老後のシンプル生活をするべく机の引き出しなどの整理をしていたら、箱に入ったままの革の財布が出て来ました。
使った形跡はないまま引き出しの中に仕舞われていたのですが、誰かにプレゼントされたか自分で買ったか忘れていました。
ブランド品ではないのですが、財布の老舗メーカーのもので定価で2万円ぐらいします。
家の近くにある買取専門店に持っていけばブランド品なら高く値がつくものの、普通の財布ではいくら使っていないとはいえ引き取ってくれないか、値がついたとしても数百円というところです。
そこで、今までやったことはないのですが、評判のメルカリに出品してみることにしました。
メルカリについて
メルカリは、日本発のフリーマーケットサイトで、個人間での商品の売買ができ、ユーザーはアプリを通じて服、電化製品、時計、手作り品など様々な商品を売買することができます。
メルカリの特徴は、誰でも簡単に商品が出品でき、商品の写真や説明文を記入して、価格設定をアプリ上で自分で行える点です。
また、メルカリでは匿名配送をサポートしており、こちらの住所や相手の名前も分からなく、やりとりはニックネームで行い、メールでの商談が成立して商品を送るときは、メルカリからのQRコードで運送会社で配送します。
そのために、送り主にしても送られる相手にしても住所や本名は分からなく、お金のやりとりもメルカリを通さなければできないので、相手から代金を振り込まれた時点で、商品を送るように指示がきて、直接取引などできないように安全性を高めています。
このシステムでは、お金を振り込んだのに商品が届かないということがないように、お金は一度メルカリがプールしているために、商品を買った人が商品が無事に届いたということと、商品が偽りないものだったという送り主に対して評価した時点で契約が成立して、販売者にメルカリからお金を振り込むことになっています。
メルカリは販売手数料として、売った商品の10%と送料を差し引いた販売代金がメルペイで支払われます。
メルペイはそのまま他の支払いなどに使えるのですが、現金として自分が指定した銀行口座に振り込んでもらうこともできます。
その場合は、別途振り込み手数料が引かれた金額で振り込まれます。
このように取引に対するトラブルなどないように支払いはメルカリを介してすべて行うことから、金銭における安全は担保されているのですが、受け取った側がなかなか評価をしてくれなかったり、不当なキャンセル依頼がきたりします。
そのような場合は、購入者に対しても販売者が評価するので、トラブルを起こすような人に対しては評価が下がるようになっていて、取引の際に事前に相手を調べることができます。
このように、現金のやり取りを含んでいることから安全性に関しては万全を期していますが、メルカリは利用者の評価システムや、不適切な商品が出品されないように監視体制を整えています。
また、トラブル発生時のサポート体制も設けられており、ユーザー同士のトラブルがないように、解決に向けてサポートを提供しているので安全です。
メルカリ登録方法
メルカリにはスマートフォンまたはパソコンを使用して、メルカリサイトやスマートフォンアプリから登録することができます。
- スマホアプリのダウンロード: スマートフォンのアプリストア(Google Play StoreまたはApple Store)から「メルカリ」を検索し、アプリをダウンロードしてインストールします。
- アプリを開く: インストールが完了したら、アプリを開きます。
- アカウント作成: アプリのトップページで「新規登録」を選択します。
- 登録方法を選択: メールアドレス、Facebook、Google、Apple IDのいずれかで登録できます。好きな登録方法を選び、指示に従って情報を入力してください。
- 必要情報の入力: メールアドレスで登録する場合、指定された情報(名前、メールアドレス、パスワードなど)を入力します。
- 本人確認: メルカリでは、安全な取引のために本人確認が必要になる場合があります。必要に応じて、身分証明書のアップロードなどの指示に従ってください。
- 完了: 全ての情報を入力し、利用規約に同意した後、登録を完了します。これでメルカリのアカウントが作成され、すぐに商品の購入や出品が可能になります。
メルカリでの販売方法
スマホのアプリを開き、登録したアカウントにログインします。
スマホアプリの出品というカメラマークをクリックするのですが、その前に出品する商品の写真を撮っておきます。
写真は商品がよく分かるように一枚目には全体の写真を撮るようにしましょう。照明などに気を使って、商品が綺麗に見えるように写します。
いろいろな角度から分かるように何枚を撮ります。その時に、汚れがあるとか傷があるところは、写真を見て説明できるように、そこのところだけアップで写します。
後々、トラブルにならないように、正直に不具合などは写真に撮って説明しておいた方が良いからです。
それらの写真を、アプリの商品の情報入力のところに貼り付けます。
直接その場でカメラで商品を撮影して載せることもできますが、照明や背景も気をつけて撮影する方が、購入希望者にも良い印象が持たれるのでライブラリーに保存しておいた方が良いでしょう。
今回、私は財布を出品するので、財布メーカーのロゴマークや、財布が分かるようにいろいろなアングルの写真を載せました。
商品情報を入力する
商品名、カテゴリー、商品の状態、商品の説明を書きます。
私の場合は、〇〇メーカの革の長財布。カテゴリーは財布。商品の状態は、未使用といった具合に書きます。
商品の説明は、詳細に書くことで購入者の疑問を事前に解消し、スムーズな取引につながります。
例えば傷があるとか少し汚れているとかといったように書きます。
似たような商品が出品しているのを見つけたら、その人の説明を参考にして書いてみるというのも良いでしょう。
洋服などは家族の誰かが煙草を吸うか吸わないかということも記載しておくと早く売れます。
煙草の移り香を気にする人がいるからです。
配送方法については、配送料は出品者負担にして、ヤマト運輸のらくらくメルカリ便か、郵便局のゆうゆうメルカリ便というのを選びます。
メルカリ便にするのは、匿名で受け取ったり送ったりすることができるからで、それのほうが買い求めやすいからです。
価格を設定
価格の設定は、こちらで決めるのですが、早く売りたいのでしたら安く設定するのですが、価格に対してはこれも同じような人が出品している人もいるのでそれを参考にしてみてください。
競争力のある価格設定が重要ですので、メルカリ内で似たような商品の価格を事前にリサーチしておくと良いでしょう。
ただ、それも状態など考えて価格を決めなければならないのですが、メルカリでは検査機能で商品価格を比較するデーターや参考価格という表示で価格を教えてくれたりします。
出品する
すべての情報を入力し終えたら、「出品する」ボタンをタップして、商品の出品を完了します。
後は売れるかどうか待つだけですが、あまり売れないようでしたら設定金額を下げるという方法もあります。
購入希望者が現れた場合は、購入希望者とアプリ上のメールでやりとりします。
例えばもう少し安くしてもらえないかなどといって注文が来たり、商品についての質問などがきます。
それを親切に正確に答えることで購入希望者が気に入ってくれて、メルカリに代金を振り込んでくれればそれで商談が成立したということになります。
販売と発送
商品が売れたら、購入者からの支払いを確認し、約束された発送期間内に商品を発送します。
梱包はしっかりときれいに行い、できれば購入者に対してお礼の手紙を添えると、その後の取引がスムーズに行きます。
購入者の送り先などは、メルカリよりバーコードが送られてきて、コンビニかヤマト運輸の営業所などに持っていきます。
コンビニなどで商品を発送したら、アプリ内で発送通知を行い、追跡番号を購入者に伝えてあげると親切です。
購入者に届いたことが通知が来て、購入者から評価されると、こちらとしてもスムーズな取引ができたと、購入者に対して評価を送ればそれで全て取引が完了です。
私の財布ですが、当日に購入希望者が現れ13000円で販売することができました。
使用しなくなって引き出しの中に置いてあった財布ですが、思いかけずお金を手に入れることができたのです。
メルカリ登録はやってみると簡単ですので、高齢者でも挑戦してみることをおすすめします。
私は、それから気を良くして、家の中に使わなく置いてあった品々をメルカリで販売することにしました。
こんなガラクタと思えるようなものでも売れた喜びと、捨てるには勿体無いが誰かに使ってもらえるならといった気持ちが、メルカリを利用して良かったと思えたことです。
あなたもメルカリに挑戦してみませんか。