高齢者の健康管理におけるサプリメントの落とし穴

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年齢を重ねるごとに、健康への関心は高まります。

膝の痛み、高血圧、高コレステロールなど、年齢に伴う様々な健康問題に直面する中で、多くの高齢者が解決策としてサプリメントを摂取して健康体になるということを考えています。

しかし、最近の新聞報道でご存知のように、小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」というサプリメントの摂取による健康被害が問題になっています。

紅麹を原料に使ったサプリメントを服用した人が、腎臓への健康被害を訴え、これまでに4人が死亡したということです。

「紅麹コレステヘルプ」は、小林製薬が販売していたサプリメントで、主に血中コレステロールの改善を目的としています。

紅麹(こうじ)とは、米などの穀物に紅麹菌を培養させて作られる発酵食品で、中国では伝統的な食品や薬として用いられてきました。

紅麹には、血中の悪玉コレステロールを低下させる効果があるとされています。

しかし、今回、表面化した内容としては、その安全性に疑問符が投げかけられました。

このサプリメントを長く服用した人が、腎障害などを発症して、現在、100人以上の人が入院しているということで、まだまだ被害は拡大すると考えられています。

医薬品とサプリメントの違い

現代社会では、健康を維持し、さまざまな病気を予防するために、医薬品やサプリメントが広く利用されています。

しかし、これらは混同されがちで、正しい知識を持つことで、適切な健康管理を行うことができます。

医薬品は、病気の診断、治療、予防を目的として使用されるもので、医者の診察のもとに処方される薬と、薬局で風邪をひいた時など医者の処方箋がなくても買うことができる薬があります。

医薬品は、その安全性と有効性などが厳格に評価され、その作用は科学的研究と臨床試験によって明らかにされているということで、国によって承認された薬です。

服用に関しては副作用なども認められることから、医師の処方箋や薬局では薬剤師が販売しなければならないのです。

サプリメントは、食事からは摂取しにくい栄養素を補ったり、健康維持を目的とした栄養補助食品のことで、日常の食事からは摂取しづらい栄養素だったりを補うために、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素など、様々な成分が含まれている食品のことです。

栄養補助や一般的な健康の維持を目的としているために、病気の治療や予防を目的とはしていません。

そのようなことから、サプリメントは医薬品と比べて規制が緩やかで、その安全性や効果に関するものは、医薬品ほど厳密な科学的証明を必要としていないことから、健康補助食品を服用する際にはその成分と期待される効果を慎重に検討しなければならないのです。

健康食品について

健康食品には、特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品、機能性表示食品に分けることができます。

栄養機能食品は栄養分を補給する目的で販売されるもので、一般的な食品に栄養分であるビタミンやミネラルなどの栄養成分を含む食品のことです。

今回の小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」は機能性表示食品に分類されるのですが、機能性表示食品は特定の健康効果や体の機能をサポートすることを目的として、消費者庁へ安全性と機能性を届出ることで販売することができます。

それに似たもので、特定保健用食品(トクホ)というものがあって、トクホは有効性や安全性などを申請して、特定の健康の維持や改善に役立つことが科学的に証明された食品で、消費者庁の審査を経なければ承認されないのです。

従って、今回の「紅麹コレステヘルプ」は機能性表示食品であるために、消費者庁の承認を受けているわけではないので、どこまで服用において効果や副作用があるかなどは事業者に一任されているのです。

高齢者が健康食品としてサプリメントを購入する場合は、この分類をしっかり知っておかなければ、このような事件が起こる可能性があります。

サプリメントの安全性

健康と栄養補給に役立つサプリメントですが、使用する際には安全性に注意が必要なのは、今回のようなことが起こるからです。

サプリメントは、多くの国で医薬品とは異なるカテゴリーで管理されており、その安全性、品質に関する規制は比較的緩やかです。

これは、サプリメントが病気の治療や予防を目的としないためです。

しかし、消費者の安全を守るため、多くの国ではサプリメントの製造と販売に一定の基準を設けています。

一部のサプリメントには、ラベルに記載されていない成分や、重金属などの有害物質が含まれている場合があります。

製品のラベルに記載された成分量が実際と異なる場合があったり、これにより、摂取量の誤りや期待される効果の不一致が生じることがあります。

このように、サプリメントの過剰摂取は健康リスクを引き起こす可能性があるため、推奨される摂取量など安全性には十分に注意が必要です。

サプリメントにおいては、既存の病状、処方薬や他のサプリメントと相互作用を起こす可能性があり、予期せぬ副作用が発生することがあることから安全性には注意を払うことが大事なことです。

サプリメントは気軽に手に取ることができ、日常の健康管理に役立つと考えられがちですが、サプリメントに含まれる成分がすべて安全であるとは限らず、中には副作用を引き起こすリスクや、体質によっては健康被害を招く可能性もあります。

特に高齢者は、体の変化や既存の健康問題との相互作用により、予期せぬ健康リスクにさらされることがあることから十分な注意が必要です。

シニアにおける健康管理の重要性

年齢を重ねると共に、私たちの体はさまざまな変化を経験します。

これらの変化は、生活に直接影響を与える可能性があることから、そのために高齢者においては健康管理が非常に重要になってきます。

健康管理を適切に行うことで、高齢者は活力ある日々を送り、病気の予防や早期発見、治療につなげることができるのです。

健康な生活を維持するためには、バランスの取れた食事、定期的な運動、十分な睡眠が基本となります。

高齢者が健康を考えるのには、サプリメントに頼るのではなく、規則正しい生活とバランスの取れた食事によって維持されるべきなのです。

サプリメントは、その便利さから魅力的に映るかもしれませんが、必ずしもすべての人に安全で効果的とは限りません。

特に高齢者は、サプリメントの選択に際して慎重であるべきで、安易にサプリメントに頼るのではなく、適切な生活習慣を心がけることが大事なことなのです。

さらに、定期的な健康診断を受けることや、自分の体のことをよく知っているかかりつけ医に相談をして、自身の体に合った健康維持を見つけることが大切です。

今回の「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人の腎障害は、まだはっきりとした原因が解明されていないのですが、このサプリメントを常用していた人が発症していることから、サプリメント対する過信は禁物で、サプリメントの安全性に関する意識を高めることと、サプリメントの選択に際しては慎重であるべきなのです。