エアコン清掃三千円、安さの裏にある悪徳業者の手口

※ 当サイトは、Googleアドセンス広告を利用して運営しています。

季節もすっかり春めいて、初夏に向けて少しずつ汗ばむ日も増えてきました。

これからの時期はエアコンや水回りの出番が多くなるため、本格的な夏が来る前に清掃を頼んでみようと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、ここで気をつけていただきたいのが、極端な「安さ」を売り文句にして近づいてくる悪徳業者の存在です。

そこで今回は、私たちシニア世代にとって、特に一人暮らしの方が絶対に知っておくべき「安さの裏に潜む罠」と、点検、修理トラブルの実態についてお話しします。

大手の業者は高いという思い込み

「今ならキャンペーン中!お試し価格3千円でエアコン清掃をします」といった突然の電話勧誘やチラシが入っていると、大手の会社だと高くつきそうだから、こちらにお願いしようかなと思ってしまいませんか。

あるいは、ポストに入っている「水回りの修理、数百円〜」というマグネットチラシを目にすると、地元の業者に頼むより少しでも安く済ませたいと、つい心が揺らいでしまいます。

限られた年金での生活の中で、少しでも出費を抑えたいと思うのはごく自然なことですが、悪徳業者はまさにその「お金をかけたくない」という心理を狙ってきます。

冷静に考えてみても、「極端に安い」ということには、必ず裏があるという事です。

もちろん、中には良心的な業者もいるかもしれませんが、電話の声やチラシの文面だけでそれを見分けるのは非常に困難です。

悪徳業者にとっては、チラシや電話の勧誘でのお試し価格というのは、あなたの家の中に入り込むための、単なるエサにすぎないということを覚えておいて下さい。

密室の中という恐怖

「お試し3千円なら」と気軽に依頼し、業者を一度家の中に入れてしまったとします。

業者は簡単な掃除を終えると、「このままでは、すぐにカビだらけになります」と不安を煽り、高額なコーティングを強引に勧めてきます。

本来ならその場できっぱりと断るべきですが、高齢の一人暮らしで、他に誰もいない状況となると、そう簡単にはいきません。

家の中という限られた空間の中で、見ず知らずの作業着姿の男たちが、「もう作業の準備はできています」「今やらないと絶対に損ですよ」と高圧的に畳み掛けてきたら、どうしますか。

悪徳業者かもしれないと直感しても、「断ったら大声で怒鳴られるのではないか」「このまま居座られて、危害を加えられたらどうしよう」という恐怖心で頭がいっぱいになって断ることができません。

頭の片隅でクーリング・オフという制度があったはずと思い出しても、その場では恐怖が勝ってしまいます。

とにかく波風を立てたくないので、お金を払ってでも、早くこの人たちに帰ってほしいと、追い詰められてしまうのではないでしょうか。

その結果、頼んでもいないお風呂場や洗面所まで勝手に施工され、約30万円もの高額な請求をされたり、不要なフィルターを無理やり買わされたりする被害が多発しているのです。

業者が帰った後に点検してみると、肝心の清掃自体も本当にやったのかどうかもわからないような、お粗末な仕上がりだったりすることに気がつきます。

その時に「騙された」と思っても、もうどうすることもできず、泣き寝入りしてしまうというのが、安さを売り物にした悪徳業者の最も卑劣で恐ろしい手口なのです。

安すぎることは裏がある

これと似たような手口で、さらに厄介なのがトイレの詰まりや水回りのトラブルです。

トイレが詰まったり、水が止まらないといった緊急事態には、誰でもパニックになってしまいます。

そんな時、「水回り修理、初回数百円〜」といったチラシの業者を見て、慌てて呼んでしまうのは大変危険です。

いざ業者が到着すると、「配管が完全に腐っています」「便器ごと交換しないと直りません」と、わざと大げさに不安を煽ってきます。

水が溢れてしまうという焦りと、業者の高圧的な態度のダブルパンチによって冷静な判断力は奪われ、本来なら数千円から1万円程度で直るはずの修理でも、何十万円という高額請求になってしまうのです。

チラシや電話勧誘での安すぎるというものは、必ず理由があるということです。

つまり、安さという餌を撒いて、善良な市民を騙す入り口といえるのです。

少し冷静になって考えてみれば、業者の人件費や家までの出張交通費などを差し引いても、数百円で作業ができるはずがないからです。

自分の身を守るため鉄則

このようなトラブルを防ぐためにも、最初から大手や地元の信頼できる業者に頼むことのほうが、結果的に一番安く済む確実な方法といえるのです。

こうした悪徳業者から身を守るために、チラシや電話で近づいてくる業者には絶対に頼まないと決めておくことが重要です。

先ほどもお話しした通り、一度家の中に入れてしまったり、作業を頼んでしまったりした後で断るのは想像以上に困難だからです。

最初から家に入れないことが最大の防衛策になるのです。

「格安」や「お試し価格」といった甘い言葉には決して乗らず、電話勧誘はきっぱりと断り、突然の訪問販売には絶対にドアを開けないようにしてください。

清掃や修理を頼む時は、名の知れた有名なフランチャイズか、地元で長く商売している業者にお願いするのが一番安全です。

地元の業者は高いのではと感じるかもしれませんが、それは決して高いわけではなく、本来の適正価格なのです。

もし、緊急で水回りなどのトラブルが起きてしまったら、自治体などが指定する業者に連絡をすることをお勧めします。

地元に店舗を構えている以上、地域の信頼の上に成り立っているため、無責任な仕事はできないからです。

信用を取るか安さを取るかといったら、安心できる業者を選ぶことが、身を守るための鉄則ということになります。

迷ったら188へ

万が一、「もしかして悪徳業者かもしれない」と思う業者に清掃などを頼んでしまい、断りづらい状況になってしまったら、絶対に一人で悩まないで、すぐに国民生活センターなどの相談窓口に電話をして対応を聞きましょう。

専門家が間に入り、クーリング・オフの手続きなど、トラブル解決に向けたサポートをしてくれます。

【困ったときの相談窓口】消費者ホットライン188は、お近くの消費者生活センターなどの窓口につながります。

また、最後にもう一つ注意していただきたいことがあります。

最近、「東京ガス」や「東京電力」の点検業者を装って家に入り込もうとする悪質な手口も急増しています。

アポなしの突然の点検訪問は、絶対に家の中へ招き入れないようにして下さい。

このことについては、以前書いた記事がありますので参考にして下さい。

私たちシニアにとって、一人暮らしの静かな生活を守るためには、安さという甘い罠や、突然の訪問者には絶対に近づかないことを、ぜひ、今日から意識してみてくださいね。

広告