最近、見慣れない「+」から始まる国際電話番号からの着信が増えていると感じたことはありませんか。
「+」から始まる番号は、国際電話の印です。
実は今、この国際電話番号を使った詐欺電話が急増しているのです。
また、偽の警察官を名乗った電話も多く、電話番号に0110がついていても国際電話番号からかかってくることから、詐欺電話の可能性があります。
「サギ電話に出ないこと」が一番の対策ですが、つい電話に出てしまって不安な思いをするのは避けたいものです。
そこで今日は、私たちのスマートフォンを詐欺から守ってくれる心強い味方、警視庁の防犯アプリ「デジポリス」についてご紹介します。
目次
「デジポリス」のここが凄い!3つの安心機能

デジポリスについて、機能の概要をお話しします。
1. 国際電話や詐欺電話を「自動ブロック」
海外からの不審な国際電話番号を自動でブロックしてくれます。
さらに、警察がすでに「犯行に使われている」と把握している電話番号からの着信も自動で弾いてくれるので、そもそも危険な電話が鳴らなくなります。
2. 地域の防犯情報をタイムリーにお知らせ
自分の住んでいる地域を設定しておくと、その周辺で起きた犯罪情報や、不審者情報、特殊詐欺の発生状況などを知らせてくれます。
ご近所のリアルな情報がわかるので、日々の防犯意識も高まり、常に気をつける気持ちが高まります。
3. いざという時の「防犯ブザー」と「痴漢撃退」機能
画面をタップするだけで、大きな音で周囲に危険を知らせる防犯ブザー機能もついています。
『痴漢です』「助けてください」など、声や音で知らせることができます。
お守り代わりにスマホに入っておくと、何かあったときに安心感が高まります。
デジポリスダウンロードの仕方
デジポリスは警視庁が提供している無料の公式アプリですので、安心してスマートフォンに入れていただけます。
お使いのスマートフォンの種類に合わせて、以下の手順でダウンロードを行ってください。
デジポリス設定手順
- ホーム画面にある、青いアイコンの 「App Store(アップルストア)」か 「Play ストア(プレイストア)」を開きます。
- 画面右下にある 「検索(虫眼鏡のマーク)」 をタップし、 「デジポリス」 と入力して検索します。
- 警視庁のシンボルマーク(金色の桜)がついたデジポリスのアプリが表示されたら、「入手」 をタップします。
ダウンロードが完了したら、ホーム画面に新しく「デジポリス」のアイコンが追加されます。
タップしてアプリを開き、初期設定を進めていきます。
利用にあたっての大切な注意点
とても便利な機能ですが、いくつか設定に対しての注意点があります。
- 事前設定が必須: アプリを入れるだけでなく、必ず「設定」をオンにする必要があります。
- スマホは最新の状態に: OS(スマホのシステム)が古いと設定できないことがあるので、最新バージョンにアップデートしておきましょう。
- 携帯会社の有料迷惑電話対策サービスなど、他の類似サービスと併用ができない仕様になっていますので、ご自身の契約内容を確認してから設定してみてください。
アプリを入れたから、全てに安心だと思い込むことは禁物です。
最終的には、自分の身は自分で守るという意識が大切です。
なぜ高齢者は詐欺師に狙われやすいのか
詐欺師にとって、高齢者は非常に狙いやすい「理想的なターゲット」とされています。
その背景には、主に2つの理由があります。
1. 「いざという時のため」の貯蓄があるからで、高齢者の多くは、普段の生活では無駄遣いをしなくても、万が一の時のためにと、退職金や年金を大切に貯蓄しています。
詐欺師は、高齢者の「家族を想う優しい気持ち」と、長年かけて築かれた資産に目を付けるのです。
2. 新しい技術や複雑な話に混乱しやすいことから 、スマートフォンやインターネットなどを使って、次々と現れる新しい技術を駆使して騙していきます。
詐欺師は、高齢者がネットなど不慣れな状況を悪用して、わざと複雑な話や専門用語を並べ立てて頭を混乱させ、理解が追いつかないまま口車に乗せてしまうのです。
巧妙に進化する手口
これまで主流だったのは、孫や架空の公的機関を装ってATMへ誘導する「オレオレ詐欺」や、個人情報を盗み出す「フィッシング詐欺」でした。
これらの手口は、銀行やATMで職員が不審に思って声をかけるケースが増え被害は減ってきています。
すると詐欺師は、すぐに次のような新しい手口に変えてきます。
銀行員を装って電話をかけたり、役所の職員や警察官まで名乗ることで安心させて詐欺を働きます。
弁護士などが出てきたりという、映画のドラマのような手口でいろいろや役割の人が出てきて騙そうとして、現金を用意させて受け取りに行こうとします。
詐欺の手口は一つ防げればまた次と、絶えず進化を繰り返しながら私たちの隙を狙っているということを覚えておいてください。
詐欺から身を守るための「3つの心構え」
詐欺にかからないための最も効果的な方法は、相手の言葉を鵜呑みにせず疑問を持つことです。
そして、電話がかかってきたり何か起こったりしたら、以下の3つの心構えを意識しておきましょう。
1. ひと呼吸おいて、まずは「疑う」習慣を持つ。
電話やメールで個人情報やお金の話が出たら、まずは「本当に信頼できる相手だろうか」と疑問を持ってください。
- 見知らぬ番号からの電話には慎重に対応し、聞かれたことにすぐ答えない。
- 心当たりのない不審なメールのURL(リンク)や添付ファイルは絶対に開かない。
これらを徹底するだけでも、被害に遭う確率はグッと下がります。
2. 家族で「合言葉」を決めておく
巧妙ななりすましを防ぐには、家族間のルール作りが有効です。
家族にしか分からない「合言葉」を事前に決めておきましょう。
また、「最近こんな手口があるらしいよ」と、家族や友人と日頃から詐欺対策について定期的に話し合っておくことも大切です。
3. 一人で抱え込まず、誰かに「相談」する
詐欺師は、ターゲットを孤立させて冷静な判断力を奪おうとします。
一人ひとりが警戒心を持つことはもちろんですが、身近に相談できる人がいること自体が、強力な防犯対策になります。
少しでも「おかしいな」と思ったら、すぐに周囲へ相談できる環境を整えておきましょう。
情報を常に新しく保ち、健全な疑問を持ち、そして周囲とつながるようにしておきます。
この心構えこそが、安心な毎日を守る大きな防御となります。
身を守るのは自分の「防犯意識」
詐欺から身を守るための対策や便利なアプリをご紹介してきましたが、アプリを入れたから安全だという思い込みはしないようにしましょう。
自分は絶対に騙されないという過信を手放し、常に防犯意識を持ち続けることが重要です。
私も以前、オートロックがついているマンションに住んでいたことから、すっかり安心しきっていたところ、空き巣の被害に遭ってしまった経験があります。
どれだけ強固なシステムや便利な防犯ツールがあったとしても、それに完全に頼りきってしまうのは危険だと身をもって痛感しました。
便利なテクノロジーを味方につけながらも、「もしかしたら…」と少しだけ疑う気持ちや、日々の生活の中での警戒心を忘れないようにしてください。
「備えあれば憂いなし」という言葉の通り、事前の対策は非常に重要です。
安全で穏やかな毎日を過ごしていくために、最終的に自分の身を守るのは自分自身という意識だけは忘れないようにしてください。