クレジットカードの不正利用による被害額が、年間でなんと540億円にもなるというのをご存知ですか。
これは決して一部の特別な人が狙われているのではなく、詐欺の網が無差別に広く使われているという証拠です。
だからこそ、キャッシュレス決済を毎日のように使っている私にも、カード情報が漏れて使われてもおかしくないということになります。
そこで今回の記事では、どうしてクレジットカード番号が盗まれて使われてしまうかという手口の裏側と、あなたの大切な資産を守るために今日からできる小さな対策について一緒に考えていくことにします。
カード情報は簡単に盗まれる
なぜカード情報が漏れて不正使用されるかというと、大きく分けると、次のようなケースが多いようです。
たとえば、よくあるのが偽サイトや不審なメールによって知られることです。
本物そっくりに作られたサイトにうっかりカード番号を入力してしまって、自ら詐欺グループに情報を渡してしまったりするケースです。
また、私たちがどれだけ気をつけていても、過去に利用したお店やネットショップ側から情報が漏れ出てしまうケース。
そして、最近では「非接触型スキミング」と呼ばれる手口で、満員電車やエレベーターなどでターゲットにわざと接近し、カバンや財布越しにカードの情報をすれ違いざまに盗み取ってしまうということもあるみたいです。
こうした日常のちょっとした落とし穴や、防ぎきれない要因が重なることで、ある日突然に、自分のカードが不正利用に使われてしまうということです。

突然の電話で気づいた現実
ある日突然、私の携帯にクレジットカード会社から一本の電話を受けたことがあります。
「オーストラリアでカードの利用履歴がありますが、ご旅行に行かれていますか」という、思いがけない問い合わせでした。
もちろん海外には行っていないので、「行っていません」と答えると、「不正利用の可能性がありますので、すぐにカードを停止します」と言われたのです。
その瞬間、背筋がぞっとしたのは、そのカードは普段は引き出しの奥にしまっていて、ほとんど使っていないものだったからです。
「一体どこから、あのカードの番号が漏れてしまったのだろう…」と、とても不思議でなりませんでした。
詐欺師の巧妙な手口

クレジットカードの不正使用で本当に恐ろしいのは、私たちが全く気づかないうちに被害が進行してしまうことです。
自分で怪しいサイトに入力してしまった場合はすぐに気づくことがあるかもしれませんが、気づかないうちに情報が漏れていた場合は、被害に遭っていることすら分からないことがあります。
特に注意が必要なのは、普段あまり使っていないカードです。
あまり使っていないカードは、請求などの確認を忘れがちになり、銀行口座から引き落とされていても気がつくことが遅れることです。
今回のカード情報の流失は、私とは関係なく、詐欺師たちが「クレジットマスター」と呼ばれる方法を使って、カードを偽装したということでした。
クレジットカードの16桁の番号は、完全にデタラメな数字が並んでいるわけではなく、実は一定の法則に基づいて作られていることから、実在しそうな番号と有効期限の組み合わせて、コンピューターでクレジット番号を見つけ出すことができるということです。
『私は怪しいサイトなんて見ないし、カードも持ち歩かないから大丈夫』、そう思っていても、詐欺師たちはカード番号を推測して当ててしまうという手口で、不正使用されるということになります。
私たちがどれだけ気をつけていても、ある日突然、全く知らないところで詐欺師たちのターゲットになってしまう可能性があるのです。
幸いにもカード会社が不審な動きに気づいてくれたおかげで、被害には至らなかったのですが、詐欺に引っかからないということは決して他人事ではなく、いつなんどき被害にあう可能性があるということです。
使わないカードは解約する
私自身、これまでに携帯電話の契約やスーパーでの買い物などで勧められるがままにカードを作っていました。
気がついたら、いつの間にかクレジットカードが7枚にも増えていたのです。
そこで思い切って普段使っていないカードは解約し、本当に必要な2枚だけに残すことにしたのです。
枚数が減ることで、カードの管理も楽になり、家計簿をつけていつ何にカードを使ったかを把握するようにしました。
こうした日々のちょっとした手間の積み重ねが、少額の不正使用でも見逃さないという防御になると思うからです。
今の時代、詐欺を100%防ぐことは難しいかもしれませんが、私たちの心がけ次第で、被害を最小限に食い止めることは十分にできるはずです。
今日からできる基本対策

自分には関係ないと思うことが、詐欺被害においては一番危ない考え方です。
ほんの少し気をつけることで、詐欺は防ぐことができます。
クレジットカードの詐欺被害を防ぐのは、シンプルな習慣を身につけることです。
- カードの枚数を増やしすぎない
- 使わないカードは解約する
- 利用内容をしっかり把握する
- 不審なサイトにはカード番号などは入力しない
これらのことをすることで、あなたをカード被害から守ることになります。
今日からぜひ実行してもらいたいと思っています。
このブログでは、私と同じ高齢者が詐欺被害に遭わないように書いています。
詐欺のことを知ることで、老後の人生を心豊かに生きていきたいものです。