年齢を重ねるごとに、私たちはしばしば「もう年だから」とか、「今からでは遅すぎる」という言葉を口にしてしまいがちです。
しかし、そんな私の背中を強く押してくれた、ある忘れられないエピソードがあります。
以前、ニュースで知った、神戸市に住むある89歳の男性の挑戦の物語です。
いくつになっても挑戦はできる
神戸市の明石駅前で写真店を営んでいる、89歳の男性は、東京に住む息子の家に、電動アシスト自転車に乗って9日間かけて、600キロを走破してたどりついたという出来事です。
夜はホテルや旅館などで宿を取りながら、無理をしない自転車の旅でした。
しかし、道中で春の嵐に遭遇したりして、雨の中で20回ほどこけたということです。
(神戸新聞社NEXT記事を抜粋掲載)
挑戦は小さなきっかけから
89歳にして東京まで行こうと思ったきっかけは、普段の買い物用自転車を、電動アシストに買い替えたことだったからだそうです。
坂道の多い神戸の街で、電動アシスト自転車は移動が大変楽になったことから、「この自転車ならどこまでも行ける」と感じたからだということです
この話を知った時に、私より一回り上の先輩の行動力に、私は胸を打たれました。
「シニアだから無理」なのではなく、「シニアだからこそ、自由に挑戦できる」という気持ちを持つということを教えられたのです。
新しいことを始めるきっかけは、大げさなものでなくて構いません。
まずは、心がワクワクすることや、思わず時間を忘れて没頭できるものを探してみることです。
大切なのは、夢の大きさではなく、そこに「情熱」があるかどうかであって、 自分が夢中になれるものを見つけること、それがすべてのスタートラインなのです。
シニアの挑戦
釣りやゴルフ、読書にカメラなど、老後の楽しみは挙げればきりがありません。
体を動かすことも、心を揺さぶる感動に浸ることも素晴らしいことです。
しかし、何を始めるにせよ、老後とは人生における何でもできる余白の時間です。
この自由な時間を使って新しいことに挑戦し、自分にとって意味のあることに情熱を注ぐ、 それこそが、老後の人生そのものを豊かにしてくれることなのです。
私の挑戦
ここで少し、私の挑戦についてお話しさせてください。
現在の私は、毎日のようにこのブログを書き続けています。
定年後、年金暮らしで目的もなく過ごしていた私が、「何か新しいことを始めなければ」と気づいたのがきっかけでした。
正直なところ、慣れないパソコンに向かって記事を書くことは、決して楽なことばかりではありません。
それでも、私が毎日こうして書き続けられる理由はたった一つです。
画面の向こうにいる誰かが、私の記事を読んで「役に立った」「元気が出た」と、少しでも笑顔になってくれるかもしれないことです。
そのために毎日アンテナを張り巡らせてネタを探し、同年代の皆さんに私の悩みや感動をありのまま届けることをしています。
覚えることは山積みで、朝から晩までブログのことばかり考えていますが、顔は見えなくても言葉を通じて誰かと繋がれるこの喜びこそが、今の私にとって最高の挑戦なのかもしれません。
老後の情熱は生きがいに通じる
89歳の神戸のシニアが、雨の日も風の日もペダルを漕ぎ続けて東京を目指したように、私も「誰かに喜んでもらいたい」という想いを原動力に、これからもブログを書き続けていくつもりです。
老後の挑戦に、遅すぎるということはありません。
あなたも、誰かのために、そして何より自分自身が楽しむために、新しい一歩を踏み出してみませんか。
ブログ、絵画、音楽、旅行、ガーデニング、形は何でも構いません。
退職して生まれた自由な時間は、自分にとって何が大切かを見つめ直す、人生における絶好のチャンスです。
老後を生きるとは、誰に遠慮することなく自分らしく生きることです。
情熱を持てる何かを見つけたとき、私たちの毎日は、今まで以上に充実した輝きに満ちたものになるはずです。
このブログでは、「趣味と脳トレ」について書いた記事もありますので参考に読んでみてください。