
ブログやYouTubeの長編は、調べたいことなど情報を探しに来てくれた人が読みに来ます。
でもショート動画は、最初は誰も探しに来てくれません。
実はこの違いこそが、ショート動画を伸ばすうえで絶対に知っておくべき最初のポイントです。
今日の記事では、ブログの検索入り口と、ショート動画の見つけられ方の違いを書くことにします。
この考え方が腑に落ちると、ショート動画の作り方がガラッと変わります。
目次
ブログは検索されて読まれる世界
ブログは、あなたが書いた記事をだれかが検索します。
・調べたい
・知りたい
・困っている
・答えを探している
こうした読者が、自分から動いて記事にたどり着きます。
つまり、検索が入り口で、見つけてもらうためにもSEO対策などを考えなければならないのです。
ブログで副業を考えているのでしたら、あなたが書くブログのジャンル選びと、SEO対策として、いかに検索窓の上位に載るかということを考えなければなりません。
ブログは、読者が積極的に探しに来てくれる媒体だからです。
これは、大きな安心材料でもあることが間違いないのは、見つけに来てくれる確率を考えればいいからです。
ショート動画は検索されない世界
一方、ショート動画は、検索されて見られるものではありません。
視聴者は、キーワードを打ちません。
インデックスで、このような動画を見たいと考える人においては、検索して見つけてくる人もいるのですが、ほとんどはスマホで
YouTubeの縦画面を開いただけで、あなたにおすすめの動画が自動的に流れてくるのです。
つまり、視聴者が探しに来るものではなく、YouTubeが認めたものが勝手に動画として流れてくるというシステムです。
この違いを知らないまま、ショート動画を作れば見てもらえると思ってしまうと、何本投稿してもアクセスが伸びないという惨憺たるものになってしまいます。
ショート動画には「ショートフィード」という特別な入り口がある
ショート動画には、ブログでいう検索のような入り口から入るのではなく、その代わりにショートフィードという特別な入り口があります。
ショートフィードとは、YouTubeが「この動画、あなたにおすすめなので見てみて?」と、視聴者に紹介するところから始まります。
つまり、ショート動画の入口は、Google(YouTube)が握っているということになります。
あなたが選ぶのでも視聴者が選ぶのでもなく、まずはYouTubeが選ぶということから、ショート動画は始めなければなりません。
ここを理解することが、ショート動画の本当の出発点です。
ショートフィードに載らなければ、動画は存在しないのと同じ
厳しいようですがショート動画は、ショートフィードというGoogleからのおすすめで流されなければ、視聴者の目に届かないということになります。
この仕組みは、ブログのように書けば誰かが検索してくれるということではありません。
ショートフィードという小さな入り口に、あなたがまず立つことにあるのです。
これができないと、どれだけ良い作品でも人の目には触れません。
ただ、あなたのチャンネル登録者が増えてくると、検索して見にきてくれる人が多く出てきますが、最初はショートフィードに載って、視聴者に勧めてもらうということが大前提にあるのです。
ここを知らずに、アクセスが伸びないと心配して、やっては見たものの才能がないのかと思う人がとても多いのです。
どうすればショートフィードに載りやすくなるのか
ここからがショート動画の始め方として重要なことになります。
ここでは、そのための3つのポイントをお話しします。
【ポイント①】最初の1秒に意味を持たせる
ショート動画には、サムネイルをつけられません。
サムネイルとは、動画の内容をひと目で伝える表紙のようなものです。
長いYouTube動画では、赤い文字で強調したり興味をひくタイトルの工夫がされます。
でもショート動画は、1場面が勝手に切り取られサムネイルとして表示されます。
そのため、視聴者の心をつかむのは動画の最初の1秒になるのです。
サムネイルより大事な1秒
自分のショート動画が興味を持ってもらうためには、ショートフィードで、次から次へと流れてくる動画に興味を持ってもらうことにあります。
視聴者は、興味がなければすぐにスワイプして別の動画へ行ってしまいます。
そのため、実質的なサムネイルは動画の最初の1秒と言えるのです。
YouTubeはこの1秒を見てもらって、紹介する価値があるかを判断しています。
投稿後すぐにYouTubeが小さなテスト配信を行い、視聴者の反応を見ます。
ここで反応が良いと、次からもおすすめとして表示してくれます。
だからこそ、ショート動画でアクセス数を伸ばすには、作る上で最初の1秒を大切にすることがいちばんの近道になります。
【ポイント②】離脱されにくい長さにする
YouTubeでは、動画を最後まで見たかをとても重視します。
そこで、ショート動画のおすすめの長さは15〜22秒。
60秒の長さのものを作れても、短い中に視聴者の感性を揺るがすものがなければならなく、長ければ良いということではありません。
この長さは、短い中に満足感があれば、離脱も少なくYouTubeに好かれる結果になります。
このデーターは、調べることができて視聴維持率ということで、YouTubeのサイトから見られるのですが、この割合が高くなるとこの動画は良いと判断されショートフィードに出やすくなるのです。
【ポイント③】世界観をそろえる
YouTubeは、このチャンネルはどんな世界観の動画なのかということを常に見ています。
世界観がブレると、推薦しにくくなるのです。
逆に、世界観が統一されていると、この動画はこういうテーマで制作していると判定され、ショートフィードに載りやすくなります。
したがって、いろいろなことに興味があって、ショート動画を作りたいと考えても、一貫したテーマを持って作り続けることが大事なことになります。
登録者が増えるのはショートフィードに載ってから
多くの初心者が、登録者が少ないから伸びないと思ってしまいます。
しかし、実際の順番は逆で、ショートフィードに載ることで見てもらえて、そこで気に入られると、多くの視聴者を集められて登録されるのです。
登録されるようになると、ショートフィードだけではなくアクセスが増えてきます。
そのためには、最初は数多くのショート動画を発表するようにしましょう。
多くのショート動画を出すことで、何度もショートフィードに載ることができて、多くの視聴者の目に止まることができるからです。
ブログの感覚でショート動画を制作してはいけない
ブログは検索される世界であり、YouTubeの長編もそのようなものです。
しかし、ショート動画は紹介される世界であることから、入り口の仕組みが根本的に違うことを理解してください。
この違いを理解すると、ショート動画の考え方がガラッと変わります。
そしてこれからの、ショート動画の作り方に影響してきます。
ショート動画は、最初の1秒が大事で、情報より感覚が重要視されるということを知ってください。
そして、統一したテーマで、最初の3ヶ月は何本も作り続けることが成功の秘密です。
これらのことを念頭に、ショートフィードに載るために努力することを考えるようにしましょう。