Sora2で動画を作り始めてから、私の作る映像の世界が大きく変わりました。
自分の頭の中にあった空想が、まるで絵本や映画のように動き出すからです。
その中で、発表の場として知ったYouTubeショートは、誰かに見てもらうことを目的に場所として広がっています。
このことから、sora2とショート動画について、この違いを知っておくことで、創作意欲がまったく違ってきます。
Sora2をどう使っていけばいいのか、ショート動画にsora2をどのように絡ませることができるかを考えてみることにします。
目次
YouTubeショートは視聴者の発表の場
YouTubeショートは、作品を誰かに届ける場所であり、スマホなどで写した映像を60秒という短い長さで視聴者に見てもらいます。
その映像をたくさんの人が訪れ、短い時間で次々と動画を見ていきます。
そこで求められるのは、最初の2秒で視線をつかむことや、最後まで見続けてもらう工夫が必要です。
Googleとしても、YouTubeでバズれば多くの人に見てもらえて、視聴者が広告まで見てもらえるので収益化も可能となります。
そしてその評価は、すべて視聴データとして決まります。
したがって、そこで流される動画は、作品の質というよりも、視聴者が見たいと思われるかどうかでしかありません。
つまりYouTubeショートは、視聴者中心で作品が決まるということになります。
YouTubeショートの動画づくり
YouTubeショートは、多くの人に見てもらうための場として、視聴データのスワイプ率や再生維持率を重視して、バズりやすい動画を優遇します。
- 最初の1〜2秒で目を引く
- 最後まで見てもらえたか
- どれだけの人が何度も見たか
こうした数値が、そのまま評価になり、YouTubeショートは、視聴者に気に入られるための場所として、動画を評価しているのです。
テレビ局で言えば、視聴率優位の番組づくりとなります。
だから、奇をてらったものとか、視聴者の脳を刺激したりするものの方がいいのです。
Sora2は空想を映像に変えるアトリエ
一方でSora2は、自分の想像をそのまま映像にしてくれる道具です。
製作者が考えるプロンプトという短い言葉だけで、海の底や宇宙の果てまで映像で作ることができます。
まだ見たことのない景色も、行くことができない場所も、Sora2なら簡単に映像として目の前に広がります。
これは動画制作における、自分の世界を創造する道具にほかありません。
だから、誰かに合わせなくてもいいし、自分の想像に正直でいられます。
なぜなら、何を作るかは作者次第だからです。
そしてその映像を気に入ってくれた人だけが見てもらえればいいので、これこそがSora2の最大の魅力です。
目的が違うから、作り方も違う
Sora2とYouTubeショートは、どちらも短い映像を扱うことにおいては同じです。
sora2で映像を創ることができるので、YouTubeのショート動画に、sora2が利用できるのではないかと誰もが考えます。
GoogleにおいてもAIによる映像は載せてはいけないと規約に書かれていないために、YouTubeのショート動画には、多くのsora2で作られた動画がアップされています。
しかし、sora2には苦手とすることがあることから、同じような動画ばかりか作られてしますのです。
Sora2が苦手なのは前後のつながり
Sora2は、一つの場面をとても美しく作ることができます。
光の揺れも、動きも、空気感も人の手では作れないほど自然です。
しかし、この美しさは1シーンで完結します。
10秒か15秒の映像しか生成することはできないのです。
そこで、もう少し長い物語性のものを作ろうとすると、次のようなことが起こります。
・キャラクターの顔が変わる
・背景の映像が違う
・着ているものなど変わってしまう
・つながりが統一できない
AIは、前後の流れを理解して続けることが苦手なために、このような壁にぶつかるのです。
そのため、何度も生成してもらいながら編集で世界観が途切れないようにします。
ストーリーには向いていない
このつながらないといった特性があるため、Sora2はストーリー性のあるものは向いていません。
物語には、キャラクターの一貫性とシーン同士の流れが必要だからです。
だからこそ、一本の世界観をを成立させるショート動画は、Sora2だけで作るのは難しいのです。
編集機材を使って色々なカットをつなぎ合わせたりすることで作り上げなければなりません。
Sora2で向いているのは一瞬で伝わる映像
Sora2で力を発揮するのは、物語というよりワンシーンで完結するものです。
● 子どもと犬が遊ぶ映像
● 一瞬で驚いたりする映像
● アクシデントで終わる映像
● 10秒で完結するストーリー
● ストーリ性がなくても見ていられる映像
こうした瞬間の映像表現は、Sora2が最も得意とする世界として作られます。
したがって、ショート動画とsora 2はスタイルがまったく違うということになります。
しかし、YouTubeのショート動画の中には、動物の擬人化や長いストーリーをスムーズにつないで見せるAI作品があります。
こうした作品の多くは、生成AIだけで完結しているわけではなく、背景を別ソフトで作り、キャラクターは差し替え、動きは手動で合わせることで、視聴者が気に入ってもらえるようなものを作ります。
Sora2の映像を一つの素材として使うことで完成させることから、個人ではなかなか難しいものといえるのです。
OpenAIはSoraで何を目指しているのか
sora2には、トップフィードといって、AIによって出来上がった映像をアップロードする機能があります。
Sora2のフィードは、クリエイターの発表の場を作ることと、いろいろなデーターからSora2を成長させていくことを目的としています。
いろいろなプロンプトにそった映像を作ることで、AIに学習させてもっと優れたものを完成させるように開放しているのです。
それらの映像を見たクリエイターが色々な作品を作り、その行動データを集めてAIの改善に生かすことと、TikTokやInstagramのような新しい動画プラットフォームを自社で育てたいということがあるのかもしれません。
このようになことから、sora2もこれから目が離せない進化を遂げていくでしょう。
Sora2はスマホで撮影した現実的な映像とは違う、新たな映像分野を追求するのだと考えます。
AIで作った動画として、一般の人に見慣れてもらう目的と、いろいろな映像に興味を持ってもらうように、発表の場としてフィードが存在しているのです。
Sora2が生きがいになる
sora2で作った映像は、見る人も制作する人も、作品を介して楽しむことができます。
副業としての収益化を考えなければYouTubeのショート動画を目指すよりも、シニアの生きがいとしてsora2によるアート作品を作るという道があります。
そしてその作品を、Sora2のフィード内で発表することで、誰かの目に止まることができ、クリエイターとして認められるかもしれません。
Sora2の価値は、YouTubeのショート動画のような、バズる、稼ぐ、効率化といったような目的ではなく、見たことのない世界を、自分の手で生み出せるという楽しみです。
映像が創造の世界に
Sora2を使うと、行ったことのない場所が目の前に広がったり、海の底や宇宙の果てといった想像を実際の映像として作ることができます。
若い頃に見たかった景色も、これから行けない場所も、すべて映像として生み出すことで創造力が働くのです。
Sora2が生み出すのはバズるための動画ではなく、心が動くアートの世界です。
- 静けさの一瞬
- 光が揺れる瞬間
- 呼吸のような自然の動き
- 時間が止まったような空気
こうした表現は、自分だけの評価や数字では測れない感性の世界です。
Sora2とYouTubeショートは、どちらが良いかということではなく、それぞれに魅力があります。
みんなに見てもらいたいという気持ちは同じでも、創造の世界を優先するsora2と、視聴者のために何が好まれるかをデーターなどを考えながら、多くの人に見てもらう動画を作るかの違いがあります。
この違いを理解すると、自分がどちらに向いているかや、たった数十秒の動画の中に何を目的にするかによって、自分が進むべき方向が見えてくるのです。