有名サイトの広告にサポート詐欺がまぎれこんで表示された話

皆さんは、パソコンを見ている時に突然、けたたましい警報音が鳴り響いて頭が真っ白になった経験はありませんか。

実は先日、私がインターネットで普通の広告をクリックした瞬間に、まさにその「サポート詐欺」の画面が現れたのです。

以前このブログでもお話ししたことがある手口ですが、突然の警告画面と「ウイルスに感染しました」という声には、やはり心臓が止まるかと思うほど驚き、慌ててしまいます。

私が一番怖かったのは、決して怪しい場所ではなく、「ごく普通の広告」にその罠が潜んでいたことです。

今回は、私たちが安心して見ている有名サイトの広告の中に、どうしてこのような詐欺が紛れ込んでいたのか、皆さんが同じような怖い思いをしないために、もう一度詳しくお話ししたいと思います。

詐欺サイトは突然に現れる

今回、私が何より驚いたのは、決して怪しいサイトを見ていたわけではなく、誰もが知っている有名なサイトを眺めていた時に起きたことです。

「いつも見ている大手サイトだから安心」と、私たちはつい信じ込んでしまいますが、でも、実はそこに思いがけない落とし穴が潜んでいることがあります。

なぜ、そんな安全なはずの場所に詐欺サイトが紛れ込んでいるのでしょうか。

その理由は、インターネットの「広告の仕組み」にあるのだそうです。

実は、多くのサイトは、表示される広告を一つ一つ自分たちで選んでいるわけではありません。

サイトの中にある「広告のスペース」を、専門の外部業者に貸し出して委託しています。

いわば、「看板を立てる場所だけを貸している」という状態なのです。

そのため、業者がたくさんの広告を集める中で、最初の審査を巧妙にすり抜けた悪質な広告が、ごく普通の広告のふりをして紛れ込んでしまうことがあるということです。

有名サイトでも安心できない理由

詐欺をするような人たちは、私たちが「ここは安心だ」と気を緩めている場所をわざと狙って罠を仕掛けてきます。

だからこそ、ごく身近なところで騙されてしまうのです。

実は、今回私がこの画面に遭遇したのも、皆さんがよくご存知の、ある有名なサイトを見ていた時でした。

具体的なサイト名をここで挙げることは控えますが、本当に誰もが知っているような場所です。

まさかこのような場所にと、正直なところ私もとても驚きました。

つまり、私たちは日常の身近なところに、詐欺の種はひっそりと撒かれているということです。

事前に見分けることはできるのか

それでは、このような危険な広告をクリックする前に見分けることはできるでしょうか。

結論から言ってしまうと、残念ながら「完全に見分けるのは非常に難しい」というのが現実です。

なぜなら、見た目はごく普通の魅力的な広告と全く同じだからです。

クリックして画面が現れて、初めて気がつくように巧妙に作られています。

それに、有名サイトに紛れ込んでいるため、誰もが疑わずに開いてしまうということです。

「それじゃあ、防ぎようがないじゃないか」と不安になってしまいますが、どうか安心してください。

完全に見分けることは難しくても、被害を避けることは十分にできます。

そのために一番大切なのは、心の中に少しだけ「疑う力」を持っておくことです。

サポート詐欺の画面の特徴

ここで、サポート詐欺がどのようなものか、少しだけおさらいさせてください。

画面が現れると、けたたましい警報音と一緒に、女性の声で「パソコンを再起動せずに、すぐにサポートセンターへ電話してください」というアナウンスが流れてきます。

「早く消さなければ」と焦って、画面の右上にある「✖️(バツ)」ボタンをクリックしても、一向に画面は消えてくれません。

どうして消えないのかというと、実はその「✖️」ボタンは本物ではなく、ただのダミーだからです。

画面全体が、ただそう見せかけているだけの偽物なんです。

サイトを開いた時に強制的に見せられているだけで、本当にパソコンがウイルスに感染しているわけではなく、そのような画面を見せられているだけなのです。

大きな警告音や画面の点滅などを使って、私たちの不安をあおり、パニックにさせようとしているただの画面です。

ですから、もしこの画面に出くわしても、全く慌てる必要はありません。

ただ一つだけ、やってはいけないということは、慌てて画面に表示されているサポート番号に電話をかけないということです。

それさえ守っていただければ、まずは大丈夫ですので、慌てずに次の対応をして下さい。

以前、このサポート詐欺についてもう少し詳しく書いた記事がありますので、もしよろしければ、以下のリンクから参考のために読んでみてください。

絶対にあわてて電話をしない

サポート詐欺において一番危険なのは、何度も言うように、表示された番号に電話をかけてしまうことです。

そこで相手と繋がってしまうと、言葉巧みにパソコンを遠隔操作されたり、お金を請求されたりする被害へと進んでいきます。

ですが、逆に言えば電話さえしなければ、被害は完全に防げるということです。

対処法は本当にシンプルで、落ち着いて画面を閉じるか、パソコンの電源を一度切って「再起動」するだけで大丈夫です。

この詐欺は、突然の大きな音や警告画面で私たちを驚かせ、判断力を奪って電話をかけさせるだけのものです。

ですから、その裏側の仕組みさえ知っていれば、もう何も怖いことはありません。

実は私自身、これまでに何度かこの画面に出くわしたことがあります。

正直に言うと、何度経験しても最初の瞬間はやはり「ドキッ!」としてしまいます。

でも、「あ、これは偽物だ。再起動すれば消えるんだ」と知っているので、深呼吸をして、何事もなかったかのように対応できています。

もしこの仕組みを知らなかったら、私もパニックになって電話をかけてしまっていたかもしれません。

万が一に電話をかけてしまっていても

もし万が一、慌てて電話をかけてしまったとしても、まだ間に合います。

相手の指示に従う前に、「あ、おかしいな」と気づいた時点で、ガチャっと電話を切ってしまえばそれで終わりです。

相手からしつこく電話がかかってきたりするようなことはありません。

万が一心配な場合は、国民生活センター(局番ナシの188)に電話して聞いてみて下さい。

とにかく、今日、お話ししたように、詐欺の手口や仕組みを「知っておくこと」が、あなたご自身の大切な生活を守る最強の盾になります。

頭の片隅にこの知識を置いておくだけで、いざという時に慌てないための心のゆとりが生まれるはずです。

私たちの身近に潜む落とし穴には十分に気をつけながらも、これからも一緒に、安心で楽しいインターネットの世界を活用していきたいものです。

今日のお話が、皆さんの穏やかな毎日を守るものとなれば嬉しいです。