ショート動画づくりで大事なのは、自分は何を作りたいのかをはっきりさせることです。
心が動くテーマを選ぶと、それがあなたの世界観になります。
世界観があると、アイディアが自然と湧いてきます。
自分の世界観がはっきりしていると、動画づくりが楽になり続けることができるからです。
目次
流行を追うだけでは苦しくなる
ショート動画は、流行を真似れば数字が出ることがあります。
でも、真似るだけでは疲れてしまい、長く続けることはできません。
ただ真似るだけだと、アイディアも生まれてこないので行きづまってしまうからです。
流行はあくまでヒントとして考えることで、長く続けるためには、あなたらしさを発揮することが大事なことになります。
バズった動画は研究材料にする
人気の動画は、真似るのではなく研究することが大切です。
まったく同じようなものを作るということではなく、なぜ多く再生されているのか、どこで視聴者の心をつかんでいるのか、どのような見せ方をしているのかなど、そこに理由があるからこそ多くの視聴者から支持を集めているのです。
そのようなことから、バズっている動画は研究の価値が大いにあります。
研究で得た気づきを、自分の作りたいショート動画の世界観にそっと重ねていくことで、自分のオリジナルなバズる動画を作ることができます。
大切なのは、全く同じようなコンセプトで作るのではなく、学ぶことであなたらしい形に変えていき、あなたにしか作れない動画を育てていくことが大切です。
アイディアは自分の軸から生まれる
動画を作り続けるためには、ひとつ自分の軸を持つことが大切です。
テーマとして、自分は何を表現したいかなど、自分らしさを持つということです。
これらのどれも永遠のテーマとして、考えることができます。
この軸があると、動画の方向性がブレにくくなり、アイディアも出やすくなります。
軸が決まれば、あとはそのテーマに沿って自分なりの世界観で作ってみることです。
そして、作っていくうちに気づきが増え、その気づきがまた新たなアイディアにつながります。
世界観を守りながらテクニックを考える
自分の軸が決まると、動画づくりの方向が見えてくるので、そのうえで、少しのテクニック を取り入れると、あなたの世界観がより伝わりやすいショート動画が完成します。
あなたの作りたいというアイディアができたとしても、伝わり方が弱いと視聴者は見てくれないからで、ショート動画を作る上での決まり事は考えておかなければならないのです。
そこで、基本となるショート動画の作り方のテクニックを考えてみることにします。
最初の1秒で心をつかむ
ショート動画は、最初の1秒が勝負です。
ここで「見てみよう」と思ってもらえると、最後まで相手に届きやすくなります。
難しく考える必要はありませんが、小さな工夫で見てもらえるようになるのです。
見やすい動きを入れる
ゆっくり手が動く、視線がふっと向く。
こうした動きだけでも、視聴者は何が始まるのだろうといった期待感で次を見てくれるからです。
最初の1秒の中に、興味を惹きつけながらテーマなどを織り込むことが必要です。
明るさや構図でひきつける
暗い画面より、ぱっと明るい画面のほうが見やすくなります。
画面の中心に主人公を置くだけで、視線が迷わなくなります。
これらのテクニックは、視聴者を惹きつけることになるからで、ショート動画は、検索されて見てくれているのではなく、おすすめ動画として多く流れてくる中で、スワイプされないように引き止めなければならないからです。
音はそっと添えるイメージで
大きな音より、落ち着いた音のほうが見やすいことがあります。
ただ、大きな音で興味をひかせるという方法もあります。
あなたの世界観に合わせて、どのようにすればいいかを、最初の1秒に心血を注いで考えることをしなければなりません。
視聴データが教えてくれる
YouTubeには、あなたの動画がどう見られたかを数字で教えてくれる機能があります。
これは評価ではなく、動画を育てるヒントとして考える必があります。
視聴データの中には、何人があなたの動画を見てくれたかという視聴回数があります。
それに、どれだけの人がすぐスワイプしたかという数字も見られます。
スワイプ率が高いほど、最初を見て興味がなかったと判断されたかということが分かります。
スワイプ率が多い時は、最初の1秒で心がつかめなかったというサインと考えてください。
平均再生率が教えてくれるもの
視聴データには、どこまで見てもらえたか という平均再生率もあります。
最後まで見られているのか、途中で離脱されたかといつたことが分かるのです。
ここを見ることで、動画の流れや組み立てを改善しやすくなります。
どんな人が見ているかも分かる
視聴者の年齢層や男女比も表示されます。
シニアが多ければ、ゆっくりしたテンポで作った方がいいとか、若者が多ければ少し速いテンポで作るといった、データーを見ることで視聴者に合わせた工夫ができるようになります。
しかし、これらの数字にふりまわされる必要はありません。
あくまでもこれらは、視聴者の動向が見えてくることから、次の動画づくりのヒントになるということになります。
PDCAが続ける力になる
ショート動画は、大きな変化ではなく、小さな改善の積み重ねで良くなっていきます。
最初から完璧を目指さず、まずは軽い気持ちで作ってみてください。
行動することで見えることが増えてくることがあるからです。
そして、データーの数字は動画の批判ではなく、やさしいヒントとして数字を眺めることで、改善をしながら理想的なものへと作っていきます。
このことはPDCAであって、プラン、実行、評価、改善を繰り返すことで、成長することができるということになります。
まとめ
ショート動画を作るとき、いちばん大切なのは自分の世界観を持つことです。
「自分は何を作りたいのか」この気持ちがあるだけで、動画づくりがブレずに続けられます。
自分が心が動いたテーマを選ぶことで、それがあなたの世界そのものになります。
世界観があるからこそ、アイディアが自然に湧き、長く続けられる力になるのです。
ショート動画には流行があります。
再生されている動画をまねれば、一時的に数字が伸びることもあります。
でも、真似るだけの動画づくりは、自分のやりたいことや発想ではないので心が疲れてしまいます。
それよりも、自分が作った動画をとりあえず投稿してみることです。
そこから、データなどを考慮して自分の世界観や、どうすれば視聴者に見てもらえる動画になるかを研究して次を作ることが、自分の成長につながっていくのです。
そして、途中で諦めずに長く続けることでショート動画は必ず伸びていきます。
あなたのその一歩が必ず誰かの心に届き、その人を幸せにすることになり、自分の生きがいにもつながっていくのです。