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無料の粗品にご用心!高齢者の心につけ込む「SF商法」の手口と対策

「日用品を無料で配ります」という声につられて会場に入ったら、最終的に高額な商品を買わされてしまうという、高齢者を狙った「SF商法(催眠商法)」の被害が後を絶ちません。

被害に遭われた人が老後の大切な貯蓄を取り崩したり、保険を解約したりするまでに追い込まれる深刻なケースも起きています。

今回は、その巧妙な手口と、もしもの時の対処法について分かりやすく解説します。

SF商法(催眠商法)の巧妙な手口とは

SF商法は、人々の心理を巧みに操り、冷静な判断力を奪う悪質な販売手法です。

 閉め切った会場に人を集め、日用品をタダ同然で配って場を盛り上げ、催眠状態のような雰囲気を作り出します。

最近では数ヶ月にわたって会場を開き、通い続ける高齢者に個別に声をかけて高額商品を次々と売りつけるのです。

判断能力が衰えた高齢者においては、数百万円の被害を受ける人もいます。

私たち高齢者の寂しさという気持ちにつけ入って、スタッフのやさしさに触れて、何度も足を運んでしまうという高齢者の心理を巧みに利用した、悪どい手口で騙すのです。

日用品が無料でもらえるという甘い入り口

皆さんの家のポストに、「会場に来てくれた方に、無料で醤油や洗剤をプレゼント!」というチラシが入っていたことはありませんか。

「タダなら、ちょっと行ってみよう」と軽い気持ちで足を運ぶと、そこには愛想の良いスタッフがいて、会場全体がとても楽しくて活気のある雰囲気に魅了されます。

これが、彼らの最初の罠です。

さらに販売員は、まるで家族のように親身になって話を聞き、優しく接して高齢者を楽しませてくれます。

そのため、「この人たちは、自分のことを分かってくれている」と強い信頼関係を築いてしまい、被害に遭っていることに気が付かないのです。

周囲が心配しても、本人は気が付かないという非常に厄介な状況に陥りやすくなります。

高齢者の健康志向

会場に通うようになり、販売スタッフと仲良くなり、雰囲気が盛り上がってきたところで、彼らは本性を現します。

彼らの最終的な目的は、高齢者に高額商品を売りつけることです。

「この磁気ネックレスをつければ、血流が良くなって驚くほど体が軽くなります」

「この高額な磁気治療器があれば、膝が痛いからといった病院通いはなくなります」

このように、高齢者の健康志向に付け入るという手口で、次々と健康商品を売りつけるのです。

数十万もする磁気ネックレスや、高額な羽毛健康布団、磁気治療器などがあります。

私たち70代にとって、体の節々の痛みや不調は本当に切実な悩みだからです。

彼らは、私たちの「健康で長生きしたい」という純粋な願いにつけ入り、「これを買うと元気になるなら……」と、つい心が揺らいで買ってしまうのです。

数百万円を失ったトラブルも

4年間にわたり500万円以上のサプリメントを購入した高齢者などがいたりします。

過量に次から次へと販売して、高齢者が支払い困難になるまで続けます。

本人が早く気がつけばいいのですが、周囲が気がついて止めさせたときには、保険を解約したり老後の資金を全て切り崩してしまったということがあるのです。

最初は「無料のモノだけもらって帰ろう」と思っていても、プロの巧みな話術と会場の空気に飲まれてしまうと、なかなか断れなくなってしまいます。

トラブルに遭わないためのアドバイス

もし、ご近所で「無料でモノがもらえる楽しい集まり」があっても、絶対に近づかないことが一番の防衛策です。

万が一契約してしまっても、以下のポイントを押さえて速やかに対応しましょう。

8日以内ならクーリング・オフが可能です。

SF商法の場合は、8日間以内であれば無条件で解約(クーリング・オフ)ができます。

過量販売による取り消しについて

 日常生活に必要な量を著しく超える商品を買わされた場合も、契約の取り消し等を申し出ることができます。

事業者に脅されても諦めない

 事業者から「クーリング・オフはできない」と嘘をつかれたり脅されたりして期間が過ぎてしまった場合でも、所定の期間経過後もクーリング・オフが可能です。

クーリング・オフの仕方

クーリングオフの仕方は、書面(はがき可)または電磁的記録で行います。

契約年月日、商品名、金額など契約を特定できる情報を記載し、クレジット契約がある場合は販売会社とクレジット会社の両方に同時に通知します。

期間が決まっているため、焦らず速やかに進めてください。

本人はなかなか騙されているという意識がないために、周りの人が早めに手続きすることと、わからないときは国民生活センターに聞くことをおすすめします。

詐欺の罠をはねのける最大の防御とは

高齢者を騙そうとする悪徳業者は多くいます。

高齢者を狙う悪徳業者は、言葉巧みにあの手この手で近づいて来るのです。

「自分は大丈夫」と過信せず、まずは業者の手口を知っておくことが一番の防御策になります。

SF商法は、高齢者の日常の寂しさや退屈につけ込み、販売員が親身な話し相手を装って近づいてくることから、頭では分かっていても、心の隙に入り込まれると後悔する結果になりかねません。

万が一会場に入ってしまい、高額な商品を勧められても、「いりません」とキッパリ断る勇気を持つことが大事なことです。

「タダより高いものはない」という意識を強く持ち、チラシや街頭での「日用品を無料で配ります」といった甘い誘いには絶対に乗らないようにしましょう。

日頃から日々の生活を楽しみ、心を満たしておくことこそが、悪質業者が入り込む心の隙をなくす最高の防犯対策となります。