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ショート動画の中で深呼吸したくなるような環境動画をVeo 3.1で作ってみた

今日は新しいGoogleから出たVeo3,1で、癒し系の環境動画を作ることにしてみます。

YouTubeのショート動画は、テンポが早く、刺激が強いものが多いのですが、そのような中でも一瞬だけ立ち止まりたくなる動画を作れないだろうかと考えました。

癒しとか安らぎとかヒーリングという、心身のストレスを和らげ健康を回復するような動画です。

刺激ばかりにさらされていると疲れるし、夜のゆったりした時間は心が落ち着くような動画を見てもらいたいと考えました。

Veo 3.1で映像を作る

今回は、Googleが開発した動画生成AIの Veo 3.1 で作ってみることにしました。

Veo 3.1は、GoogleのGeminiの中に組み込まれている動画生成AIです。

画像生成AIと同じように、こちらがこのような動画を作りたいと説明すると、高画質の動画を作ってくれます。

映像の生成時間は8秒と短いのですが、FlowというGoogleから開発された映像編集プラットホームを使うと、Veo 3.1で作った動画の最後のカットを自分の好きなシーンに繋げることができるのです。

最大で1分程度の動画を繋げながら、こちらがカメラワークやカット割りなどを含め指示を出すと、それに従って作ってくれます。

ChatGPTのSora2とは少し違っているのは、拡張機能を使えば自分の好みの映像を作ることができることです。

映像クリエイターにおすすめなVeo 3.1

プロンプトで指示を出すことで動画を作ってくれる方法と、画像生成AIで作った画像のファイルを読み込ませることで、そこから動画を作ることができます。

例えば、自分の部屋の写真を撮って、家具やカーテンの写真をアップロードして、同一の画像にしてもらうことで、自分の部屋がお気に入りのコーディネートした部屋の動画として見ることができます。

難しい操作はなく、映像のイメージを文章で伝えたりファイルを読み込ませれば完成です。

高解像度であるので、見ていてとても綺麗な動画になっています。

合成ではなく再構成という考え方

AIは、写真をそのまま切り貼りするのではなく、部屋の広さや壁や床の色、光の向きなどを読み取ることで、新しい1枚の画像として作り直します。

これを動かすことで、リフォームした部屋の動画を作ることができることになります。

これを応用すると、フランスパリの街の写真と自分の写真を読み込ませると、パリの街を歩く自分の動画を作ることができます。

写真を読み込ませてもAIはイメージとして捉えることから、現実のパリの街並みと違っていたり、歩いていても実写とは全くかけ離れたようなものになってしまうことがあります。

しかし、これからの進化により、もっと精巧なものになっていくと思いますが、今でも、使い方によっては面白い動画を作ることができます。

一枚のクリスマスツリーを飾った部屋の写真があります。その写真の中でサンタクロースがダンスをするという指示を出したのが右の動画になります。

大きさのバランスに違和感はあるのですが、昭和時代の古い写真があれば、そこの場面の中に現代人を入れて動かしたり、白黒写真をカラー映像にすることなども簡単に作ることができます。

環境映像を作ってみる

今回、私が作ろうとする動画は、プロンプトで指示を出すことで、そのイメージにあった画像を作ってくれるというシンプルな風景などの動画です。

家の中で暖炉に薪がくべられていて、その前でゴールデン・レトリバーが寝そべっている。大きな窓の外は雪が降っていて、暖炉の薪が燃えているところをアップにして」と指示を出しました。

そしてできたのが、次の動画です。

環境動画とは

環境動画とは、物語や説明がありません。

  • 人が話さない
  • 展開がない
  • オチもない

ただ、そこに在る風景を映しているだけです。

なぜ癒し効果があるのか

環境動画は、見ていて脳が考えることを休めることができるからです。

私たちは普段、情報を理解したり、判断したり、先を読んで考えたりと、ひっきりなしに脳は働いています。

こうした中で環境動画は、考えなくてもいい映像です。

そのため、脳が自然に休むことができるのです。

自然の音や動きが少ないことは、本来人間として心を落ち着かせる要素を持っています。

目まぐるしく移り変わる現代

TikTokやショート動画は、目まぐるしく動画が流れてきてそこを瞬時に判断して見ることをします。

考える前に次の映像が流れてくるので、面白いか、興味があるか、見る価値があるかなど一瞬で判断する世界です。

私も実際にTikTokをやってみて、どうしても好きになれなかったのは、歳のせいと言われても気持ちが追いついていけなかったからです。

時代の変化は受け入れているつもりでも安らぐことが必要

今、作っているショート動画は、カットの切り替えや、最初の1秒に刺激的な画をつけるということが、視聴回数を伸ばすための方法と言われています。

正直に言えば、私も時代の変化は感じているつもりで、時代に合わせた動画作りを考えています。

しかし、みんながみんなそのようなものばかりを作る必要はないのではないかと思います。

時にはゆっくりした時間を持ちたいと感じることがあります。

特に、シニアにとってはせっかく長く勤め上げた会社を退職して、同じように目まぐるしく生きることを求める必要はどこにあるのかと考えてしまいます。

ゆっくりした動画は評価されにくい

ショート動画の世界では、刺激が強い、展開が早い、最初の一秒が派手ということが条件です。

こうした動画の方が、Googleのアルゴリズムに好まれやすく、視聴者にもウケがいいのです。

ゆっくりした動画は、視聴回数が伸びにくく、数字では評価されにくい面を持っています。

しかし、そのような動画だけを求めている人ばかりではなく、癒し系の環境動画を待っている人も世の中に必ずいるはずです。

そこで、あえてショート動画と逆行するかもしれないのですが、ゆっくりした環境映像を作ってみることに挑戦してみることにします。

私しかできないショート動画作り

若い人たちは、今の時代に逆らって生きることはできません。

若い人は立ち止まることはできなくても、シニアなら立ち止まることができる環境にいます。

数字だけが価値ではないと思うことは間違っていないし、再生数が少ない、バズらないということが、その動画の評価ではないということはわかっています。

視聴回数が取れないことが、その動画の価値がないということではなく、一人でもその動画の価値を必要と感じている人はいればそれでいいのです。

流れに逆らうのではなく別の流れを作る

ショート動画の中に、ゆっくりした時間があってもいいと思うのは、みんながみんな数字ばかりを追いかけ、決められたような動画を作るからです。

すべての動画が、刺激的である必要はありません。

ショート動画は、その人の作品であって、みんなが同じような動画を作るのではなく、その人ならではのテーマを持って、それを受け入れる人に届けるということが大事なことです。

環境動画は派手な動画とは役割が違います。

この動画を見ることで、立ち止まって深呼吸をして何も考えず眺めるという世界があってもいいと思っています。

私の生きがい作り

定年後の生きがい作りに、私は、ブログを書くことと絵本を作ることと動画を作ることを選びました。

この選択は、今も変わっていません。

最初は、自分が老後に何か目的を持って楽しむためのものでした。

でも今は、心が疲れている人に何を届けられるかを考えています。

それが、自分ができる立場としてできる精一杯の生き方だからです。