにくいということがあるのですが、使っている人の感想を聞いてみると、それほど使いにくいということではないようです。
携帯電話会社の比較表
比較項目 | 楽天モバイル | サブブランド | 大手キャリア |
---|---|---|---|
月額料金 | 最安980円〜上限2,980円 | 2,000円〜3,500円前後 | 5,000円〜7,000円以上 |
通話 | リンクアプリで無料/シニア割あり | 通話プラン追加で割引あり | 通話は基本有料 |
電波の強さ | 地域によりばらつきあり | 大手と同じで安定 | 非常に安定 |
サポート | 店舗あり/混雑時もある | 店舗あり | 店舗・電話サポート充実 |
テザリング | 無料で使い放題 | プランによっては有料 | プランによっては有料 |
ポイント連携 | 楽天ポイントで請求充当可能 | 無しまたは限定的 | 無し |
シニアにとってのベストな選択は
正直なところどの携帯会社が一番いいかは人によると思いますが、私はいろいろと迷った末、楽天モバイルを選ぶことにしました。
私は、以前はサブブランドの携帯電話を使っていたのですが、今回、楽天モバイルに切り替えることで、同じ条件で1,500円の節約に成功しました。
たかが、1,500円と思われる人もいるかもしれませんが、年金暮らしにとっては毎月の固定費の節約は大きなことです。
大手キャリアの携帯電話を使っている人にとっては、切り替えることで4,000円以上の節約になるのではないでしょうか。
そのいきさつについては、【やっぱり光回線を残すことにした理由】楽天モバイルに契約して見えてきた現実という記事に書かれていますので読んでください。
楽天モバイルに決めた点
楽天モバイルには、「最強プラン」という1つのプランしかなく、その月にどれだけ使ったかで、料金が自動で決まるシンプルな仕組みです。
これがとてもわかりやすく、安心でした。
よって、使わなかった月は安くなるということで、他の携帯会社では決められたギガ数に対して、たとえ使わなくても、契約した分の料金は毎月請求されてしまいます。
楽天モバイルは、たくさん使ったとしても月2,980円(税抜)までで、それ以上はかからないことから、シニアにとって最初からギガ数を決められるより安心です。
このように、楽天モバイルなら、無駄なく使えるのが決め手ということになりました。
楽天リンクで通話料が無料になるしくみ
楽天モバイルでは、「楽天リンクアプリ」という専用のアプリを使うことで通話料が無料になります。
この楽天リンクは、楽天モバイルを契約している人だけが使える特別な通話とメッセージアプリです。
なぜ通話料が無料になるかというと、通常の電話は、電話回線を通じて「音声」をそのまま送ります。
この仕組みだと、時間ごとに通話料がかかります。
一方で楽天リンクは、音声をデータ通信に変換して送るため、通話料が発生しません。

楽天リンクを使えば、相手が普通の電話(固定電話やガラケー)でも、データー通信として送って通話ができるのです。
どうしてかというと、相手につながった時点で音声データーを、普通の音声に変換することができるからです。
このシステムは、相手からの楽天リンク以外の電話も、普通の電話のようにかかって受取ることができます。
この方式はインターネットを使ったデーター方式なので、音声がややこもるとか、遅延があるといった音質にやや問題があると感じることがあるということです。
シニアに安心!15分以内かけ放題プランも選べる
楽天リンクの通話は、ナビダイヤル(0570)や消費者ホットラインなどの特別な番号にはかからないということです。
そこで、楽天リンクでなく、普通の電話の音声で掛けたいという人には、15分以内かけ放題安心のシニア割といったプランもあります。
私自身もこのかけ放題プランを契約することで、通話と通信あわせても2,000円ちょっとで収まっています。
何がなんでも安く使いたいという人には、楽天リンクはお得感があっておすすめです。
スマホの料金ってややこしい
しかし、スマホ料金は全くといっていいほどややこしいことから、私はChatGPTに質問して、分からないことを聞くことにしています。
ChatGPTはいろいろな情報を集めて分かりやすく教えてくれるからです。
ただ、時々金額など間違っていたりすることから、すべてを信じるのではなく、一緒になって勉強するつもりで聞くことを忘れないようにしてください。
私が楽天モバイルを選んでよかったこと
料金がわかりやすくて安い点と、通話も安心して使えて、使い放題であるのでテザリングで万が一の備えにもなるということです。
さらに、楽天の場合は、ポイントも使えてお得ですし、楽天市場で買い物をする場合はポイントが増量するということが魅力的です。
そしてそのポイントは、携帯電話の代金に充当できることから、実質のスマホ代としては割安感があります。
楽天は電波が不安という人に対して
スマホを使ってみて、楽天モバイルは電波が弱いと言われているのですが、普通に使っている分には違和感はありませんでした。
たしかに、地下やビルの奥などでは弱いこともあるようですが、私の住んでいる所では、今のところ不便を感じたことはありません。
むしろ、以前使っていたサブブランドの携帯電話は「4G」だったのに、楽天モバイルに変えてからは「5G」が入り、アンテナも安定しています。
今後の楽天では、「プラチナバンド」の対応や、衛星通信による電波強化も計画しているということで、ますます期待が高まりそうです。
携帯選びに何を大事にしたいか
スマホは、いまや暮らしの必需品です。
だからこそ、料金のことや使いやすさ、サポートといったことが大事なことになります。
自分の暮らしに合わせて、何をよく使うか、月にいくらまでなら無理なく払えるかなど、そんな視点でスマホと携帯会社を選んでみてください。
シニアが固定費など節約するためには、誰かに言われたことを鵜吞みにするのではなく、自分でよく考えて決めることが大事です。
そのお手伝いをするのがChatGPTで、分からないことや疑問に感じたことは、あなたの強い味方として話し相手になってくれるからです。