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「ゆっくりでいいよ」
ある朝、森の小道で、小さなカメがひっくり返って足をバタバタさせていました。 重たい甲羅のせいでなかなか起き上がれません。 そこにモフ子が通りかかりました。 モフ子はその場にしゃがみこむと、そっとカメを元に戻してあげました。 「ありがとう……でも、ぼく、もう無理かもしれない」 残念がるように、カメはしょんぼりとつぶやきました。 「どこかに行くつもりだったの?」 モフ子は静かに聞きました。 「あの丘の ...
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「森の中の静けさ」
ある日、いつも元気に森を飛び回っていたリスのコロが、大きな木の根元で寂しそうに座っていました。 どんぐりを集めながら、歌を歌っていたコロでしたが、今日だけはとても悲しそうです。 古い木の根元で、うつむいたまま、動こうとしません。 「リス君どうしたんだろう?」動物たちは、心配そうに言いました。 タヌキが言うには、リスの妹さんが交通事故で亡くなったということです。 動物たちは、「そっとしておいたほうが ...
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「モフ子と花畑の森」
雨があがった森は、やわらかく光っていました。 葉の先から落ちるしずくが、静かな音を立てています。 モフ子は、見たことのない道を歩いていました。 モフ子が歩いたその先にあったのは、ひっそりと広がるお花畑でした。 赤や青の花たちは、競い合うように咲いていますが、それは争って咲いているのではありません。 それぞれが、自分の花の色を大切にしているだけで、それが集まるととても美しく咲いているように見えるので ...
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「森のみんなで うたおうよ」
モフ子は、いつもの森を歩いていました。 でもこの日は、少しだけ楽しい気持ちになって、 理由もなく元気に歌い出しました。 「モフ子ちゃん。何か楽しいことあったの?」 森の動物たちが集まってきて、モフ子に聞きます。 「そうじゃないけど、今日はなんだか歌いたくなったの」 その森の中で、ハリネズミさんだけが元気がありません。 「どうしたの?」 モフ子が声をかけると、 ハリネズミは言 ...
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「笑顔は、みんなを幸せにする」
毎日の暮らしの中で、私たちは人とすれ違ったり、出会ったりをくり返しています。その一瞬に、もしあなたが「笑顔」であいさつできたなら、相手の心にあたたかい灯がともるかもしれません。笑顔は特別なものではなく、誰でも持っていて、分けあえる贈り物です。このお話は、ウサギのモフ子が、笑顔であいさつすることで、森のみんなを幸せにしていく姿を描いたものです。 森の朝は、木の葉のすきまから、やさしい光がこぼれていま ...
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「感謝はすべてをつなぐ」
この絵本のテーマである感謝は、うさぎのモフ子が森の中で日々の小さな恵みに気づき、「ありがとう」という言葉の力を学んでいく物語です。 風や水、光や花といった、あたりまえのように存在しているものに、実は深い意味があるということです。 この絵本を読むことで、日常の中にあるつながりに気づき、支えながら生かされているという心のやすらぎに気がつくことです。 朝の光が森をやさしく包んでいました。 モフ子は、朝の ...
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「フクロウのおばあさんと森の時間」
この物語は、年を重ねたフクロウのおばあさんが、森の仲間たちに、老いることの意味を語るお話です。 老いることは決して悲しいことではありません。それは、命が次の世代へとつながっていく自然の流れであり、若いものたちが育っていくための大切な時間なのです。 老いることは生き物にとっての自然な流れであり、安らぎの時間なのです。 ウサギのモフ子は、いつものように元気に森の中を駆け回っています。 「モフ子、そんな ...
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「モフ子の相手を思いやる気持ち」
この絵本は、森で暮らすモフ子と仲間たちが、思いやりの心の大切さを学んでいく物語です。 自分のことだけを考えるキツネと、みんなのことを大切にするモフ子。その出会いが、相手を思いやる気持ちの意味を教えてくれます。 読むうちに、心がやすらぎ、やさしい気持ちが胸に広がっていきます。 モフ子は、庭の花壇でかわいい花を育てていました。 「元気に育つのよ」 モフ子は、小さな花たちに声をかける、やさしい心を持った ...
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「モフ子と自分勝手なイノシシ」
誰だって、自分のことを大事にしたいと思うものです。でも「自分さえ良ければ」と考えると、心のどこかに寂しさが残ります。今日のお話は、イノシシがモフ子に出会い、相手に優しくすることで初めて心が軽くなり、楽しく過ごせるようになった物語です。 モフ子は、毎日の時間をゆっくり大切にすごしています。 森の中に咲く花のにおいを嗅いだり、森の動物たちと仲良く会話したり、つねに感謝の気持ちを忘れないようにして、笑顔 ...
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「イノシシと森の泉」
この物語は、森の泉をめぐるお話です。 周りのことを考えないで、自分だけ楽しんだイノシシの行いは、許されるものではありませんでした。 でも、心を入れ替えてみんなのために行った行為は、周りの人に影響を与えることになります。 けっして派手なことでなくても、毎日を一途にコツコツと行うことが尊いというお話です。 森の奥には、動物たちが通うきらきら光る泉がありました。 この泉の水は川となり、森をうるおしている ...