
最近では、メールよりも「LINE」でやり取りをすることが当たり前になってきました。
電話だと、相手が忙しいときは出られないし、メールでは長文になりがちです。
そんな中、LINEのスタンプはひとことで気持ちを伝えられる便利なツールになります。
そんな便利なスタンプを、もし自分で作って送ることができたら、それってちょっとワクワクしませんか。
しかも、「これ、ジィジィが作ったの!」とお孫さんにびっくりされること間違いなしです。
今回は、そんなオリジナルLINEスタンプをChatGPTの力を借りて作る方法を、わかりやすく紹介します。
目次
✅ ステップ①:LINEスタンプ 作り方
まずはどのようなスタンプを作るかを決めます。
たとえば、
- 日常でよく使う言葉、ありがとう、おつかれさま、了解などといったもの
- 動物やキャラクター、猫、犬、ウサギといった可愛い動物などのイラストや写真。
- 癖がありそうなキャラ強めの人物のイラスト
自分がこのようなものがウケると思えたものを作ることにします。
✅ ステップ②:ChatGPT でイラストを作る
今回は、私が飼っているウサギの写真から、ChatGPTに可愛いウサギのイラストを考えてと指示を出しました。

それがこのイラストです。
✅ ステップ③:イラストに添える言葉
このイラストに添える言葉をいくつか考えてもらうように頼みます。
すると、ChatGPTはいくつかの言葉を書き出してくれました。
ありがとうぴょん♪
おはようだぴょん!
おやすみぴょんzzz
了解ぴょん!
ウサギにあわせて、言葉を考えてくれました。
✅ ステップ④:セリフに合うイラストのパターン考える
スタンプは、セリフとイラストの表情がポイントです。
そこで、セリフに合うイラストのパターンをいくつか考えてもらうことにしました。


✅ ステップ⑤:イラストに言葉を添える
「ウサギのイラストに、言葉を添えて考えて」
この指示から、いくつかの文字付きのイラストをChatGPTは作ってくれたのです。



✅ ステップ⑥:イラストをLINEスタンプとして保存する
このイラストを写真ファイルとして保存して、LINEに貼り付けることで、言葉に応じてスタンプとして送ることができます。
しかし、一つだけ違うのは、LINEの画面では背景が透過していて、このイラストでは背景が白くなってしまいます。
ChatGPTに背景が透過したイラストをつくることに指示を出す
背面が透過されているということは、LINEの背景にイラストだけ浮き出すことができます。
背景透過形式の画面はPNGファイル画像として作ることができるのですが、それをLINEに添付すると、自動的にファイルがJPEGという形式に変換されていまいます。
JPEGになると、せっかく背景が透明になっていた画像も背景がついてしまうのです。
そのため、LINEのトークで直接スタンプのように使おうとしても、背景が浮き出るような画像にはなりません。
いろいろ試してみましたが、LINEにそのまま貼るだけでは、透過スタンプは使えませんでした。
背景が白でも、自分で作ったスタンプというだけで、家族や友人にはしっかり気持ちは伝わるのですが、もっと本格的なスタンプにしたいとするなら、LINE クリエーターズマーケットに登録して販売できる自分のオリジナルスタンプを作ってみることをおすすめします。
✅ ステップ⑦:LINEスタンプを販売してみよう
LINEクリエイターズマーケットに登録する方法。
まずは「登録」から始めます
自分で作ったスタンプが、他の人に気に入って使ってもらえたらうれしいものです。
実は、LINEには「クリエイターズマーケット」という公式の販売サイトがあります。
ここに登録すると、誰でもスタンプを販売できるのです。
登録は無料で、始め方も意外と簡単です。
① LINEクリエイターズマーケットにアクセス
まずは、下のリンクを開いてみてください。
https://creator.line.me/ja/
「LINEアカウント」でログインできるので、新たな登録は不要です。
② スタンプのタイトルや説明を入力
次に、スタンプの内容を登録します。
- タイトル(うさぎのほっこり日常スタンプ)
- 説明文(どんな場面で使えるか)
英語での説明も必要ですが、ChatGPTに頼めば翻訳も手伝ってくれます。
③ 作ったスタンプ画像をアップロード
スタンプ用の画像を、以下の仕様でアップします:
- サイズ:370×320ピクセル(PNG形式)
- 背景は透明(透過)であること
- 最低8個のスタンプ画像が必要
この作業には、Canvaなどの画像編集アプリを使うと便利です。
④ 審査を申し込む
すべて登録できたら、最後に「審査を申し込む」ボタンを押します。
数日から1週間ほどで、LINEから結果が届きます。
⑤ 審査に通ったら、販売スタート
審査に合格すると、LINEのスタンプショップで公開されます。
誰でもそのスタンプを購入して使えるようになります。
スタンプが売れると、売上の一部が自分に入ってきます。
ちょっとした副収入にもなります。
販売と登録の仕方について、YouTubeで説明したものがありますので、そちらを参考にしてください。
✅ ステップ⑧:補足
LINEスタンプは以下の仕様で作る必要があります。
- 1個の画像サイズ:370×320ピクセル(PNG)最低でも8枚を用意
- 背景:透過したものとしてPNGファイルとして作る
- セット数:8個・16個・24個・32個・40個から選べる
- ファイルサイズ:1枚1MB以内
- 表紙スタンプ:240×240ピクセル(PNG)1枚
- トークルームスタンプ:96×74ピクセル(PNG)1枚
これらのスタンプを用意するのは、ChatGPTでは時間がかかるので、画像編集アプリCanvaによって作ることをおすすめします。
ただ、Canvaは元となる写真の背景を消したり、ピクセルを揃えたり背景を透過させるためには有料プランでしか作ることはできません。
絵が描けなくてもChatGPTがいれば大丈夫
絵が苦手でもChatGPTに指示を出すことで、いろいろなポーズのLINEスタンプを作ることに協力してくれます。
イラストでなくても、写真も文字を入れてスタンプとして作ることができます。
ただ、無料写真や無料イラストは、いくら無料であってもスタンプなどに加工する場合は、著作権に抵触する場合があるので、元の写真になものはオリジナルな自分の写真を使うようにしてください。
オリジナルなLINEスタンプが審査に通れば、副業としてLINEスタンプを販売をすることができます。
ChatGPTがいれば、あなたもオリジナルなLINEスタンプを作って販売してみてはいかがですか。
何事も挑戦してみることが、生きがいに繋がってきます。
著作権について
今回、このキャラクターで24ポーズのウサギのスタンプを作ってLINEストアで販売しています。
私の飼っているウサギの写真からChatGPTにイラストを描いてもらったのですが、その時のプロンプトでディズニー風という指示したことから、イメージが似てきてしまいました。
LINEの審査を通過したことから、まったくのオリジナルということは認めていただけたのですが、これを商用利用するとなると、微妙に著作権に抵触するかもしれません。
そこで、ChatGPTに指示を出すときは、ディズニー風とかジブリ風というような表現でキャラクターデザインをしないようにこころがけなければなりません。